牛に曳かれて
善光寺

登録有形文化財に指定されている、豪華な造りのお風呂を楽しみ、美味しい信州の味を楽しんだ翌日は、今回のメインイベント 善光寺参りです。用事の為先に出発するメンバー2人を見送った後、残ったメンバーはゆっくり売店戸隠神社でお土産を物色してから、市内観光へを出発です。

長野電鉄で湯田中から長野駅へ移動します。善光寺駅手前の本郷は、先に出発したメンバーが幼少期を過ごした町で、今頃はかつて暮らした辺りを懐かしみながら歩いている事でしょう。10:14 長野駅に到着。荷物をロッカーに置いたら、タクシーで先ずは戸隠神社へ向かいます。

飯綱高原入口や飯綱山登山口を過ぎると、山中のドライブウェイとなり、30分ほどで戸隠神社 中社に到着です。お参りの前に、運転手さんに聞いたお蕎麦屋さんにとりあえず予約を入れます。そろそろお昼時とあって、店前は順番町の人達で大賑わい。ほんの数メートル離れたお蕎麦屋さんは、気の毒なくらいガラガラです。

名前を書く用紙の側には、「ただ今1時間待ち」の札が掛けられていますが、奥の机には「4時間待ち」の札も用意されています。あな、恐ろしやぁ。案内のお姉さんに、バラバラの席でも良いから順番が来たら呼んでもらうよう確認をして、ようやく神社にお参りです。社殿では丁度結婚式が畏くも厳かにとり行われていました。大きな杉のある境内を見学して、お蕎麦屋さんに戻りますが、まだ順番は来ないようです。近くのお土産さんをブラブラ覗いて時間を潰し、12:10 やっと声がかかりました。

全員が座れる小間座敷を用意してもらい、いよいよ待望のお蕎麦です。天ぷらも評判のお店ゆえに、全員で天ぷらソバをご注文。カラっと揚がった海老や山菜と共に、歯ごたえはあるけど喉越しのいい冷たいお蕎麦を頂きます。ツルツルッ、旨い!待った甲斐ヶがあるというものです。これで本日の最初のミッション、「戸隠神社で本場の戸隠ソバを食べる」が終了しました。

次は、最終にして最大のミッション、「牛に曳かれて善光寺」へと参りましょう。タクシーで一旦奥社まで回ろうと思いましたが、タクシーは杉並木まで入れないと聞き、時間の都合上今回は割愛し、善光寺に直行です。何せ、お蕎麦屋さんの1時間待ちが効いてます。13:40 善光寺に到着。

善光寺今年は7年に1度の御開帳の年でしたが、残念ながら5月一杯で終了。普段の善光寺さんですが、お戒壇巡りは通年しているので、内陣に入ってみましょう。ご本尊様が座られている瑠璃壇下の真っ暗な回廊で、それに触れれば極楽浄土からお迎えが来るというありがた〜い鍵が回廊の中間辺りにあります。係りの人から、手を腰辺りの位置にして壁を伝えば触れるという、これまたありがた〜いご助言を頂いて瑠璃壇下へと入ります。

真っ暗闇の中で、「あった?」「あったぁ!」の声が響きます。無事全員鍵に触る事が出来て、良かった良かった。お戒壇巡りでこんなにテンション上がるとは思わなかったという感想と共に、本堂を後にします。丑年に因み、「牛に曳かれて」やって来た善光寺ですが、肝心の牛はどこへ行ったのでしょう?確か牛の像が参道沿いにあったはず・・と探しながら歩いていると、とある休憩所の中に鎮座しているのを発見。どうも今日は休日のようです。閉まっているガラス戸越しに牛様とご対面をして、今回の目的を達成します。

山門前で記念写真を撮ったら、お土産さんが並ぶ門前通りをプラプラと散策です。信州名産おやきやお蕎麦屋さんが並ぶ中、あまりに暑いので信州味噌のお店で味噌ソフトを注文。味噌味アイスクリームの不思議な味を堪能し、これでもう思い残す事はなし。たっぷり信州の山と湯と味を楽しんだ3日間でした。

 今日のお時間
9:20 湯田中温泉 = 10:14 長野駅 10:40 = 11:10 戸隠神社 13:00 = 13:40 善光寺 14:45 =15:00 長野駅

 今日のお風呂     なし

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