今年の夏は、富士山を見ながら歩ける登山道がウリの三ッ峠へ行こう！と、5月には宿もおさえて行く気満々でその日を迎えますが、あいにくの雨予報。それでも、もしかしたら晴れるかも！？の期待をもって三島駅に集合します。
三ッ峠の登山口に近い河口湖は、電車より車の方が行きやすい所で、三島駅からも直通の高速バスが出ています。初日は移動だけなので、参加者の内数名はバスに乗る前に三島名物、うなぎを味わう事に決めますが、お薦めのお店がまさかの隣の駅！しかも伊豆箱根鉄道の方で本数があまりなく、ゆっくり食べていたらバスに間に合いません。うなぎか、バスかどちらを取るか・・ そ～りゃうなぎでしょ！という事で、バスを1本遅らせます。
うなぎ組でない1名は予定通りのバスで河口湖駅へ。先にお宿に入り、温泉に入りと、こちらはこちらでのんびりします。
18:00 うなぎ組も到着し、慌ただしくお風呂に入ったら早くもお夕食タイムです。甲州名物 ほうとう鍋も添えた豪華なお夕食を頂きながら、明日の打ち合わせをします。やはり、お天気はあまり良くなく、午後は更に下り坂のようなので、残念ながら今回は三ッ峠は断念。地図を眺めていると、元々三ッ峠からの下山に利用するつもりだった、天井山のロープウェイですが、この天井山にも登山道があるようです。
下りで15分とあるので、登ってもせいぜい30分程度、往復歩きでも楽勝ですが、せっかくなので下り
はロープウェイを利用して湖畔でお昼にしましょう。傘をさしながらでも歩けるハイキング道のようなので、今宵は安心して呑めますね。
翌朝は予報通りの曇り空。雨具・傘の用意をして 9:30 お宿を出発します。9:50 ロープウェイ駅の脇から天井山登山道を上がります。「あじさいハイキングコース」という名の道ですが、途中まではこの先旅館があるので、舗装された車道歩きです。ロープウェイを横目に坂道を上がり、旅館を過ぎると 10:00 大きな案内板がある登山道入り口に到着です。
小さな木橋を渡って、登山道に入ります。名残のあじさいを左右に見ながら緩やかな坂を上がって行きます。10:20 ナカバ平という広場に着きました。お天気が良ければここからも富士山が眺められるそうですが、今日は真っ白でな～んにも見えません。東屋でちょっと休憩しましょう。天井山を舞台に太宰治が書いたのか童話「カチカチ山」。その縁で天井山は別名カチカチ山とも呼ばれ、太宰の記念碑がこのナカバ平に建てられています。
10分ほど休憩したら、先に進みます。ポツポツと降ったり止んだりの雨時雨の中、20分ほどでロープウェイの山上駅がある富士見台に到着です。今まで殆ど人が居なかったのに、ここに来たら人が溢れていてビックリ。天井山の山頂はまだ先なので、人ごみをかき分けて奥へと進みます。
三ッ峠方面と書かれたアーチをくぐって、天井山への登山道へ入ります。三ッ峠への道を分けて坂を上って行くと、11:15 天井山の山頂に到着です。山頂広場には小さな祠がありますが、これは富士山五合目にある小御嶽神社から分祀されたものという事で、正面には富士山が見えるらしいのですが、ここも真っ白。まぁ、今日は富士山は諦めましょう。
富士見台に戻ってロープウェイで下ろうとしますが、乗り場は長蛇の列。あれだけの人が上がって来ているのですから、仕方ありません。20分ほど並んで乗り込み、湖畔の駅に戻って来ました。ここで本日第一部の終了です。
山のお時間
10:00 ハイキングコース入口 － 10:20 ナカバ平 －11:00 富士見台 －11:15 天井山 11:25 －11:40 富士見台
今日のお風呂 河口湖温泉 花水庭 おおや
泉質： カルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉
効能： 筋肉痛、疲労回復、慢性消化器病
