それでは第二部に参りましょう。一旦お宿に戻り、荷物を置いたり着替えたりしたら、さぁ、お昼です。河口湖は外国からの観光客も多く、メニュも英語が併記してあったり、お客さんが殆ど外人さんというカレー屋さんもあったりと、けっこう国際色豊かです。その中の一軒に入り、洋風ランチを頂きながら、午後の予定を確認します。
河口湖周辺には美術館や博物館が多いのですが、先ずはメンバーの中で一番人気の久保田一竹美術館へ。その後時間があれば湖畔めぐりをしよう!となりました。富士五湖は河口湖駅を起点として周遊バスが5ルートほど走っており、その中でなら乗り降り自由という便利なバスクーポン券も売られています。2日間有効で1500円と、とってもお得。
久保田一竹美術館は河口湖を半周するルート沿いにあり、昼食をしたレストラン前のバス停から乗車します。10分ほどで最寄りのバス停に到着。案内に従って歩いていくと、エスニックなデザインの豪壮な門が見えます。ここをくぐって小川沿いの道を行くと見えるのが、先ほどの門に呼応するような造りの建物の一竹美術館です。説明によると、門はインドの古城にあったものを組み合わせたものだとか。美術館の外観はアントニオ・ガウディのファン久保田一竹らしいデザインです。
館内は辻が花染の技法が映像で紹介され、着物の他に、一竹氏が収集していたトンボ玉や骨董品も展示されています。見事な辻が花の作品は着物というより、まさしく芸術です。併設の喫茶店でコーヒーを頂いてゆっくり過ごし、再びバスで戻ってくる頃には日も暮れ始めて来ました。今日はここまで、湖畔めぐりは明日にしましょう。
翌日もどんよりとした空模様です。こちらも本来なら富士山五合目手前にある奥庭へ行って、そこから五合目までハイキングという予定でしたが、このお天気では景色も望めず雨の中を歩くだけ・・になってしまいそうなので、「バスで行く富士五湖巡り」に予定を変更します。そうと決まれば今日はバス旅なので、傘だけ持って出発です。
富士五湖とは言いますが、山中湖だけは方角が違うので、今回は河口湖を含め、四湖めぐりです。最初は一番遠い本栖湖まで一気に行きましょう。着いてみると、あ~ら、誰もいません。河口湖の喧騒がウソのようにひっそりと静かな本栖湖です。30分ほどして折り返しのバスで次の精進湖経由で富岳風穴へ向かいます。
神秘的なブルーに光る富士の天然氷を見物したら、再びバスに乗り西湖を半周して河口湖に戻って来ます。車窓から見るだけもありましたが、一応富士四湖めぐりの達成です。
雨のお陰で肝心の三ッ峠を初め、当初の予定がことごとくひっくり返りましたが、関西からだとなかなか来れない富士五湖界隈を楽しみました。次こそぜったい富士山を見るぞ!
富士四湖めぐり
河口湖駅 9:05 - 9:52 本栖湖 10:26 -10:44 富岳風穴 11:29 -12:07 宝石博物館 - 12:30 温泉街
今日のお風呂 河口湖温泉 花水庭 おおや
泉質: カルシウム・ナトリウム硫酸泉・塩化物泉
効能: 筋肉痛、疲労回復、慢性消化器病