大阪 8:54発の「しなの」に乗れば、黙ってても塩尻まで連れて行ってくれる・・はずだったのに!!大阪駅まで来てみれば、高槻−山崎間で人身事故があり、何時に出発するかさえ分からない状態です。最初は「少々の遅れ」のアナウンスでしたが、電車が入って来ても30分待ち、1時間待ちと時間ばかりが過ぎて行きます。大阪駅から乗るメンバーの他に、当の高槻在住のメンバーは急遽阪急線で京都へ向かうものの、京都駅で足止め。新大阪へ回って新幹線で名古屋へまで行く案も出ましたが、下手に動かずこのまま待とう・・というリーダーの意見で、動かない電車に乗ってひたすら待ちます。
一本前の「しなの」で一足先に塩尻に着いた幹事さんは、塩尻駅で皆様のご到着を待ちます。クーラーの効いたホームの待合室からは、遠くに八ヶ岳の峰々が眺められ、お腹が空けば立ち喰い駅ソバ店でかけ蕎麦一杯かき込めるし、コンビニはあるしトイレはきれいだし、なんと快適な駅ライフ! 大阪より逐一入る遅延状況を見ては、駅に到着確認したり、更にはタクシー会社や山小屋に連絡を取ったりと、待合室はさながら出張事務所のようです。
結局、約2時間弱の遅れで「しなの」は塩尻駅に滑り込み、全員が揃ったら「あずさ」に乗り換えて茅野駅へと向かいます。
すっかり様変わりした茅野駅に感心するヒマもなく、待ち構えていたタクシーに乗り、一路白駒池へ。白駒池駐車場に到着したのが、16:30。本来なら小屋についてマッタリしている時間です。陽もだいぶ西に傾いて来ましたが、そこは真夏のこと、白駒池から高見石小屋まで約1時間、もうしばらくは明るさも大丈夫でしょう。とりあえず、白駒池まで移動して、身支度しましょう。なんたって、優雅な駅ライフを過ごしていた幹事さんの足元は、ビーサン!のままですから。
16:50 夕暮れの静かな白駒池から、以前も歩いた高見石小屋への道を上がって行きます。ずぅ〜っと乗り物に座っていた足には、最初の木道と階段に続く、ゴロゴロ岩の道がキツい。後ろからいつものように「休憩〜!」の哀願の声が聞こえますが、いつものように坂の途中・・(以下省略)で却下。もう少し広い所で・・と宥めすかせながら上がります。17:20 標高約2200m地点で、ようやく休憩です。え〜、実は高見石小屋は標高2300mなのですよ、皆さま。またまた、やってしまいましたね、目的地目前の休憩を。
周辺にはそこはかとな〜く、焼肉の匂いが漂っているような気もします。「今晩のオカズちゃうか〜」と冗談交じりに話していたのですが、休憩を終えて歩き出してすぐに発電機のウィ〜ンというモーター音も聞こえてきました。17:30 はい、小屋に到着です。休憩地点から5分も歩きませんでしたねぇ。
到着を6時頃と伝えておいた為、夕食は2回目、6時半からということなので荷物を置いたらちょっと高見岩まで上がってみましょう。とりあえず、今日の最高地点で記念の写真です。白駒池が濃い夏の緑の中にポッカリと浮いています。
2回目ともなると大岩の歩き方も慣れたもので、ホイホイと岩を越えて下りて来たら、小屋のテラスで夕食を待ちます。テラスの端では、今日唯一のテント泊をされている青年が夕飯の準備をしています。聞けば、明日は天狗経由で本沢温泉へ降り、その後は南アルプス縦走へ向かうとか。
青年の前途を祝して?一緒に記念撮影です。そうこうしている内に「ごはんですよ〜」の声がかかり、テーブルについてみれば、先ほどの焼肉の匂いは当たらずとも遠からじ、今晩のおかずは牛肉の甘辛煮?要は牛丼に乗っているアノ煮込みです。我々の嗅覚も満更でもありません。
夕食後は薪ストーブの周りで、まったりと明日の打ち合わせやら何やら、おしゃべりの時間。ストーブの中でちょろちょろと上がる炎は、何となく気持ちを穏やかにしてくれます。夜は真っ暗になるスリリングな外のトイレへ行ったら、明日のためにゆっくり横になりましょう。因みにこちらの寝具は、な、な、なんと羽毛布団でございます!
それでは、おやすみなさ〜い・・ZZzzz
今日のお時間
16:30 白駒池駐車場 − 16:40 白駒池 16:50 −(休憩1回)− 17:30 高見石小屋
今日のお風呂 なし