穂高1日目
岳沢

集合場所の新大阪駅、千成ひょうたん前は団体さんの集合場所でもあり、7:30に着くと、誰がどこに居るのやらサッパリ分からない程の混雑ぶり。「さわやか軽井沢と清里散策ツアー」の○○旅行の方々が移動され、ようやくメンバーの顔が見つかります。早々に改札口に進み、7:53発の〈のぞみ4号〉に乗車です。8:45 名古屋着。ここでお昼用に、名古屋といえばみそカツ弁当(\850)だぎゃぁ、その他、炊き込み御飯が美味しいお握りとおかずが2段になった中山七里弁当(\1000)を買い込んで、9:00発の〈しなの7号〉に乗車します。登山装備の人はあまり見かけませんが、それでも座席はすべて満席とか。11:00 松本着。ここで松本電鉄に乗り換えて、新島々に向かいます。電鉄のホームでは線路の真中に亀を発見!枕木をエンエンと乗り越えて行きますが、意外と歩みは速いもんです。小さい亀さんなので、電車には轢かれないでしょうが、心配なので丁度線路の清掃に入っている保安員さんに一言いうと、「はぁ、そうですか。アァ、ほんとだ」といたって平静。もしかしてこの亀さん、常習犯なんでしょうかねぇ。

河童橋から望む穂高さて、電車の中で先ほどのお弁当をいただきながら30分、新島々到着です。ここからバスに乗り継いでいよいよ上高地です。沢渡までは順調に走ったものの、段々とスピードダウン。釜トンネル前の信号で約30分待ち。トンネルを抜けると、大正池に近づくにつれ路肩には大型観光バスの大行列。道が駐車場代わりになっている様です。13:50 ようやく上高地バスターミナルに到着です。朝から長い道のりでした。何やら、テレビの中継車が1−2台停まっていて、そう云えばNHKが長野特集をするとか言ってたなぁ・・と横目に見ながら、時間も遅くなっていることですし、先に進みます。しか〜し、この長野特集が、た、たいへんな事に!! このお話は2日目に乞うご期待!

河童橋でさぁ、出発上高地と言えば、何はなくても河童橋。これはもうお約束の河童橋から望む穂高を見なければなりません。そして河童橋をバックに決意も新たな今回の参加者。さぁ、これから楽しい穂高黄葉・紅葉の旅の始まりです。

14:30 岳沢登山口から入ります。乗り物の長旅で足が鈍っているのか、約20分であえなく最初の休憩。これまでザックと両手に分けていた荷物が、一気に背中にのしかかって身体が慣れてないこともあるのでしょう・・と苦しい言い訳をしつつ樹林の中を登っていくと、目の端をサッと掠める物体が・・。穂高のおサル発見!「山道でサルに出会うと、雨が降る」と言われていますが、お尻だけの後姿なので、まぁ、明日のお天気は大丈夫かな・・?

天然クーラー風穴おサル遭遇から約20分ほどで、標識(プレート)7、「天然のクーラー、風穴」が右手に現れます。いや〜、ほんまに涼しいわぁ〜。穴から涼風が噴き出しています。ザックを降ろして背中を風に当てる人、正面から当たる人、おや、いくら汗をかいたからって頭を突っ込まんでも、、、いや、しかしお気持ちは分かります。この穴の奥にビールでも隠しておいて、下山時に寄ればよう冷えてるやろな〜などと言いながら、先に進みます。

穂高の黄葉風穴から歩くこと40分、15:55 プレート4の下でちょっと休憩。眼下の上高地は色づいた黄葉が緑の森に映え、ホテルの赤い屋根が差し色の様に鮮やかに引き立ちます。周りを見渡せば、明神・前穂・奥穂・西穂の岩稜に縁取られた、錦繍の織りなす屏風といった風景が、疲れを吹き飛ばしてくれます。

時節柄、行き交う登山者も多く、道を譲り譲られつつ、一歩一歩足元を確認してフト、脇で待っていてくれている下山者の足を見て、ンッ?何かヘン、えっ〜、サンダル!? 慌てて視線を上げれば、街中を歩くパンツ姿に手提げバッグの彼女。彼氏もふつうのシャツとチノパンツに、よく見かけるウォーキングシューズ。しかも厚底サンダルの彼女は素足です。聞けば岳沢ヒュッテまで登っての帰り道とか・・・。石や岩がゴロゴロしたこの道、よく足の爪剥がさずに歩いているものです。岳沢までの登山道はよく整備され、確かに「ハイキング気分」とか「ワンデイウォーキングを楽しむ」などと、ガイドブックにも書かれていますが、郊外の森林公園の遊歩道と同じように思われてしまうのは、ちょっと考えものです。本人同士はいたって楽しそうで、にこやかに「コンニチワ」と挨拶していますが、ここから先、上高地まで彼女の足の爪が無事である事を願わずにはいられません。

登山道でカモシカプレート3辺りから傾斜がやけにキツクなり、サンダルショックも薄まって来た頃、新たな動物が現れました。カモシカです。ニホンカモシカの大きな黒い瞳が、道のすぐ脇から登山者をじっと見つめています。近寄ってもあまり怖がりませんが、さすがにカメラは苦手らしく、レンズを向けるとくるりと踵を返して、潅木の中に消えて行きます。ここでリーダーのありがた〜い一言。「サルが雨なら、カモシカを見ると雪でも降るんちゃうんか」、、な、なんてことを・・。

16:20 プレート2で一休み。そろそろバテ気味ですが、サンダル姉さんを含め、色々な動物に遭遇した興奮に引っ張られ、道なりに左に回り込むと行く手に今日のお宿、岳沢ヒュッテが見えて来ます。プレート1、その名も小屋見峠でホット一息。ガレの岳沢を横切って対岸に渡り最後に一汗かいて、16:45 岳沢ヒュッテに到着です。

岳沢から夕陽の穂高部屋に入る前に、眺めの良いテラスで、とりあえずビールを一杯、プハ〜、生き返りますねぇ。折りしも穂高連峰に夕陽があたり、ビールのアテにはもって来いの情景となって来ます。宿泊の手続きを終えた幹事さんからは、思いがけない話もあり、とりあえず一杯の場は大盛り上がり。

消灯が9時のため、夕食後は早々と布団にもぐり込みますが、窓越しに、都会で見るのとは一回りも大きさが違う、満天の星を眺め、明日への期待は否が応でもふくらみます。それではみなさん、おやすみなさ〜い。

                           
                
                         
                   

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