2日目
めざせ!仙丈

出発4時出発の団体さんがゴソゴソと用意している音で、目が覚めます。こちらは5時出発の予定でしたが、いったん目が覚めてしまうと結局起きてしまうんですよね〜。これって歳?いやいや、お楽しみが目の前にぶら下がっているんで、ワクワクして眠れない♪・・ってことにしておきましょう。せっかく早起きしたので、朝食をここで食べてしまいます。荷物は少しでも軽くしたいですからね。1列に並んで点呼をしている団体さんを見送って30分後、4:30 我々も薄明かりの中、出発です。

二合目

4:55 一合目通過。ヘッドランプはもう要らないくらいの明るさになってきます。5:05 二合目を過ぎたちょっと広い場所で、かる〜く休憩です。ここまでは、穏やかな朝まだきの樹林帯の中を、朝のお散歩という雰囲気ですが、三合目に近付くに連れ、段々と岩がゴロゴロの登山道となってきます。

三合目付近

5:40 三合目でちょっと足を止めます。昨日駒ケ岳SAで仕入れた甘いトマトが、口に爽やか!でも周囲は霧というより低い雲の中に突入している為か、乳白色のモヤの覆われて景色は何も見えません。

6:00 四合目の標識を横目に進み、6:20 五合目・大滝の頭に到着。本来はここで朝食予定だったので少し長めに休憩です。

大滝の頭この間も、雲が晴れたり下りてきたりと、樹林帯の中ということもあってあまり展望が良い道とは言えませんが、その代わり様々な高山植物が目を楽しませてくれます。

名前が分かるだけでも、ウサギギク、ゴゼンタチバナ、トモエソウ、イワベンケイなどなど・・。今回は我が会のお花博士が揃い踏みなのですが、それでも名前が分からないお花も多く、とりあえず写真を撮って花の名前を調べるのが、帰ってからの宿題です。

北岳とその奥に富士山相変わらず、岩がゴツゴツした道を登って気が付くと、森林限界を越えたのかツガやブナの原生林から、ハイ松や石楠花といった低木帯に入ります。

足元ばかり見ていると誰かに、「ちょっと後ろを見て!」と声を掛けられ、振り返ると、まぁ〜、なんということでしょう!雪渓とみまごうばかりの白い山頂を抱いた甲斐駒ケ岳、それに並ぶはギザギザの稜線を誇る鋸岳、右手に視線を移せば、逆光に黒くどっしりと聳える北岳、そしてその後ろに控えしは、日本一の富士山!です。

小仙丈への道こちらは、いつの間にか雲を抜けてしまいましたが、望む甲斐駒、北岳には上から下から横からと縦横無尽に雲がかかります。7:00 眺めの良い場所でちょっと休憩。この展望をしばし楽しみましょう。

小仙丈岳へ登る道はあまり傾斜のないゆったりとした尾根道ですが、この辺りで既に2500m。2500mを過ぎると足一つ上げるにも結構堪えるとかで、お花を見ながらゆっくりと上がって行きます。

甲斐駒ケ岳

左手に小仙丈カールを見ながら少しずつ高度を稼いで、7:30 小仙丈岳に到着です。甲斐駒ケ岳が段々と目線に近付いて来てますね〜。雲の流れが速く、山頂は見えたり隠れたりで、写真を撮るにもシャッターチャンスを狙うのが至難の技。その雲のずっと向こうに微かに見えるのは、穂高の山並みです。うっすらと尖って見えるのは槍の穂先でしょうか。

小仙丈岳目指す仙丈ケ岳はまだずっと先。ここでまったりしている訳にもいきません。水分補給をしたら先に進みましょう。

石楠花も姿を消し、ハイ松が緑の絨毯を敷いたように地面を覆っています。目の前に延びる見晴らしの良い尾根道を辿って、8:30 「あともう少しやん!」と渋るリーダーをなだめすかして、仙丈小屋への分岐でちょっと休憩です。

最初はここでちょっと仙丈小屋に寄って、最新の水洗トイレを拝ましてもらおうと思っていたのですが、仙丈ケ岳の山頂が見え始めると、そんな予定あった?状態。しかも、雲が切れる確率小仙丈から仙丈ケ岳は午前中、それも朝の内の方が高いと聞くや、逆に「早う行かな!」

藪沢カールの山腹を、カール底に建つ仙丈小屋を見下ろしながら半周する様に歩きます。山頂は見えるのだけど仲々近付かず、それでも山頂に立つ人の姿がハッキリと分かる様になってくれば、あともうひと登り。

直下は階段状になっていて、これが又、段差が高い!最後のひと踏ん張りでここを越えると、9:00 お疲れ様でした、仙丈ケ岳山頂に到着です。4回の休みを入れて約4時間半の歩行時間。まずまず標準タイムで納仙丈ヶ岳直下まりました。

頂上は意外と風が強く、じっとしていると汗が飛ばされて寒いほどです。この強い風で雲も動きが速く、切れたかと思えばすぐ下から湧いてきて周囲の景色も見えたり隠れたり。山頂には既に大勢の人が居ますが、大仙丈岳へ通ずる道は誰も歩く人がなく、見下ろす大仙丈岳山頂も人影一つありません。この道は仙塩尾根と呼ばれ塩見岳への縦走路ですが、歩くのがばかばかしいほど長いので、別名馬鹿尾根と呼ばれるそうですから、あまり人気はないのでしょうか。

一人、地図を見入っている仙丈ケ岳若い青年が、「これからこの道を通って両俣小屋に下り、翌日北岳に登ります」と話されていましたが、果たしてこの馬鹿尾根と大仙丈の山頂を一人占め出来たでしょうか。

そうこうしている間にも、次々とグループが上がってくるので、こちらはそろそろ下りることにしましょう。

下りは、藪沢コースを取りますがそのお話は、また次のページで・・




下りコースへ



トップページへもどる