水郷めぐりと 安土信長の館

休暇村明けて2日目、残念ながら相変わらずのどんよりした空模様です。昨日の夕焼けは何だったんだ!ただ、今日は午前中は水郷めぐり、午後は安土の信長の館を訪ねるので、雨でもなんとか行けるでしょう。

お宿を後にし先ずはバスで昨日通り過ぎた船乗り場へ向かいます。実は昨日、日牟禮八幡宮からあの大混雑のラコリーナへ行く途中、たまたまこの水郷めぐりの船頭さんと途中で一緒になり、道順など教えてもらっていたのでした。8人乗りの船なので大きなザックは受付の棚に預けて、和船に乗り込みます。バランスを取るのにコツがあるらしく、一人一人順番に向かい合って座っていきます。11:00 それでは出発です。

水郷めぐり細い水路から広い堀へと漕ぎ出しますが、目線の先はヨシの茎ばかりで、今どの辺にいるのかサッパリ分かりません。船頭さんの案内で目を上げると、昨日行った八幡山の瑞雲寺の屋根が木々の合間に見え隠れします。山で大体の位置は分かったものの、その後も船は堀をあちこち回り再びここはどこ?状態です。船の左右では、サギが水際でじ~っと立ってたり(船頭さんいわく、エサを狙っているのだとか)、カイツブリがヒョイと水に潜っては思わぬところでヒョコっと顔を出したり、亀が日向ぼっこしてたりと、水辺の生き物の生活が垣間見れます。

1時間半ほど船に揺られ、遠くに昨日行ったラコリーナの古城の屋根が見えたら、そろそろ水郷めぐりも終わりです。船を降りたら再びバスで近江八幡駅へ向かいます。駅では電車が来るまで20分ほどの待ち合わせ。さっき船でお昼を食べそびれた人はここでつかの間のお弁当タイム。パンやおにぎりをほおばります。

安土電車に乗れば安土はお隣の駅ですので、アッという間に着いてしまいました。駅前の案内所のロッカーに大きな荷物を入れて出発です。最初は車道を行きますが、「信長の館」の案内板で車道を離れ、近江米の青々とした稲穂が風に揺れる田んぼの中の道を、歩きます。

建物に向かってまっすぐ伸びる1本道を進み、14:00 「信長の館」に到着です。正確には安土文芸の郷という施設で、到着したものの何やら建物がいっぱいで、さて「信長の館」はいずこに? 手前はどうも体育館やホールらしく、地元の人が盛んに出入りしています。「信長の館」はその裏手のようなので、グルっと回ってようやく辿り着けました。

信長の館「信長の館」は安土城天主の内部を復元しており、中でも金箔の障壁画が何面も並ぶ「黄金の間」は圧巻で、安土城がいかに絢爛豪華であったかが分かります。また安土城内や城下町の様子をCGで再現した映像も見られるのですが、なにしろどれも著作権があるとかで、写真はOKなのですが気軽にネットにはあげられないのが残念。ご興味のある方は、CG映像のダイジェスト版が「信長の館」のHPで見られるので、そちらへどーぞ。

「信長の館」の後は、隣接する考古博物館へ。琵琶湖畔に限らず、滋賀県内の古代遺跡から発掘された出土品や、信長・秀吉関連の古文書が展示されています。ゆっくり回ってロビーに戻ってくると外は土砂降り。あれま、この雨の中あの田圃の道を歩くんかいな・・。メンバーの一人が地元のタクシーに電話しますが、元々台数が少ない上にこの雨で出払っているのか、あと1時間くらいかかるというんじゃ仕方がない。覚悟を決めて歩きましょう。

頼りない携帯傘で肩や足元を濡らしながら、何とか駅に戻って来ます。ロッカーの荷物を取り出してタオルで拭いたり乾いたシャツに着替えて、ほっと一息。あとはまたまた電車で一駅、近江八幡へ戻り新快速に乗り換えて一路大阪へ帰ります。終始雨にたたられた今回の近江の旅ですが、とりあえず近江牛と念願のランチは押さえ、一応八幡山にも登ったし、自粛自粛の毎日で淀んでいた気持ちが、少し軽くなったので良しとしましょう。皆の者、ご苦労であった。

 本日のお時間
10:13 休暇村==(バス)== 10:50 水郷めぐり 12:30 -13:00 近江八幡駅 13:18 == 13:21 安土駅 
-14:00 信長の館・安土城考古博物館 15:30 - 16:00 安土駅

 本日のお風呂   なし

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