大山から 鶴巻温泉

2日目はお江戸の時代より人気の大山詣り、伊勢原の大山です。ケーブルがあるのも魅力的。こちらも7年前に歩きましたが山頂へ行ってなかったので、今回はケーブル山上駅から山頂を回ってぐるっと一周するコースです。それでは出発しましょう!

こま参道ホテル前のコンピにで各自お昼のお弁当を買ったら、先ずは大山ケーブル駅行のバスが出る、伊勢原駅まで移動です。ここで活躍するのが小田急線が販売している「丹沢・大山フリーパス」というお得なキップ。2日間小田急線の渋沢駅と本厚木駅間が乗り降り自由、それに加えこの区間の駅から丹沢の山々の登山口まで行く神奈中パスも乗り放題、更に大山ケーブルも乗り放題で、たったの1970円とは、何という太っ腹!これは使わない手はありません。

フリーパスを手に伊勢原駅まで来たら、ケーブル行きのバスに乗り換えます。緊急事態宣言も解除された為か、結構混んでいますね。終点のバス停こそ「大山ケーブル駅前」となってますが、実際はケーブル乗り場まで、階段状の大山ケーブルこま参道が約15分続きます。伊香保や金毘羅の階段も有名ですが、このこま参道の階段も半端じゃありません。階段総数実に362段!

左右に並ぶお土産屋さんを覗く気力もなく、黙々と階段をこなしていきます。前回来たメンバーはこんな階段あったかなぁ~と言いながら、最後は青息吐息で上って行きます。7年前はまだまだ体力があって、アッという間に上ったからあまり覚えてないのかも知れませんね。ようやく階段も終わりが見えてきたなぁと思ったら、なんとケーブル駅前は長蛇の列。さすがお江戸で人気の大山です。15~20分ほど並んでケーブルに乗り、10:10 ようやく阿夫利神社下社に到着です。

下社紅葉に囲まれた境内は、老若男女で賑わっていますが、その中をぬって登山口へと進みます。10:20 それでは大山山頂へ出発です。大山は山自体が信仰の対象なので、正確には登山ではなく登拝。登拝門で初穂料を箱に入れ、置いてあるお守りを頂いて門をくぐります。

登り先ずは又しても石段が待ち受けていますが、いつの間にか山道へと変わって行きます。山道は幅が広いので見た目緩やかなようですが、歩いてみるとけっこう急です。木の根に足を引っかけないよう注意して登りましょう。11:28 十六丁まで上がって来ました。因みに山頂までは28丁あります。

十六丁で少し休んだら、先に進みます。15分程で二十丁の富士見台に到着です。残念ながら今日は雲がかかって富士山は見えませんが、昨日十分堪能したので、まっいっか。更に30分程上がると、12:20 ヤビツ峠への分岐を通過します。ここまで来たらあともう少し。向こうの方に鳥居が見えて来ました。12:35 鳥居をくぐって上がれば、待望の大山山頂です。

山頂「阿夫利神社本社」と書かれた石標の横の階段を上がると本社ですが、その隣にお茶屋さんが並んでいるので、失礼ながらお茶屋さんと一体化しているように見えます。本社にお詣りしたら、さぁ、お昼です。本社の裏手に広場があるというので回ってみると、まぁ、大勢の人がお食事中。なかなか場所が見つかりませんが、階段状になっている場所に何とかスペースを見つけました。コンビニのおむすびとカップみそ汁だけのお弁当ですが、眼下には相模湾まで見渡せる景色、目を上げれば真っ青な空に刷毛ではいたような白い雲が浮かぶ秋空と、おかずには事欠きません。

海と空の眺めを堪能したら、そろそろ下りましょう。その前にトイレへ・・と行ったのが大誤算。女子トイレ前は長蛇下りの列です。中には男子トイレが空いてるスキに「今だけ男」となって使用する強者も居ますが、それでもなかなか列は進みません。どうも3つある内の1つが故障しているようです。約30分近く待ってようやく順番が回って来ました。やれやれ、13:40 では、見晴台に向けて出発です。

最初はゆるやかな道を下りて行きます。写真では人がいないように見えますが、実はけっこう人が連なって歩いています。景色を眺めながらゆっくり歩いている人や、小さなお子様連れの方々の間を縫うようにして、下って行きます。案内マップでは「雷(いかづち)ノ峰尾根」と、何やら恐ろし気な名前で、さぞや稲妻のようにジグザグの尾根道なのかと思いましたが、それほど急なつづら折りではない様子。ただ、階段の下りが続くので膝にはちょっと厄介です。更に鞍馬の木の根道を彷彿とさせる道となり、急坂とクサリと木の根という家族向けのコースとは思えない箇所を過ぎると、14:50 見晴台に到着です。

見晴台やれやれ、ここまで来たら阿夫利神社下社まではあと少し。ちょっと休憩しましょう。見上げれば山頂ははるか遠くに見え、いつもながらよう歩けるもんです。人間の足はすばらしい!10分程休んだら、最後の歩きです。15:20 二重滝を過ぎると遊歩道風な道になり、約10分で「おつかれさまでした」の看板に迎えられて、下社前に戻って来ました。実は往きの十六丁目辺りで引き返し、下社前で待っていたメンバーに、ケーブル駅もすでに行列になっていると教えられます。この後、16:20発の鶴巻温泉行の直行バスに乗る予定なので、これに間に合わないといけません着いた~とゆっくりする間もなく行列に並び、トイレも交代に済ませます。

下社ケーブルも本来は20分間隔の運転ですが、折り返し運転でこの行列をさばきます。げに恐ろしき紅葉シーズン! 16時発のケーブルに乗車はできましたが、さぁ、あの階段の参道を駆け下りて20分発のバスに間に合うか?! 先頭は何とかバス停に辿り着きますが、長い階段の下りに苦戦しているメンバーを待つ間に、「鶴巻温泉行バス、出発しま~す」の声とともにバスは出発、あともう少しだったのに残念。直行バスはもうないので、一旦伊勢原駅まで戻り、電車で鶴巻温泉まで行き今日は「弘法の里湯」へ入りましょう。しか~し、ここでも男性は順番待ち。女性は入れるという事で、女性陣は先に中へ。ここでもあの「丹沢・大山フリーパス」で割引料金となります。ありがたやぁ。

男性陣もほどなく入れたようで、1時間ほど温泉でゆっくりしたら再び電車で本厚木へ戻ります。前回好評だった焼き鳥屋さんを探しますが、なんせ7年前。なくなってしまったようなので、ホテル内の中華で夕食と打ち上げです。各自スマホの歩数計を見ると、大体14000歩、距離にして約10㎞です。今日もよう歩きました、お疲れさまでした。では、カンパ~イ!

   

 本日のお時間
こま参道入口 9:00 - 大山ケーブル駅 9:50 -10:10 阿夫利神社下社 -10:20 登拝門 -11:30 十六丁 -11:45 富士見台 -12:35 山頂 13:40
-14:10 雷ノ峰尾根 -14:50 見晴台 -15:20 二重滝 -15:25 阿夫利神社下社

 本日のお風呂      鶴巻温泉 「弘法の里湯」 (1000円)
         泉質: 弱アルカリ性 カルシウム・ナトリウム塩化物泉
         効能: 神経痛、筋肉痛、きりきず、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 etc

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