仁淀川探索 にこ淵と東滝

高知県で清流と言えば四万十川が有名ですが、高地には水質ランキング5年連続第一位という仁淀川があります。今年の秋の特別例会は、仁淀ブルツガニランチーと呼ばれ、いの町から越知町にまたがる人気の仁淀川流域を歩く山旅です。4年前天生湿原でガイドをお願いした方が高知に移住しており、今回も魅力的なコースをご用意してくれました。楽しみやわぁ。

関西から高知県へはいくつかルートがありますが、今回は新幹線とマリンライナーで坂出に渡り、坂出からはガイドさん手配の専用ジャンボタクシーで高知へ入ります。高松自動車道~高知自動車道と乗り継ぎ、1時間半ほど走って駅でガイドさんと合流後、そのまま昼食に直行です。

向かったのは、仁淀川名物「ツガニ」料理が人気の川沿いの食堂。テラス席からゆったりと流れる川を眺めながらの昼食です。メインはもちろん「ツガニ汁」。ツガニとはいわゆるモズクガニの事ですが沈下橋、殻を砕いて出し汁ととっているそうで、カニのエキス一杯の「ツガニ汁」です。

副菜には、こちらも地元の野菜「りゅうきゅう」。シャキシャキした食感でガイドさんいわく、この辺りではどこの家でも食べている、はす芋と呼ばれる里芋の茎だそう。この食堂、とんびの餌付け?でも有名で、お店の人が「パンだよ~」と叫ぶと、どこからともなくとんびが飛んできます。

にこ淵地元の幸を堪能した後は、仁淀川にいくつか架かる沈下橋を見物しながら、仁淀ブルーを一躍有名にした「にこ淵」へ向かいます。道路から急な道を下ること約10分、仁淀川の支流から流れ落ちる滝の滝つぼが深い蒼色をしているにこ淵です。知る人ぞ知る場所だったようですが、どうやって知ったのかある外国の方がネットにあげて一気に有名になったのだとか。

東滝今や駐車場も備えた人気スポット、多勢の人が狭く急な道を上がり下がりしています。小さな淵の一画にはダイモンジソウが群生していて、多くの人がスマホを構えています。我がメンバーも滝つぼに落ちないように踏ん張りながら、写真撮影に奮闘中。狭い場所なのでそろそろ他の人と交代しましょう。

にこ淵を出たら、ガイドさんお薦めの東滝を見学します。にこ淵から再び車で移動し、14:30 東滝登り口から山へと入ります。夏の台風の影響でしょうか、竹が曲がったり折れたりして散乱する脇を、親東滝切に何度も出てくる標識を辿って上がること1時間、東滝に到着です。

東滝は4つある程野の滝の一つで、落差100mもあるのだとか。何段かに分かれて水幕が流れ落ち、滝つぼから見上げるとなかなかの迫力です。滝見物が終わったら来た道を戻って 16:20 待っていたバスに乗り込みます。今日の行程はこれでお終い。本日のお宿に向かいましょう。

今日のお宿は道の駅に併設されている、木の香温泉です。温泉につかった後のお食事は、宿泊棟からお隣の道の駅のレストランへ移動します。地元のワインや地酒を楽しんで部屋に戻れば、丁度ラグビーワールドカップの表彰式をしていました。どちら様もお疲れ様でした。お休みなさい・・・

 本日のお時間
9:30 坂出 == 11:00 立川PA == 12;00 昼食 13:00 == 14:00 にこ淵 == 14:30 東滝 16:30 == 17:00 木の香温泉

本日のお昼   いの町 「あおぎ」

 今日のお風呂        木の香温泉
       泉質 : 含鉄ナトリウム塩化物温泉
       効能 : 神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病 etc

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