
朝の阿倍野駅は、特急に乗るつもりだったけど早く着いたので、買ってた特急券を払い戻して急行に乗る人、乗ろうと思えば急行に乗れるのに、駅でゆっくりモーニングして特急に乗る人・・と特急料金¥500を巡って様々な人間模様。計画表では後発の特急が先発の急行をどこかで追い越すように書いてあり、急行の車掌さんも到着時間は特急より後の時間を言われたそうですが、実際は早く出た分だけ、ちゃんと早く着いている!特急組が下市口駅に着いた頃には、急行組はタクシーで既に観音峰登山口へ。
えっ?今日はみたらい渓谷やなかったん? その筈だったのですが、ここの所の雨と今日の雨予報で、水かさが増し滑り易くなっている為、観音峰の方が歩きやすいという判断で、急遽観音峰登山に予定変更!10:00 特急組が登山口休憩所に着くと、タクシーの運転手さんが、余計な荷物は先に洞川温泉のお宿まで届けてくれる・・と言うので、アラうれしや、みなさんのお泊まりセットはかくして先にお宿へ運ばれて行きます。ここの休憩所にはきれいなトイレがあって、助かりますわ!
10:20 身も軽く赤い吊り橋を渡って出発です。10分ほどで「観音の水」という水場に到着。先客がいるのでここは通過します。しばらく行くと第一展望台の道標があり、「どうしましょう?」という先頭の問いに「パス!」という声でここも通過。
最初に飛ばし過ぎたのが悪かったのか、歩き始めて25分で休憩です。降りそうで降らない雨は、代わりに湿気だけをプレゼントしてくれて、杉の植林帯歩きはサウナ状態。お陰でうちわが手放せません。
喉を潤して再び歩き始めて15分、11:00 観音平休憩所に到着です。新しい丸太で作られた立派な休憩所と広場を境に、周囲の景色もこれまでの杉林から明るい広葉樹の樹林帯へと変わって行きます。
この辺りから前後している賑やかな男性二人組。「ストックはやっぱり2本がエエの?」とか、「いつもこの位の人数でっか?」とか、なにかと話しかけて来られてちょっとウルサイな〜と思ってたのですが、後々お世話になることに。
休憩所を出ると、階段と急斜面が交互に現れ、30分ほど黙々と歩いて11:40 観音峰展望台に到着です。ここからは明日歩く予定の稲村ヶ岳、大日山、そして山上ヶ岳などなどグルリと360度の眺めで気分爽快です。さて、ここに荷物をデポして山頂往復に出発しましょう。先に休憩してた方が、「200mほど、10分くらいですよ」と言われるのですが道標はどう見ても山頂まで900mとあるような・・?9の字が消えかかっているのがミソですね。目の前に峰が迫っているし確かにこれは200m位かな〜と思って歩き出したのが、「200m、10分なんて言ったの誰や〜!」という結果に。小さな峰を2つ程越えてまだまだ道は続く。おまけに平坦な上り道は幅広く、わずかに緑のテープが木に巻かれているだけ。迷いやすい道で取り残されてしまったメンバーを助けてくれたのが、先ほどの賑やか男性二人組。
12:10 先行組が頂上に着いてヤレヤレと汗を拭いているその時、取り残され組はホイッスルを鳴らすものの返事はなく、不安に思って来た道を戻っている所にこの二人組と遭遇。「多分こっちの方やで」「その内下りて来るお仲間と会えますわ〜」「いや、しんどいな〜」等と大きな声で話しつつ一緒に歩いてくれて心強かった・・とは取り残され組の感想です。そうとは知らない先行組は、展望の良くない頂上で記念写真を撮り、時間切れで下山開始です。
途中で迷っていたメンバーとこの二人組と合流。山頂まで行くというお二人と別れて12:30 展望台へと戻ります。展望台のすぐ近くに山芍薬が見事に花を咲かせていて、ゆっくりと鑑賞したかったのですが、雨がパラついて来たので、先ほどの休憩所まで下りてお昼にしましょう。
芍薬のお姿はカメラと脳裏に焼き付けて来た道を戻り、12:45 立派な屋根の休憩所でゆっくりと食事にします。雨の休憩所は千客万来。上がって来た人、下ってきた人が中や軒先で雨宿り。小止みになると夫々また、目的地へと出発していきます。その中には、お弁当の匂いを嗅ぎ付けてやってきた鹿も。こちらが休憩所から顔だけ出せば、向こうも小首をかしげてこちらを覗きこみながらしばらく様子を伺っていましたが、雨の中白いお尻を見せてピョンピョンと山の中に消えて行きます。
雨も大分上がって来ました。13:30 今の内に登山口へと戻りましょう。往きにパスした観音の水をちょっとお味見した以外は、ノンストップで歩き、タクシーを降りた登山口休憩所に14:10 到着です。雨具の水滴をはらい、スパッツを脱いでしまっている内に今日のお宿からお迎えのバスがやって来ます。
今晩は、数珠を首から提げた白装束と地下足袋の行者姿が行き交う、行者講と陀羅尼助丸の温泉、泥川温泉で夜を過ごします。時折聞こえる法螺貝のプオーという音を聞きながら、明日に備えて10:30頃には床につくお行儀の良いメンバー一同です。 それでは、オヤスミナサイ。