
お宿の朝食は和洋バイキング。昨晩、朝食はごはん派かパン派かで盛り上がっていたのですが、バイキングとなるとどれもこれも美味しそう♪ ごはん派の人も最後にコーヒーを取ったり、パン派の人がごはん用のおかずを取ってみたりと和洋入り乱れての朝食です。8:00 宿を出て途中コンビニで今日のお昼用にカップ味噌汁や飲み物などを調達し
ます。お昼用のみならず早くも今晩のお酒類も準備万端、抜かりはありません。 9:00 下蒜山登山口に到着です。
屋根と椅子だけの休憩所の横に地図看板があり、今日のコースを確認します。トイレはありませんね。そうこうしている内にも5〜6人のグループが山へと入って行きます。今日は縦走コースですから最初の登りさえ頑張れば後は楽勝もん・・のはず!?軽く準備運動をしたら先ずはこの下蒜山をやっつけましょう。
登山口が標高514m、目指す下蒜山は1100mなので、標高差600m、距離にして2.4`を登っていきます。さぁ、頑張って参りましょう!
先ずは丸太の階段が待ち受けています。それぞれの段が高いので、よっこらしょと上っている時にプルル〜と誰かの携帯が・・。誰や〜誰や〜こんなエライ時に・・と持ち主を探してみると幹事さんの携帯で、なんと仕事の都合で正式に参加は出来なかったものの、昨晩こちらに来て一足先に登り始めたメンバーさんでした。途中で追いつければそこで合流、追いつけなければ頂上で落ち合うことにします。9:25 階段を終えた道脇でちょっと小休憩。昨日に負けず劣らず、下蒜山にもお花が色々咲いていて、目を楽しませてくれます。
30分程登るとササ原の広がる雲居平です。頂上まで1`、登山口まで1.2`の標識があり丁度中間点でしょうか。振り返れば上がって来た道、見上げれば遥か頂上へ続くルートに、小さく動く人影が見えます。先ほどのメンバーさんは、ここから電話を入れたようで、今はあの豆粒の中に埋もれて歩かれているのでしょうか。こちらも後に続きましょう。
10:20 気持ち良い風に吹かれながら八合目を通過します。ここから九合目までの急登が物の本によればなんと、45度!登りだから良いものの、45度といやぁ、あ〜た、上から見下ろしたら感覚としては絶壁ですよ、絶壁!坂の下では、小学低学年の女の子数人を含んだグループが座って休憩しています。場所柄非常に眺めが良いのですが、子供達は横を通り過ぎて行く登山者を恨めしそうに見上げるばかり。「早く行こうよ〜、抜かされてる〜」と口々に訴えていますが、どうもここで休憩5分と決められているらしく、大人はあと1分等と言って腰を上げません。うんうん、そうやって口惜しい思いをして、人生という山道・谷道を越えて行くのだよ、キミタチ。んじゃ、お先に失礼・・とばかりに充分山を越え谷を渡ってきた我々もこの急坂に取り付きます。
なんとか急坂を登り切り、10:40 下蒜山山頂(1100m)に到着です。ここで先行していたメンバーと合流。雪をかぶる大山が昨日よりもっと間近に見え、蒜山高原の緑が眼下に広がります。ゆっくり楽しみたい所ですが、まだ中・上と残しているので長居は出来ません。先ほどの子供達も上がって来て、頂上も混雑状態になって来ました。10:50 中蒜山に向けて出発です。
中蒜山への道は下る、とにかく下る、道のずっと先は中蒜山に向かって上がっていくのが見えるのに、今はただひたすらササ原の中を、樹林帯の中を下ります。あ〜、もったいない・・。11:30 そろそろ下りにも飽きた所で休憩です。一部樹林帯もありますが、ほとんどがササ原の中の道なので来し方行く末がよ〜く分かり、人間の足は大したもんだね〜と感心しきり。11:40 フングリ乢(たわ)を通過。ここから今度は登り道に入ります。下蒜山程の急登はなく、ショウジョウバカマ、イワカガミ等のお花を見ながら歩いて、12:20 中蒜山山頂(1122m)に到着です。
山頂には避難小屋があり、外は風も強いのここでお湯を沸かすことにしましょう。お宿で作ってもらった大きなおにぎり弁当と、コンビニで買ったカップ味噌汁で昼食です。食事の後は又もやコーヒーと持参のケーキ♪小屋内にコーヒーの良い香りが漂います。山頂北側、遠くにうっすらと黒っぽく見えるのは日本海でしょうか。蒜山高原を挟んだお向かいには昨日の櫃ガ山も頭を出しています。すっかり寛いでしまいましたが、あともう一山残っているんですよね。13:20 最後の上蒜山に向けて出発です。
今までに比べ足もとの道が大分黒っぽくなっている様な・・。風に煽られて土埃が舞い、細かい砂が目に飛び込んで来るのを避けながら、下って行きます。小さなアップダウンを繰り返して、14:00 道脇でちょっと休憩。大分近くなった上蒜山を見ながら、急登の話で盛り上がります。15分程歩いて出た山腹では、緑、碧、ミドリ、萌黄と緑のグラデーションに覆い尽くされた山肌に思わず「ワー、きれい!!」の歓声が上がります。ここから数分、14:20 最後のお山、上蒜山山頂(1201m)に到着です。
ここは周囲を木立に囲まれ展望は良くありません。おまけに少々狭く、その内犬連れの2人組やら、今まで前後して歩いてきた5〜6名のグループ、またまた下から上がってこられた数名のグループなどが続々と到着し、ラッシュアワー状態。いつまでも山頂を占領していては申し訳ないので、そろそろ下りましょう。
14:40 頂上直前に見た山腹を今度は左に見ながら、徐々に高度を下げていく道を辿ります。傾斜が少ない分楽ではありますが、ルートが良く見えるとやけに距離が長そうで(実際は2.4`なのですが)、あ〜、まだあれだけ歩かんとあかんの〜とちょっとブルー。八合目・六合目と現れる標識を励みに下って行きます。
15:20 さっきは真上から見た緑の山腹を今度は真横から眺める所でちょっと一息。時々急な坂に出ますが距離は無く、又階段が整備されていたりして風に舞いあがる土埃さえなければ、三座を越えてきた膝には優しい下り道です。右手下に上蒜山スキー場が見えてきたら、上蒜山登山口である百合原牧場はもうすぐです。
16:00 7時間の長丁場、お疲れ様でした。終点の百合原牧場に到着です。バスに乗り込みとりあえず今日のお宿へ。ザックを置いてお風呂セットを手に再び車中の人となり、下蒜山登山口ヘとんぼ帰りして「快湯館」へ。お風呂が超混雑していたのも驚きですが、石鹸で身体を洗ったタオルが黒ずむのにはチョ〜チョ〜ビックリ!!原因はあの黒い土埃。蒜山の山々は火山により誕生し、大山の噴火も地形作りに影響したようですから、火山灰が堆積したものなんでしょう。道理で服の繊維を通るほど細かいはずです。
頭のてっぺんから足の先までさっぱりしたら、お宿に帰ってジンギスカンのお夕食。今日はゆっくり反省会と思いきや、お風呂入ってお腹一杯になったら人間、眠たくなるのは自然の摂理。明日の打ち合わせも程ほどに、心地よい疲れで早々と夢の世界へ・・ムニャムニャ。
翌日は雨模様となり、バスでジャージーランド、高原センター、ハーブガーデン「ハービル」を回って観光です。「ハービル」は国道を挟んで三座とは向側の高台にあり、ここから三座が一望できます。こうやってあらためて見ると、まぁ、あの右端から左端まで良く歩いたもんやわ〜。リーダーがポツリと一言「アホやな・・」。
でも、そんなアホな時間がとっても嬉しい、お花と新緑に溢れた蒜山のひとときでした。


