ブナの純林
比婆御陵

公園センター前昨晩は急遽部屋を増やし、手足を伸ばしてゆっくり寝られたせいか、今朝はどなた様もお目覚め爽やか。美味しく朝食を頂いて荷物をバスに預けたら、センター前を8:15に出発。昨日聞かされたNHKの方は、一人でビデオを持って既に外で待機されています。どうせならプロの手がある時にとお宿前で1枚お願いします。今日はお天気も上々で、さぁ、ブナの新緑に会いに行きましょう!因みにここは標高808m。

昨日出雲峠から下りてきた際、下の小川沿いにも道があるのが見えたので、今日はそこを歩いて峠へと向かいます。上の道と平行したり合流したりですが、最後このまま行けるかどうかの所でとりあえず直進。案の定道は途切れて、上の道へと笹を漕いで強引に直登です。といっても、わずか数メートル程ですが、まっ、今回唯一の難所といえば難所か!? 気付けばいつの間にかNHKの方は消えています。なんや、もう終わりぃ〜?

出雲峠8:50 避難小屋でちょっと休憩。この小屋は真ん中に薪が組まれ、寒い日には火を焚いて暖も取れる正真正銘の避難小屋になっています。近くにあるトイレは、う〜ん、ちょっと恐そう・・。水場には、れっきとした水道があります。

この先にもいくつか水場がありそうなので、ここでは水の補給はせず先に進みましょう。9:00 出雲峠(973m)の標識を通過し、9:15 烏帽子山1K← →0.6K出雲峠の分岐で休憩・・はしなくて、そのまま9:30 烏帽子山山頂(1225m)になだれ込み。

毛無山と同じく草原の山頂ですが、眺めは昨日と違ってすこぶる良好です。お隣の吾妻山も山頂へ続く道が1本、くっきりと見え、遠くには以前歩いた三瓶山、反対側には大山が頭を雲に隠した姿でかすかに見えます。携帯で写真を撮っていたメン比婆御陵からバーが、なぜかここでお互いに電話をかけあうことに。携帯を出したついでに、電話番号やメルアドの交換大会です。なんで山に来てまでせなアカンのやぁ〜!とお思いでしょうが、なかなか普段ゆっくり登録作業なんて出来んのよぉ〜、主婦は忙しいんやから。

携帯タイムが終わったら、9:50 次なるお山へ出発です。おっと、その前に条溝石を見物して行きましょう。確かに人が刻んだと思しき溝がありますが、呪術的な謂れとかUFOのメッセージとか諸説あるようですが、意外と単純にアミダクジでもしてたんちゃうん?「謎の巨石」の神秘性ブチ壊しですが、古代史なんて案外そんなものかも・・。

烏帽子山から下って10分程で「天然記念物 ぶな林」の看板のあるセンターへの分岐を通過。昨日はあまり聞こえなかった鳥の声をBGMに進むと、10:10 比婆御陵(1265m)に到着です御陵。明るいブナ林の中で、7本のイチイの少し濃い緑に囲まれた御陵は、イザナミ命のお墓と古事記に書かれているそうです。本来この辺一帯はタタラ製鉄の燃料源として樹木が伐採されたのを、このお墓がある為、御陵近辺は伐採を免れ、現在の広大なブナ林が残っているというお話です。

時間があるので、周辺の「太鼓岩」や「産子の岩戸」も見て回りましょう。12人で歩いているから良いものの、一人で歩いていたら異次元への扉をうっかり開けて、古代の世界に引きずり込まれそうな空気が漂よい、ちょっと恐い雰囲気です。畏れ多くも御陵の前で記念写真を撮ったら、門の様に聳える一対のツガの古木の間を抜けて、越原(おっぱら)峠へと下りて行きましょう

10:55 越原峠着。11:00にここでK1リーダーと待ち合わせでしたが姿が見えず。携帯で連絡をとってみると既にセンターに戻り、ま〜ったりとお風呂タイムを過ごしているようです。ブナ林のオイシイ水を汲んで豪華な昼食を・・と思ってましたが、比婆御陵からこっち、地図上に水場の印があるのに水場が見つからないとK3リーダーも戻ってくるし、食事にはまだ早い時間だし、ここはとりあえず先に進みましょう。

ブナが降らす緑のシャワーを浴びながら、のんびり歩きます。誰かが「ブナしかないのに、全然飽きないわねぇ」と一言。ほんとに新緑と一口に言っても、どれ一つ同じ緑色ではありません。射し込む光をはね返してキラキラ光る葉もあれば、枝の陰になってしっとり密やかに揺れる葉もあり、様々な色で明るい森を作っています。

11:20 池の段(1279m)に到着。遮るものなく360度の展望です。烏帽子山から見た時は雲がかかっていた大山も、大分姿が見えるようになりました。ここも草原の広場で、K2リーダーは寝っ転がって雲を眺めながらの一服、なかなか気持ち良さそうです。ここでお昼を・・と思いますが、地図を見ると立烏帽子山駐車場に水場の印が。それじゃ、そこで水を汲んでお昼にしようという事になり、お昼はまたもお預け。目の前に伸びる立烏帽子山への道は一旦下り、駐車場から上がる道との合流点から、また登りになります。

11:45 比婆連山の最高峰である立烏帽子山(1299m)に到着。池の段からどの位で着くか予想した時、15分、いや20分という声が上がる中、13分と中途半端な数字を出したK2リーダーが見事的中!恐れ入りましたっ!最高峰の割には5〜6人も立てば一杯の、標識だけの愛想のない山頂です。記念写真もなくそのまま駐車場へと下ります。

展望園地へ12:00 立烏帽子山駐車場に下りてきます。地図には水場の印がありましたが、蛇口の栓が外されていて水を出せません。なぜ、ここまで水に拘ってきたかというと、これだけブナがあればその地下を通って来た水で食後のコーヒーを入れればさぞかし美味しいだろう・・という期待があったんですねぇ。地図を見るとこれから行く展望園地にも水場があるようなので、コーヒータイムはその時にして駐車場の休憩所でそそくさとお弁当を食べてしまいます。

展望園地から12:30 駐車場を後にして展望園地への道を行きます。ブナの純林からは離れますが、こちらも広葉樹が広がる明るい林の道です。13:15 眺めの良い場所に出てきます。展望園地に到着です。早速水を探しますがここにもナイ!あの水場のマークは一体なんなんでしょう?それでも途中、清水が流れ出ている所があり、念の為にと汲んで来たK2リーダーのお陰で、ようやくコーヒータイムです。

お向かいの山は牛曳山から伊良谷山への稜線でしょうか。後ろを振り返れば今まで歩いてきた比婆・御陵〜池の段〜立烏帽子山の稜線も良く見えます。眼下には朝出発したセンターやらキャンプ施設の赤い屋根が緑の中に点在しています。いや〜、こうして見るとよう歩いて来たな〜と、コーヒーを飲みながら感心しきり。ほんまに人間の足は大したもんです。

ここからはあっという間、14:00 センター到着でぐるっと半周コース(Aコース)を終了です。お風呂に入って一息入れたら、恒例車中居酒屋の開店です。お風呂で汗は流れてもブナのグリーンエキスは流れなかった様で、元気百倍、グラスも進む・・。全員爆睡ということもなく、まだ明るい内にJR宝塚駅に到着。是非、秋の黄葉シーズンにも行きましょうと誓って別れた、比婆山行でした。
そういえば、NHKの番組はどないなったんやろな〜??

 今日のお時間

8:15 公園センター−9:00 出雲峠−9:30 烏帽子山 9:50−10:10 比婆・御陵 10:25
−10:50 越原峠−11:20 池の段 11:30−11:43 立烏帽子山−12:00 立烏帽子山駐車場(昼食)
12:30−13:15 展望園地(休憩) 13:35−14:00 公園センター

 今日のお風呂   広島「県民の森」公園センター  400円
        泉質: H2O (多分)


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