
淡路島2日目、今日の行先は立川水仙郷と洲本城です。淡路島の水仙と言えば黒岩水仙郷が有名ですが、今年は施設改装の為休園中とか。元々は黒岩水仙郷を当
てにして立てた今回の旅プランですが、休園と知ってさぁ、どうしましょう。で、調べたらもう少し洲本に近い所に、立川水仙郷があると分かり, 無事淡路島の旅続行となった次第です。そして、番外編とはいえ山歩きの会なのに、山が1ミリも出ない旅はいかがなものか・・という事で、洲本城、つまり三熊山への登山を組み込みました。標高166mとは言え、山は山。これで、山歩きの会の面目もたちます。
前置きはこのくらいにして、さぁ、2日目の出発です。海の向こうの山の端から上る朝陽が、窓辺から良く見えます(夕陽の様に見えますが、朝陽です)。今日も穏やかなお天気のようです。朝ご飯をゆっくり頂き、9時半にお宿を出発します、もちろんタクシーで。先ずは、立川水仙郷へ向かいましょう。道は海岸線を走ったり山中を走ったりと、車窓の風景も変化があります。淡路島って山深いんやねぇと感心している内に、10:00 立川水仙郷に到着です。
この水仙郷は谷底にあるため、車道沿いの入口から下の駐車場までまぁ、尋常ではない急斜面を下って行きます。まさに転がり落ちるように下って行くと、広い駐車場がありタクシーはここまで。後は更に川沿いに広がる水仙郷を歩いて回ります。黒岩水仙郷ほどの広さはありませんが、海を見下ろす道の両側に、何種類かの水仙が色とりどり(と言っても、白と黄色ですが)に咲いています。
この立川水仙郷にはTV番組でもとりあげられた「ナゾのパラダイス」なる施設があり、観光地図にも載っているのですが、さてどんな施設なのでしょう・・。駐車場から下る道を水仙を愛でながらぐるりと一周して戻って来ると、左手にその建物があります。何というか、TVの取材時の写真がベタベタと貼られている入口の雰囲気と言い、思わせぶりな壁の絵と言い、今は亡き昭和の雰囲気。1階にトイレがあるので、行きがてら入口を覗いてみると、どうも、昔田舎の温泉地によくあったいわゆる「秘宝館」のようです。もうすっかり絶滅したと思っていた「秘宝館」。水仙が咲き乱れるこんな
場所で生き残っていたんですねぇ。まぁ、大体内容は想像できるので、今日は絶滅種の確認だけで済ませましょう。
30分程過ごして、次の目的地洲本城へ向かいます。出口へは入口から下りてきた道とはまた別の道を上がるのですが、こちらもまぁ、すごい坂。しかも道幅はジャンボタクシーだとギリギリやん・・と思えるほどの狭さです。片側は急な崖で、片輪外したらそのまま転がり落ちそう。実際、数年前に滑落した車があったそうな。今日はこの道も慣れているだろうプロの運転手さんなので安心ですが、前後の乗用車は恐る恐るこの坂を上がっているようです。
無事車道に出たら、車は一路洲本へ。30分程で洲本城の駐車場に到着です。入口の案内図を見て、先ずは本丸大石段を上がって天主台へ行ってみましょう。天主台に残る天守閣は創建時のもの
ではなく、1928年(昭和3年)に再現されたものですが、それでもコンクリート製の天守閣としては日本最古なんだそう。天主台からは洲本市街の向こうに、大阪湾が一望のもと見渡せます。
天主台から反対側の端の武者溜まで行ってみます。武者溜は明るい広場になっていて、ここでお弁当を広げるのも気持ち良いかもしれません。もちろん、天主台からと同じような眺望も楽しめます。そろそろお昼時になりました。それでは、駐車場に戻りましょう。
再び運転手さんに近くに美味しいお店がないか聞いてみます。昨日は海鮮三昧だったので、お肉でも良いなら・・と案内してくれたお店はコロナで休業中。あら~、残念。それならという事で、洲本ではなく津名へ足を延ばし、淡路島の食材を一堂に並べて販売している施設に併設されているお店を紹介してもらいます。お向かいには、これも淡路名物、「たこせんの里」があり、お土産を買うにはとても便利です。
さすが、地元の方の紹介とあって人気なのか、30分程の順番待ち。お隣の販売店でお土産品に目星をつけている間に順番が回って来ました。今回は焼き穴子丼です。最後の淡路の味を満喫したら、さっき目星をつけたお土産品を買ったり、「たこせんの里」で試食したり、お得な大袋を買ったりして、淡路の旅の総仕上げです。はい、みなさん、ぬかりはないですか?あ~、食った~、買った~と満足顔のメンバーを乗せて、タクシーは一路三ノ宮へと戻ります。
ところで、三熊山の山頂って踏みましたっけ??


本日のお時間
休暇村 9:00 == 10:00 立川水仙郷 10:30 == 11:00 洲本城址
本日のお風呂 なし