
本日は、特別例会とはまた別の番外編。コロナやお天気の都合で例会のお休みが多く、皆さまのストレス解消に近場の淡路島で、水仙と美味しい島の幸を楽しみましょう。更には徳島県へ渡り鳴門のうず潮見物をするという欲張った1泊2日の旅です。淡路島は移動の手段がバスか車のみなので、今回贅沢にも2日間ジャンボタクシーをチャーターします。島内のタクシー会社ですが、JR三ノ宮まで送迎までしてくれるというので、朝10時半に三ノ宮駅に集合。明石大橋を渡っていよいよ淡路島に入ります。
1日目は鳴門のうず潮見物です。淡路島を縦断して鳴門大橋を渡り、12時半に徳島県側の橋の入口に到着します。鳴門大橋は当初新幹線を通すつもりで、車道の下に線路を敷けるよう二層式となっています。ところが、新幹線は鳴門どころか淡路島にすら到達せず、現在は線路敷設予定の場所を海の上からうず潮見物が出来る観光用通路にしているというワケです。早速に歩いてみたいところですが、本日の満潮は午後2時ごろ。うず潮は満潮と干潮の潮目前後1時間くらいが発生しやすいという事なので、2時ごろまでお食事でもしながら待ちましょう。
タクシーの運転手さんにお薦めのお店を聞いてみますが、この近辺に並ぶ飲食店さんの、3軒の内2軒はシャッターが閉まっています。観光の季節ではないからなのか、はたまたコロナのせいか・・。それでも一番先端のお店が開いているはずだからと教えてもらって行くと、確かに橋脚に一番近いお店が開いています。二階に上がると、目の高さに二層の橋が迫りなかなか圧巻の眺めです。メニューも海の幸がふんだんに盛り込まれたものばかり、う~ん、悩む。今晩はふぐ料理が決まっているので、それぞれ鯛茶漬けやら海鮮丼やらわかめうどんやら、人気メニューを頼んで鳴門の味を満喫します。
最初はあまりお客さんが居なかった店内ですが、段々と混みだし食べ終わって外に出てみればお待ちの人もいる程。けっこう有名なお店かも? 時間もそろそろ13時半となりました。通路を歩いて真ん中に行く頃にちょうど満潮時間になりそうです。それでは、うず潮見物の道「渦の道」を歩きましょう。この通路は淡路島へ通り抜けは出来ません。橋の途中までで折り返しですが、それでも片道450mと結構歩きでがあります。
途中4か所ほど足元にガラス床がはめ込まれていて、45m下の海をのぞき込むことが出来ます。通路には1か所しかありませんが、展望室のような場所では4か所ほどガラス床があり、その上に立ってみると足元が抜けそうな感覚で
す。高所恐怖症の人にはちょっと怖いかな・・。今日は大潮ではないので、うず潮はう~ん、よう分かりまへん。それでも白波がたち、アレがそうかなぁ~と思える所へは観潮船が向かい、淡路島方面からはなぜか帆船の日本丸が向かってきます。残念ながら帆は張ってませんが、観潮船の周囲を大きく1周するとまた対岸へと帰って行きます。その他にも次々と行き交う船があり、鳴門海峡は賑やかです。
では、そろそろ戻りましょう。帰りもゆっくり歩いて、2時過ぎに出入口に到着です。タクシーとは3時に待ち合わせなので、まだ少し時間がありますねぇ。ベンチに座っていると目線の先に入って来たのが、お土産屋さんの店先で焼いている竹輪。香ばしい匂いに誘われて、焼きたての熱々を買い求め、持参のワインで頂くという贅沢なおやつタイムです。そろそろ3時、タクシーのお迎えです。再び鳴門大橋を渡って淡路島へ戻り、本日のお宿へ向かいましょう。
途中寄り道をして、眺めの良い場所へ案内してもらいます。バイク乗りにも人気の道らしく、展望台にはバイクが自慢気に並べられています。眼前に広がる海と山の眺望はお薦めされるだけあって、とても雄大。これから向かうお宿もちらっと見えますね。
さて、宿に着いたら先ずはお風呂へ。南淡路温泉に六湯ある源泉の内「潮騒の湯」をひいているお湯はサラリとした感触です。高台にあるので、さっきまで居た鳴門海峡や鳴門大橋を眺めながら、のんびり浸かりましょう。お風呂の後は、今回の旅の目玉、とらふぐ懐石のお夕飯です。白子豆腐の先付けからてっさ、てっちり、唐揚げ、白子の茶碗蒸しに、ふぐ雑炊ととらふぐてんこ盛りのメニューを堪能します。あ~、来て良かったぁ~。
お腹いっぱいで大満足でお部屋に戻れば、もうちゃんとお布団が敷いてあります。ビールやらひれ酒やらでほろ酔いのおじさま、おばさま達にはたまりません。観ようと思っていたテレビもそこそこに、眠りに落ちて行く第一夜です。

本日のお時間
三ノ宮駅 10:30 == 12:30 鳴門公園・千畳敷(昼食)- 13:30 渦の道 14:50 == 16:00 休暇村
本日のお風呂 南淡路温泉 「休暇村南淡路」
泉質: カルシウム・塩化物冷鉱泉
効能: 病後回復、火傷、関節痛、筋肉痛