花の山若狭富士
青葉山(699m)

前夜の激しい雨に、お天気を心配しつつJR新三田駅に集合。午後から雨も上がるという予報でしたが、三田あたりは朝から良いお天気。こりゃ幸先良いわい・・とバスに乗り込む今回の参加者は、総勢13名です。三田からは舞鶴自動車道で、福知山・綾部・舞鶴松尾寺下とひたすら北へ北へ向かいます。途中トンネルを抜けると、いきなり鉛色の空模様。雨が少々心配になって、今の内にとバスの中で雨具の準備や荷物の振り分けを始めます。9:56 舞鶴東ICで小休憩のあと、高速から離れ高浜へ。10:20 青葉山の登山口 松尾寺に到着です。

松尾寺は西国二十九番札所で、苔むした石垣や階段がその歴史を物語っています。境内にある八重桜の古木が満開で、準備をしながらちょっとお花見。根元から2つに分かれた太い枝の片方は、枯れて大きく割れているのに、もう片方の枝が見事に花を咲かせています。準備が整った所で、10:30 境内裏手にある登山口から入ります。道標には青葉山山頂まで2Kmとあるのですが、さ〜て、どんな道中になるのやら・・・。

松尾寺の八重桜

最初からかなりの傾斜を上がって行きますが、曇り空の樹林帯歩きのわりには、なかなか爽やかな山歩きです。木の根っこだらけの急坂を登りますが、取り付き始めは体が慣れていないせいか、11:00 早くも最初の休憩です。心配していた雨もどうやら、この調子だともちそうなので、雨具を脱いだり片付けたり。足元を見れば白や薄紫のイカリ草が一杯咲いています。その他にもイワカガミ、すみれ、稚児ユリ、勿忘草などが群れ咲いていて、さすが花の山といわれるだけのことはあ青葉山への登りります。下ばかり見て歩いていると、白い花が落ちているのに気付き、見上げればタムシバがまだ花をつけています。山桜ももちろん、薄いピンクの花を残し、芽吹き時の若い緑の中に、そこだけホンワリと浮いているようです。 

しか〜し、楽しんでばかりもいられません。20分ほど歩くと大きな岩が現れ、岩の真中にはロープ、左端にはハシゴが付いていて全員迷わず、ハシゴへ。先頭を行くリーダーが一言 「お好きな方はロープでどーぞ」。どうやら今回のメンバーにお好きな方はいらっしゃらないようです。このあたり、ロープとハシゴの併用が多くありますが、ハシゴがかけられてない時はロープで登るしかなかったのでしょうね。あ〜、今来て良かった!

ハシゴを使いながら岩を越えると、眼下に若狭湾が見えて来ます。ようやくハシゴが終わり、後ろの方から「お水、飲みたいな〜」という声も聞こえますが、もう少し上がれば広い場所に出ますから・・・という非情なお達し。えぇ〜!休みなしぃ〜?と思うまもなくホン西峰の展望台へトに少しで石垣と古い祠のある場所へと出て来ました。ヤレヤレ、やっと着いたか・・と荷物を下ろすと、向こうからやって来た登山者の方が、山頂はこの上ですよ・・と教えてくれます。へっ?ということは、ここは山頂ではないのね?余計疲れが・・・。

とりあえず水分補給したり、石垣の上に上がって若狭湾を眺めたりして一呼吸してから、山頂へと向かい、11:50 青葉山西峰、西権現に到着です。ここには松尾寺の奥ノ院と、何と自在鍵からヤカンが下がっている囲炉裏付きの休憩所があります。囲炉裏といっても石を寄せて作っている簡単なものですが、なかなか風情のある休憩所です。そして奥ノ院の裏手にある大岩が展望台のようですが、これに登るのが大変。短いハシゴのあとは下がっているザイルを頼りに、まるでカニの横這い状態で側面を伝います。

お昼は東峰で・・となっているので、ここで滑落したらご飯が食べられない!慎重に上がっていきますが、これって下りはもっと恐〜いんでしょうねぇ。岩の上に辿り着くとさすがに眺めは上々、高浜の海岸から若狭湾に突き出た半島への海岸線が、きれいな弧を描いて伸西峰から若狭湾を望むびています。さて、恐怖のお帰りは、下からリーダーに足の置き場を教えてもらいながら、これまた、這うように慎重に降ります。

12:00 お社の前で記念写真をとって、東峰に向かって出発です。東峰との間には西権現の岩場と称する、こちらもまた実にけっこうなハシゴ付きの岩場があり、東峰山麓にある中山神社を創建したと云われる、泰澄というお坊さんが修行された行場の一つだそうです。ただ上るだけではなく、こちら側のハシゴを上り、岩の頂点を跨いて向こう側のハシゴを降りるのですが、この足の短さでは跨げない・・トホホ。一旦足を岩の窪みにおいて身体を反転させて下りのハシゴへ・・とクライミングの修行をしながら、通過します。

青葉山西峰苦労して12:40 ようやく東峰に到着です。皆さん、お疲れ様でした〜! 山頂には青葉神社が祀られてていますが、今日は板戸が閉められているので普通の建物状態。有り難味にちょっと欠けます。ベンチの前には何故かお茶釜のようなものが埋められていますが、郵便局の〒マークが刻印されていて、これはナニ?さて、ここで待望のお弁当と思いきや、下の展望台で頂きましょう・・ということで下り始めますが、展望台のちょっと手前にベンチが並んでる広場があったので、13:15 ここでお昼にします。

登山口から山菜摘みに熱心だったメンバーは、広場の周囲やベンチの下に大東峰のシュンラン量のワラビを発見!お弁当もそこそこにワラビ採り大会となります、、がっ、、これはほんの序曲に過ぎなかったのです!ワラビ探しの合間に、西峰側より少し紫の濃いイカリ草やシャガの花、そしてシュンランを見つけ、ここでも花の山を満喫。14:00 ビニール袋一杯のワラビに満足しつつ出発した私たちを待っていたのは、展望台広場に大量に群生するワラビの山!気付かずに通り過ぎていく先行組を、ホイッスルの音で呼び止め、「誰かが落ちたのかと思った〜」と言いつつ戻って来たメンバーと、採り尽くします。

アッという間にゴミ袋として持って来たレジ袋が足りないくらい一杯になり、ワラビ採りはこれにて終了。丸太の階段を高野青少年村に向かって下りていきます。14:40 お迎えのバスが待つ駐車場に到着。花の山とは聞いていましたが、思いがけずワラビの山となった、青葉山を後に、一路お泊まりの常神半島神子へと向かいます。

常神半島は一昨年百里ヶ岳行きの際も泊まった所ですが、今回も日本海の海の幸をこれでもかと堪能し、しばらくお刺身はいらないな〜。テーブルの上には本鯛、石鯛、黒鯛、ひらめ、アジ、メバル、やりイカ、グレ、甘海老が舞い踊り、メンバーはその新鮮さに舞い上がり・・で常神半島の夜は更けていきます。

               



2日目(芦生原生林)へ

トップページへもどる