
今年の春の特別例会は海を渡ります。行き先は日本のエーゲ海、小豆島。この間は日本のマチュピチュ、今度はエーゲ海と世界を股にかけるやまゆ会です。8:40 姫路駅に集合しバスで姫路港へ。フェリーに乗り換えて島の東の港、福田港まで約1時間半の船旅です。穏
やかな瀬戸内の波を切って滑るように船は進みます。両側には点在する島々が次々と現れますが、殆どが採石場となり山肌が削られて痛々しい姿です。
聞けば国内の一等三角点に使われている石の殆どは小豆島産だとか。なまじ質が良いだけに、採石で自らの山を削られてしまう結果となってしまうのは、何かお気の毒です。
船内では既に宴会を始めているメンバーが・・。今日は島内観光だけなので、お気楽です。ビールを飲んだり、甲板に出て景色を眺めたり、島で行きたい場所のアンケートを書いたり、椅子で眠ったりとそれぞれ好きなように過ごして、11:25 ようやく小豆島に到着です。お迎えに来た宿のバスに乗り、本日最初の目的地オリーブ園へと向かいます。12:00 道の駅を兼ねたオリーブ園に到着。荷物はこのままバ
スに乗って宿へ先に行ってもらう事にして、人間さまはお財布だけ持ってオリーブ園に降り立ちます。
スタッフの方に簡単に説明を受けながらフト見ると、玄関前に渡し船の案内の看板がさりげなく立っています。実は先程船内でとった行きたい場所アンケートで、「二十四の瞳映画村」にも票が入っていたのですが、オリーブ園から遠く時間的に無理かな〜と諦めていたところでした。この映画村はオリーブ園とは湾を挟んでお向かいなので、車で行くと湾岸をぐるっと30分かかるところを、海の上を行けば直線でなんと10分!これは利用しない手はありません。
オリーブ園のスタッフさんによれば、船長さんがヒマだったら直ぐに対岸からお迎えに来てくれるとか。早速看板にある番号に電話し、船長さんのご予定を伺います。
幸い時間がとれるようなので、オリーブ園散策を終わる頃に合わせて、桟橋に来てもらう事にします。いんや、良かった良かった。そうと決まればまず腹ごしらえ、お昼ご飯です。
自家製オリーブオイルを使った美味しそうなメニューの中から、せっかくなので旬のお魚を使ったお料理を頼みます。オリーブオイルもですが、細かく刻んだオリーブの実入りのソースも絶品です。そして、パンにはバターでなく、こちらもオリーブオイル。最近流行のパンの食べ方ですね。ビールも頼んで眺めの良いレストランで優雅なランチタイムを過ごしたら、園内の散策に出かけましょう。
そうそう、このレストランの上にはサンオリーブ温泉と言うお風呂もありますが、さすがに今日は時間がありません。後ろ髪引かれる思いではありますが、お風呂はま
たの機会に致しましょう。
園内はオリーブだけでなく様々なハーブや花が植えられ、その間にエーゲ海の島を思わせるロッジや風車が点在しています。一口にオリーブと言っても色々な種類があるのを知ったり、広場の中心に立って声を出すと、その振動がなぜか身体にビビっと伝わってくる不思議な体験をしたりしながら、小道を辿ります。
風車がある広場でちょっと休憩。風車だけを取り込んで写真を撮れば、まるでエーゲ海の島で撮ったみたい・・なワケはないか。でも少しだけその雰囲気はあるでしょう? 2000本はあるというオリーブの間を縫うように歩きながら、段々と坂を下りてオリーブ園を抜け、さっき予約した渡し舟の桟橋へと向かいます。
桟橋で待つこと5分、向こうから颯爽と小船(と言っても手漕ぎではありません、念
のため)が波をかき分けてやって来ます。船長さんはキャップにサングラス姿で、「渡し舟の船長さん」というよりは、豪華クルーザーの船長さんという感じのモダンな出で立ちです。14:00 定員11名という事でギリギリ全員乗船して、対岸の「二十四の瞳映画村」へトンボ返りです。フェリーと違って手を伸ばせば海面に触れられる船旅もまた楽しいもの。気持ち良い海風に吹かれて約10分、対岸の桟橋に到着です。
「二十四の瞳映画村」は1987年に公開された映画のオープンセットをそのまま使用しています。昔の小学校はこんなんやったなぁ〜と、遠い昔を懐かしむメンバーたち。ロケ地を探していた当時のスタッフがここしかない・・とほれ込んだ教室からの海の眺めも、どこか懐かしい風景です。村の映画館を模した建物では、実際に映画を上映していますが、こちらは1954年の高峰秀子版で映画好きにはたまらな
い趣向になっています。
教室内には撮影時の写真や実際に使った小道具などが展示されています。1時間ほど映画村を楽しんだら、次は醤油記念館へと回りましょう。タクシーを待つ間にオリーブの実入りソフトクリームを味わってみます。実入りというので粒々が入ってるのかと思いますが、ペースト状のオリーブが混ざっているそうで、ほんのりオリーブの香りがするソフトクリームです。14:50 醤油記念館へ行くメンバーとそのまま宿へ帰るメンバーの2組に分かれて映画村を出発です。
醤油記念館は、昔の製法で使った道具や、醤油作りをするお人形さんが展示され、テープで流れる説明を聞きながら館内を巡ります。お土産に小さなお醤油をもらって見学終了。あっという間です。
お宿直行組が乗ったタクシー
の運転手さんによると、他にも見学できる醸造会社があり、工場の方の説明付きでもろみ樽を覗かせてくれたり、出来立てのお醤油を味見させてくれるとか。翌日乗ったタクシーの運転手さんには、賢いお醤油の買い方や、一般的なお醤油と小豆島のお醤油の味の違いなどを伝授され、運転手さん情報でお醤油の世界の深さを知ります。
そんなこんなで、先に着いたお宿直行組が一息入れる間もなく、お醤油組も宿に到着です。お風呂でサッパリした後は、高台に建つお宿の、更に海を一望するレストランで料理長自慢の夕食を味わいます。「日本の夕陽百選の宿」に選ばれているだけあって、窓からの夕陽の眺めは絶景です。舌も眼も大満足のディナータイムが終わったら、部屋に戻って宴会・・じゃなくて明日の打ち合わせ。焼酎の濃度も薄めにして、明日の本番に備えます。
![]()
本日のお時間
9:45 姫路港 == 11:25 福田港 == 12:00 オリーブ園 13:30 == 14:00 二十四の瞳映画村 14:50 == 15:10 マルキン醤油記念館 15:40 == 16:00 国民宿舎
本日のお風呂 国民宿舎 「小豆島」 小豆島オリーブ温泉
泉質: 弱アルカリ単純泉/ナトリウム・カルシウム塩化物泉/低張性弱アルカリ性泉
効能: 病後回復、火傷、外傷、関節痛、美肌効果 etc