淡路の最高峰
諭鶴羽山

本日は楽チン、バスの旅。予定より少し早めにいつもの中央郵便局前を出発、三宮駅で集合した7名と摩耶インターで合流、一路淡路島に向かいます。午後より雨の天気予報ですが、朝の神戸は陽がさして良いお天気です。明石大橋からはキラキラと輝やく海が眺められるのに、おしゃべりに夢中で気がつけばほとんど渡り切っていて、あ〜、残念。渡った所にある淡路SAでちょっと休憩。島側からしばし明石大橋を鑑賞し、予定を変えて諭鶴羽ダムより登ることになり、バスはダムへと向かいます。

神倉社の祠ダムが工事中のため、登山口への橋が通れずぐるっと大回りして対岸へ。春にはさぞかし見事なピンクに染まるだろう、桜並木の細い一本道をウネウネと進み、さぁ、登山口に到着です。あらら〜、バスが回転できる場所がありません。ご苦労様というメンバーの視線に見送られつつ、バスは静かにバックして去って行きます。

9:50 臨時にかけられたパイプの階段を上って登山道に入ります。いきなりのアキレス腱伸ばしに見舞われ、口数も少なく黙々と高度を上げていきます。道標はしっかりと付いていて、分岐になると諭鶴羽山頂(アッチ)← →(コッチ)えぇっ!牛肉ダム!?よーっく見ると牛内ダムでした。あまりの急登に車窓から見た淡早くも休憩路牛の看板の幻影が・・・。 イザナギ・イザナミ神を乗せた鶴が羽を休めたという神倉神社を通り過ぎて、10:35 この辺で休憩しないと。 

この辺りから杉林がなくなり、代わりに照葉樹の潅木がトンネルを作る道になります。しばらく平らな道が続いたかと思うと、それなりにキツイ坂が続くというアップダウンを繰り返しますが、木々の合間からは、雲より少し頭を覗かせた淡路の山々が望め目を楽しませてくれます。少し登りの時間が長いな〜と思う頃、後ろからの「そろそろやな〜」という天の声に対し、前の方から返って来るのは「え?スピードが遅すぎるって?」という地獄の声。しかし、天は強かった。10:55 休憩です。

山頂から和歌山しばらくして坂の行く手に明るく開かれている場所が見え、すわ、頂上かと思いきやここは無線中継所。中継所用の車道に出てすぐ右手、道標に従って登るとあっさり山頂に出てちょっ山頂から四国の山々と気が抜けます。晴れていれば、淡路・紀伊・和泉・河内・摂津・阿波・讃岐・備中の八州が見渡せる、さすが淡路島最高峰の諭鶴羽山ですが、今日は薄雲がかかっていてどっちがどっちやら、サッパリ分かりません。左手に紀伊水道を挟んでの和歌山が、右手に鳴門海峡を挟んで四国の山々が見えますが、言われなければ分からないですね。


諭鶴羽山頂春の大礼の際は、諭鶴羽神社からこの山頂にお神輿が上がって来るそうです。予定ではここでお昼ですが、まだ11:10。 お昼は水仙を見ながら食べることにして、展望台に上がってしばらくこの眺めを楽しみます。展望台の足元には諭鶴羽神社まで400m(手洗いあり)の案内板があり、見ると必要性を感じてしまうのが人間の不思議な生理現象。あたふたと記念写真を撮って下りましょう・・という時に限ってカメラの調子が悪くなるんですね。何度か挑戦して記念写真も無事終了、神社へと向かいます。

上がって来た道と違い、諭鶴羽神社までの道は一転してアカザシの森となり、苔をビッシリと身にまとった古木も多く、深山の趣を醸し出します。すでに神社の神域であり、森の精霊が宿っているかのような雰囲気の中、20分程で境内に到着です。

諭鶴羽神社

駐車場の端に、待望のトイレが見えます。数寄屋造り風のきれいなトイレで喜んで近づくと、「水道凍結の為、使用できません」という無情な貼り紙が・・。ダメとなるとますますモヨオスのが人情というもの。「あちらのトイレへ」という指示に従って振り返れば、男女兼用のフツーのトイレがポツンと今下ってきた道の脇に立っています。男性用と背中合わせに女性用のトイレがあり、お互い背中越しに遠慮しながらの利用です。でも、トイレットペーパーはちゃんとありますよ、少々湿っていますが。ご用が済んだ所で、心安らかにお参りです。

15分ほど過ごして、そろそろお腹も空いてきました。11:45 お昼を広げる黒岩水仙郷まで下りましょう。車道を渡った真向かい、諭鶴羽神社古道と諭鶴羽古道書かれた下山口に入ります。入り口はなにやら暗〜く、これまた神秘的な雰囲気。闇の中に吸い込まれそうな気分になりつつ、急坂を下ります。

転げ落ちそうな斜度に加え、大小の石がゴロゴロして歩きにくい事この上なし。でも予定ではこちら側から上がって来るハズだったので、この坂を登るよりはまだましと、浮石に注意しながら下ります。左右には椿や侘助が群生し、中には深紅の花をつけているものもポツポツ見られます。何かに押されるように坂を下って、そろそろ水仙が見えてくる所で12:00 一旦休憩です。

自生の水仙は葉が多く、たくさんの密集している葉に囲まれて、白い水仙が花を咲かせています。鹿よけのネットを過ぎると、人の手によって栽培されている水仙も見られますが、球根から芽が出る水仙がどうやって広がるのか不思議なほど、道端のあちらこちらで花をつけています。

黒岩水仙郷更に下っていくと、道路の先に海が見えてきます。12:30 登山口に到着。黒岩バス停まで来れば海岸道路の向こうには、海が広がります。水仙郷まで辿り着いたものの黒岩水仙郷は団体さんで大賑わい。「日本群生三大地、水仙と鯛のステーキ御膳」コースのお客様が次々と観光バスから降りて来て、水仙郷入り口はひとだかり。聞けば中でお弁当を広げる場所も無いらしいので、水仙は外から見るだけにして、道路下の護岸テトラポットで昼食にします。

山に登った後に、海べりで波の音を聞きながらのお食事もおつなもの。お食事の後は恒例、お風呂に入り冷えたビールを飲んで、バス内でだめ押しのワインとお酒に続きます。大木の森で深山の雰囲気を味わったり、山を下りて数分もせ黒岩海岸で昼食ずに海でお食事と、う〜ん、侮れず、淡路島!という本日の山行きです。
        

えっ?今日はリーダーのありがた〜い一言が無いって?ではリクエストにお応えしてご披露しましょう。バスが三宮に近づく頃、「神戸の人間は、灘駅では『タダ〜、タダ〜』と聞こえ、三宮駅では『さあ飲みい〜、さあ飲みい〜』と聞こえるんや〜」と語り、三宮で下りた後は足取り軽く消えて行くのでありました。

立ち寄った入浴施設で水仙一輪をプレゼントされましたが、いやぁ、ウチも欲しいわ〜と思われる皆さんに、匂いたつ水仙の花束をお送りしましょう。香りが漂ってきませんか?





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