お腹一杯の雪山
由良ヶ岳

週半ばから桜どころかツツジが咲いてもおかしくないという4月下旬の陽気が続いていたので、いくら北陸地方とはいえ週末の丹後・由良ヶ岳ではもう雪は望めないかと思いきや、なんのなんの、今年度第5回冬の山行きは波乱万丈、怒涛の雪山歩きの最終章となったのでありました。

週末には寒さが戻り、日本海側では午後から雪との予報も出ていましたが、かなり強い北風が吹いてはいるものの、さほどの冷え込みは感じられない朝8:15 宝塚駅集合。あれ、いつものマイクロバスらしきバスが止まっていますが、「山歩きの会MUSUBU」の張り紙がないし、私達のバスはいずこ??大きなバスがあるけれど、まさかあれではないはずとキョロキョロしていると、バスの中から知ったお顔が「ここ、ここ!」と呼んで下さっています。今日のバスはこの大型デラックスバス!中にはお湯のサービスもあり、後部にはサロンコーナーもあり、これは帰りに宴会するしかないでしょう。しかも今日の参加はリーダー2名合わせて全員で9名。ゆったり手足も伸ばし放題で、いざ、由良ヶ岳へ向け出発!

雨の中で休憩9:10 六人部にてトイレ休憩。舞鶴・若狭道を進むにつれ雨も降り始めました。10:10丹後由良、登山口に到着。ここは森鴎外の名作「山椒太夫」の舞台でもあり、伝説ながら山椒太夫ゆかりの遺跡もあります。雨が止む気配もなく、「今日は雨具を着けて、上は雪かも知れないのでアイゼンを持ちましょう」とのリーダーの指示にそれぞれ雨具を装備し、「あ〜あ、雨なら雪の方がまだまし」と、灰色の空を見上げつつ、イノシシよけの柵を越えて登山道を登り始めます。この付近は花崗岩で、左右は明るい雑木林の中を白っぽい砂地のような細い道が続きます。

10:45 2合目(120m)通過。11:15 3合目(180m)を越えたところから、ところどころにうっすら積雪が見られます。水のみ場の標識がありますが、ここはそのまま通り過ぎて4合目(270m)付近で一休み。道は黒土に変わり、杉や檜の林へ入って行きま鞍部手前です。気温も下がってきたようで、雨が雪に変わってきます。積雪量も多くなってきたようです。杉林を抜けた所から、急に雪が深くなって来ます。

リーダーの踏み跡を辿っていてもズボッとはまってしまい、おまけに湿気を含んだ重い雪の為に、そうなるとなかなか抜けません。あっちでもこっちでも「わぁっ!」「おっと!」と悲鳴が続出。一見楽しそうに雪と戯れているように見えるのですが、実は雪の中でじたばたと格闘中。女性陣はそれぞれに「私って、そんなに重い・・?」と思うことしりきでありました。

11:40 鞍部への登りに、私達とは別のチームの踏み跡を発見。「他にもアホがおるんやな〜」とはリーダーのお言葉。物好き山頂を目前になアホ仲間に勇気付けられて、冷たい風の吹きつける鞍部を頂上目指して進みます。東峰と西峰の分岐の案内が出て来ます。多少ルートを外れていたようですが、「雪の上はどこ歩いたって一緒なんや」、ハイ、ごもっとも。

12:40 虚空蔵菩薩が祀られている東峰到着。360度の眺望が楽しめて、眼下に若狭湾の海が広がっているはずですが、本日は雲におおわれ、更に激しさを増す雪と風にそれどころではありません。とりあえず寒さ嫌いのデジカメの御機嫌をうかがいつつ、この吹きさらしの中で健気にお社をお守りしている狛犬ちゃん(小さくてかわゆい♪)と、登頂証拠の記念写真をおさめます。前回の雪山では、頂上まで行くことが出来ませんでしたが山頂で、今回はともかく頂上まで行けたから良かった、良かった。(鞍部まででも充分だったかも?!)

風を避けられる所まで下りてから食事をすることにして、吹雪の中を転げる様に下りたいけれど、ずぼずぼっとはまるのでそうはいかず、更に雪と格闘すること1時間。やっと、杉林の中に入ると雪も風も穏やかになります。しかし、気温はどんどん下がっているようで、お湯もなかなか沸きません。13:50 昼食です。やっと沸いたお湯で頂くカップラーメンの温かさのなんと有り難いこと!

食事を済ませて下りを急ぎますが、ここでまた一波乱。午前中にかなりの雪が降り、登りの踏み跡がすっかり消えてしまいどう吹雪の中を下山もルートが違うようです。食事をした場所まで戻り、もう一度やり直し。今度は登りと同じルートを下へと急ぎます。この何時間かの間に何cmも雪が積もり、道標も読めないほどになっていました。

15:30 無事登山口へと戻って来ます。登り始める時には、まさかこんな雪になるとは思いもよりませんでした。今年の冬は思いっきり雪山を楽しもうという企画でありましたが、ほんとに十二分に思いっきり楽しみました。「もう当分雪はいいわ〜」、ハイ、そのとおり。しかし、今回は様々な山の表情を見ることができて、ちょっと冒険気分を味わうことの出来た面白い山歩きでした。

そして、しっかり歩いた後には、お待ちかねの温泉と宴会が待っています。ますます激しくなる雪の中をふじつ温泉へと向います。16:00 降りしきる雪を眺めながらの露天風呂はまた格別。温泉の後のデラックスバスでの一杯もまた格別!なんだかんだ言っても、色々なお楽しみ満載で、やっぱり山歩きはやめられまへんな〜。充実の1日が終わろうとしています。


 今日のお時間
10:10 登山口−(休憩1回)−11:40 鞍部−12:40 由良ヶ岳山頂(東峰)−13:50 昼食−15:30 登山口

 今日のお風呂    舞鶴市上福井 ふじつ温泉 (700円)
                   泉質:  ナトリウム一塩化物泉
                   効能:  神経痛、関節痛、筋肉痛、冷え性、慢性婦人病


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