当分来ないぞ!
四石山

金熊寺梅林厳しい寒さもようやく緩み、今日は梅見がてら低山ハイキングと軽い気持ちで集合したメンバー7名。その内1名は今日は梅見物だけで帰ります・・と、今にして思えばなんと賢明なご判断。8:50 朝もはよから南海線樽井駅に集合し、9:00発のコミュニティバスで金熊寺へ向かいます。約20分ほどの道のりですが、料金はどこまで行っても100円です。

金熊寺(「きんゆうじ」、「きんくまでら」ではありません)の本堂でお参りしたら、裏の梅園へ上がります。場所によって満開の木もあれば、まだ蕾も固い木もあり、そんなに広くない敷地内でも開花はけっこうバラツキがあるようです。

小高い丘の梅園には立派なお茶屋さんもあり、すき焼きも食べられます。外の縁台に座ってゆっくりと梅林を眺めていると、向うのベンチから横笛の音が流れてきます。ふつうこういう場所では童謡系が多いのですが、今日の方はホルストの「木急登星(ジュピター)」、なかなかシブイ選曲です。さて、写真を撮ったらそろそろ四石山へ行きましょう。

眼下にある池の向こう側が登山口への入口になるようです。真っ直ぐ池まで下っても行けますが、梅林に沿ってグルリと斜面を巻いて下ります。池の反対側に着いたところで、梅見物のメンバーとお別れです。

10:00 林道を進み、何とかショップと書かれている「森の家」を過ぎると道が二手に分かれます。四石山は標識が殆どないという事ですが、確かに何の標示もありません。どちらかと言えば左の方が道が繋がっているかな〜と進んで右手を見ると、もう1本の道は途中で途切れていました。やっぱりコッチが正解やったんやぁ。

ほっと一息道は地道になり名前のない(多分)不気味な佇まいの池を通過して、竹林に入ると、急に傾斜がキツくなってきます。10:30 no.50の鉄塔に到着です。ここで一息入れたら今度は下り。どんどん下ります。谷底で沢を渡ったら今度は上り、さっき下った分また上り返しです。11:00 尾根に出て又もや休憩。で、また下ります、えぇ〜?! 下っては上りの繰り返しで折れそうになる心を、路傍の紅いヤブツバキの花が癒してくれます。

滋賀の横山岳は10年以上にわたるやまゆ会の歴史で、ワースト山道堂々1位に君臨していますが、ひたすら登りだった横山岳に比べ、登った分下ってもう一度その高さを登り返さないといけないこの四石山の方が、心を折れさせる分ある意味最強かもしれません。

山頂から当分来ないぞ〜!と文句を言いながら、登って下って又登り、11:40 採石場を見下ろす所でもう一度休憩。そして再び小さなアップダウンを繰り返して最後の急階段を上がったら、12:05 ようやく山頂に到着です。周囲の木々が繁りすぎて展望はあまり良くありません。その代わり緑鮮やかなヤママユを見つけて、みんなで撮影会です。

ゆっくりお弁当を食べたら、12:50 山中渓駅へ下りましょう。わんぱく王国の標識に従ってこちらも激下りの道です。滑らないように注意して一旦谷底まで下ります。下りも急またですか?! 対岸にはわんぱく王国の看板があり、16:30で門が閉まるのでそれ以降はこのまま谷沿いに国道へ下りてくださいとの案内があります。13:25 川沿いで休憩して、これからの登りに備えましょう。

恐らくこれが最後の登りと祈りつつ、坂の途中で休むのイヤヤねんのリーダーの教えを守って、15分の一気登り。13:40 再びわんぱく王国の看板が登場する尾根に到着して、ヤレヤレの休憩です。今度こそ本当に下りだけでしょうね?

更に下りようやく道幅も広く緩やかになり安心して歩いていると、右手に山中渓駅→の道標があり、広い道から離れて下っていく細い道があります。せっかく歩きやすい道だったのに、又もや樹林帯の中の急な下りです。くねくねと折れる道を歩いていると遠くに子供たちの歓声が聞こえて来ました。

14:00 わんぱく王国の有名?な巨大スベリ台前に到着。後は園内を通って山中渓駅へ行くだけです。標高384mの山なのに尾根と谷底を何回往復したことか。絶対、標高差350以上歩いてるに違いありません。しつこいですが、当分来ないぞ〜!の四石山でした。オシマイ。

今日のお時間
9:30 金熊寺 − 9:40 梅林の丘 10:00 −10:30 No.50 鉄塔 −11:40 採石場 −12:05 四石山 12:50 −13:20 沢横断点 −14:00 わんぱく王国

 今日のお風呂    なし

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