吉野 万葉の道

紫橋桜の時期は混雑がイヤで例年敬遠していた吉野ですが、今年は思い切って行ってみることにします。混む時期とは言え、それでも少しはメインルートを外せば空いているかな~という予想で、本日は宮滝から上千本へと歩きます。

大和上市駅に9時集合で、タクシーでに宮滝へ向かいます。以前は路線バスもあったようですが、今は町民向けのコミュニティバスしかなく、時間も次は11時台しかありません。更に確認したところ、町民優先なのでハイカーさんはご遠慮頂きたいとんわり乗車を断られたご様子。駅についてバスがないと知ったハイカーさん達は、相乗りの相手を求めてウロウロされています。

桜木神社こちらはぬかりなく予約していたタクシーに乗り込んで、吉野川ほとりの河川交流センターまでやって来ます。10:35 吉野川にかかる紫橋を渡って、対岸の川沿いを吉野方面へと遡って行きます。因みに宮滝から吉野へ通じる道を「万葉の道」というそうな。10分ほど歩くと、いかにも吉野らしい名前の桜木神社です。木々に囲まれた渡橋を歩く姿は、緑のトンネルを進んでいるようです。桜木神社にお参りしたら、先に進みましょう。

喜佐谷しばらく舗装路が続きますが、11:25 喜佐谷から山道へと入ります。地図上では喜佐谷とありますが、古い書物には象(きさ)谷とも書かれているようで、看板は象の小川となっています。谷筋から近畿自然歩道を上千本へ向けて歩きます。この辺り、小川のほとりから高い杉に囲まれた道は、いかにも「万葉の道」と呼ばれる風情がありますね。

上千本12:15 上千本に到着です。思ったほど混んでないので、ここでゆっくりお昼にします。今年は開花が早く、今日だと少し遅いかなと心配でしたが、上千本はまだまだ満開状態です。良かった良かった。お昼が終わったら、如意輪寺へ下りて行きましょう。小さな祠を回って反対側に出ると、まぁ、びっくり、すごい人です。宮滝からの道はほとんど人が居なかったのに、やはりケーブルがある表側は違いますねぇ。

水分神社13:20 人の波を縫うようにして、如意輪寺の前に水分神社に寄ってみます。ここの枝垂れ桜も有名なようで、こちらもカメラを手にした人たちが列をなしています。何とか桜見物を済ませ、絶景ポイントと言われる花矢倉で桜と吉野の街並みを堪能したら、更に下って行きましょう。

如意輪寺人の流れに飲み込まれながら下って行くうちに、如意輪寺への分岐を通り過ぎてしまいました、あらら・・・。少し戻って分岐に入ると人波がグッと少なくなりました。大混雑と言われる春の吉野ですが、場所によっては穴場もあるんですね。如意輪寺を真下に見ながら下る道沿いにも満開の桜が並び、見上げれば薄紅の花が青空にやわらかく映えています。

14:15 如意輪寺もお茶屋さんがあるせいか、人でごった返し状態。トイレだけ済ませたら早々に跡にします。吉水神社に寄りたいという組と別れ、吉野駅へと舗装路を下って行きます。15:15 吉野駅に到着。帰りのラッシュにはまだ早い時間と思いますが、それでもそこそこの人だかりです。後で聞いたところによると、吉水神社への道も人で一杯でなかなか進めなかったとか。穴場もありますが、やはり恐るべし、吉野の里でありました。

 本日のお時間
10:35 紫橋 -10:45 桜木神社 -11:25 喜佐谷 -12:15 上千本 13:10 -13:20 水分神社 -14:15 如意輪寺 -15:15 吉野駅

 本日のお風呂   なし

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