コロナ第3波の影響で、1回お休みをして今年2回目の山歩きは、この時期ならではの水仙の郷を訪ねます。おととしの3月下旬に行った時は水仙は既に終わりだったので、次回はぜひ花盛りの時に行こう!と決めていた高尾山。先週あたりから見ごろだそうで、楽しみです。
前回は近鉄堅下駅集合でしたが、今回はJR柏原駅の集合です。そこからテクテクと商店街を通って堅下駅へ。更に山へ向かって5分ほど進むと、鐸比古鐸比売神社の鳥居が見えてきます。鳥居をくぐると正面に神社へ上がる階段がど~んと聳えています。1ヶ月ぶりの山歩きなうえ、外出自粛で体力づくりもままならず、駅からこの階段までの道中ですでにお疲れ気味という情けなさ。それでも頑張って階段を上がり、神社の境内でひとまず休憩です。
登山口に向かう入口に、コース案内板があるので今日歩くコースを確認しましょう。基本的には前回と逆コースで、たにごえの道からなかよしの道、高尾山を経てきぼうの道で下って来ます。往復とも水仙の郷を通るかは時間を見て決めることにします。では、10:30 鐸比古鐸比売神社を出発。坂を上がって直ぐ右手にきれいなトイレがあり、そのお向かいがたにごえの道への入口です。ここまででも既に道の端に水仙が並んでいますが、ちょっと元気がないようです。
ブドウ畑の脇の急坂を上がって行くと、たにごえの道ときぼうの道の分岐に出るので、たにごえの道へ入ります。少し上がると眺めの良い場所に出ますが、ここにも斜面に水仙が咲いていて、「きれい~!」の歓声が上がります。でも、y水仙の郷はこんなものではないですよ~。ここからは「たにごえ」と言うだけあって、谷に向かって緩やかに下って行きます。深い谷の風景がしばらく続きますが、小さな橋を渡ると道は上りとなり、なかよしの道に合流します。
頑張って坂を上がって行くと、10:40 木々の合間から視線の先に、黄色と白に覆われた斜面が見えてきます。あれが、水仙の郷でしょうか。近づいていくにつれその量は多くなり、斜面の端に出ると、まぁ、水仙が一面に咲き誇って見事なこと。よく見ると、花びらの形が微妙に違っていて、何種類かの水仙が入り混じっているようです。後で調べたら、よく見るタイプがニホンスイセン、花びらの先がとがっているのはフサザキスイセンという品種のようです。座る所がないので、立ったまましばし水仙の馥郁とした甘い香りを楽します。
ゆっくりしたい所ですが、まだまだ高尾山への登りが待っています。10分程したら先に進みましょう。きぼうの道を上がって行くと、見覚えのある赤鳥居が出て来ました。ここが高尾山への登り口です。確か前回は手前の急坂に恐れをなして、その先の岩場から上がったのですが、こちらはこちらで結構大変でした。
今回は、ロープがついている手前の道を上がって行きます。上りはロープを頼りに何とか上がって行けますが、これ、下りはコワいやろなぁ。12:00 頂上に到着。木々の枝越しに柏原市街や八尾の飛行場などが見下ろせます。お昼時とあって後からもグループが到着し、山頂はけっこうな賑わいです。30分ほどでお昼を済ませ、下りることにします。
あの急坂は足元がズルズルと滑りやすい砂地なので、ロープを頼って慎重に下りましょう。鳥居まで下りてきたら、一旦車道を歩いてきぼうの道から登山口へ戻ります。緩やかに下る道を歩いていくと、南パノラマ展望台に着きました。せっかくなので寄って行きましょう。上がってみると、ここにも水仙の群生があります。しかも山頂より見晴らしが素晴らしい!八尾の飛行場の滑走路も良く見え、更に大和川の大きな流れも眼下に広がります。
鳥の鳴き声を聞きながら更に下って行くと、朝通過したたにごえの道ときぼうの道の分岐に出て来ました。再びブドウ畑の脇を通ってトイレ前に着くと、「水仙、どうでしたか?」を訊ねてこらる方が。何と、ここの水仙のお世話をするグループのお一人でした。最初は2~3人の方が始めた水仙の郷作りだったのが、今では十数人のグループでお世話しているそうです。有難いことですね。
鐸比古鐸比売神社まで下りて来ました。後は駅へ戻るだけですが、前回来た時ビールが飲みたくてたまたま入った駅前のお寿司屋さんが忘れられず、本日もjビールだけぇ~と言いつつ、勧められるままにアテを次々と頼み、結局どっぷり反省会となりました。
本日のお時間
10:00 柏原駅 ー10:20 鐸比古鐸比売神社 10:30 ー11:10 水仙の郷 11:25 ー12:00 高尾山 12:35 ー13:00 南パノラマ展望台 ー13:50 鐸比古鐸比売神社
本日のお風呂 なし