ラストウォーク
帝釈山

本年のラストウォークは六甲山系の西北部、帝釈山地の主峰、帝釈山を訪ね「太陽と緑の道」を歩きました。無人駅の北神急行、谷上駅から神戸市営バスに乗り、丹生神社前下車、立派な鳥居が立っています。12月に入っても暖かい日が続いていましたが、さすがに末バス停で近くにもなって、今日から冬到来といった風情で、重い曇り空からは雪でも降りそうな気配です。

空からなにやらけたたましい声が聞こえ、皆で見上げますと、トンビ2羽とカラスが4〜5羽が体当たりをしたり、突っつきあったりしています。強そうなトンビが優勢化と思いきや、カラスも負けてません。高く舞い上がるトンビを追って、カラスがトンビにかかっていきます。縄張り争いかもしれません。寒さの中、野生の動物たちも必死で生きているのですね。自然の中で生きていく事の厳しさを見せてもらいました。

山田川を渡り、丹生山頂にある丹生神社への表参道である太陽と緑の道へと入って行きます。最初は竹やぶの中の登りで、いつもながら汗ばんでくるところですが、今丹生神社参道日はあまり汗もかかないで済みそうなほどの冷え込みです。

あいにくの曇り空ですが、落葉樹の雑木林の中、どの季節にも訪れてみたい明るく静かな山道が続きます。途中車道を経て、丁石のある緩やかな尾根道を進み、階段の急な登りを経て、丹生山城跡に史跡を過ぎると杉の大木の間に丹生神社が建つ丹生山到着。山の上にも関らず、きちんと手入れされた立派なお社に手を合わせます。

寒さはますますつのり、雪もちらほらと舞い降りて来ました。水を貯めたタンクに張った氷は、叩いてもなかなか割れません。

この山頂、いつか来た事があるとメンバーのお一人が言われましたが、私もいつか来た事があるように思い、山行記を辿りますがどうも今回が初めてのようです。どこかそっくりな所があったのかしら?それともデ・ジャブー?などとミステリーまがいに色々思いを馳せるのも、お楽しみの一つです。

帝釈山あまりに寒いので先を急ぎ、尾根通しですがアップダウンを繰り返し、帝釈山到着です。二等三角点のある山頂からの展望は素晴らしく、六甲越しに海が見え、雲間から差し込む光の筋は絵画のようです。そこへまた雪が降り始め、景色は申し分ないのですが、寒いの何の、昼食もそこそこに下山です。本日の装備は軽装備も可との事でしたが、なかなかきつい急坂を何回か上り下りして、岩谷峠へ。ここでタクシーに分乗し、電車連絡の良い箕谷駅へ向かいます。タクシーの運転手さんいわく、新しく神戸への連絡トンネルが開通したので、何人かで分乗するなら、電車賃の高い北神急行を使わず直接三ノ宮へ行く方が便利とのこと。早く行ってほしかったな〜。

三ノ宮でまずはゆっくり温泉へ。冷えた身体を温めます、あ〜、極楽極楽。本日は今年1年の締めの納会、最後のお楽しみはもちろん、美味しいお酒に美味しいお料理。当会御用達、薩摩道場にて、出来立てあつあつのさつま揚げ、豚の角煮、などなど本場鹿児島より美味しい!お料理に舌鼓を打ち、お料理に合う焼酎を楽しみ、大満足のうちにお開きとなります。

どちら様も、良いお年を・・。

 本日のお時間    寒さの為計測不能

 本日のお風呂    神戸 クアハウス  (920円)
        泉質: 重曹泉・硼酸泉
        効能: 神経痛、関節痛、筋肉痛、慢性消化器病、冷え性etc

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