今年の夏の例会は海の日連休を利用して、花の百名山と言われている新潟の平標山を歩きます。登山口が苗場にあるので、苗場のホテルに連泊して余裕で往復する・・・のハズだったのですが!
初日は苗場までの移動のみ。朝もゆっくり大阪を出て東京経由で新幹線を乗り継ぎ、13:30 越後湯沢駅に全員集合です。翌日の昼食を買い込み予約しておいたタクシーで一路苗場へ向かいます。14:30 ホテルに到着。荷物を置いたら夏休み期間だけ動いているゴンドラに乗ってホテル正面の筍山へ上がりましょう。山頂駅の脇には「天空テラス」という名の展望台があり、明日歩く平標山の稜線を眺めながら、軽くワインで乾杯です。
翌日は快晴すぎるくらいの快晴!温泉めぐりチーム1名と別れ、ホテルの車で送ってもらい(という宿泊プラン)、8:10 登山口の駐車場に到着です。何台もの車が既に駐車していて、続々と人が登山口へと入って行きます。きれいなトイレもあり身支度を整えたら、8:30 出発です。
先ずは手前の松手山を目指します。とりあえず目標は駐車場からも見えた鉄塔ですが、ここまでがまぁ、急登の連続で一気に上がらないといけません。朝から気温も高くなり、うっそうとした森の中の階段で青息吐息の一行、後ろから迫って来る人には「お先へどーぞ」を繰り返します。
後で常連の方に聞くと、こんなに人が居る平標山は見たことがない・・という程の混雑ぶりです。次から次へと人が追い付いてくる度に立ち止まっては抜いてもらう事に。その間は休憩出来てイイわ~と思ってましたら、これが後々ダメージを与えるとは思いもよらず、道を譲りまくります。
10:20 ようやく最初の目標の鉄塔に到着。普通なら1時間で来られるのに、2時間近くかかってしまいました。風はさわやかですが日陰がなく、炎天下でちょっと一休みです。ここから松手山までは緩やかな稜線で一安心。30分ほどで松手山に到着します。
ここからはこんな道で楽勝か!と思ったら、再びアップダウンの繰り返しで、確実に体力が奪われていきます。たまに見晴らしが良い場所もありますが、見晴らしが良いという事は陽射しが容赦なくふりかかる・・という事で、とにかく暑さに体力と気力が落ちかけます。
12:00 平標山へ1本の道がまっすぐ続くという、絵になる場所で、やっとここまで来たぁ~と喜んでいたのですが、なんと平標山は手前のピークではなくその後ろと聞いて、ここまで持っていた気力の糸がプツンと切れました。
実は鉄塔に着く前に、これ以上進む自信がないと2名が引き返していて、4名でここまで歩いて来ましたが、この調子で山頂へ上がっても下山が夕方を大幅に過ぎてしまう可能性大なので、今回はここで引き返すことにします。そうと決まれば、ゆっくり休憩です。相変わらず照りつける太陽の下、ご飯ものやパンなんぞ喉を通りません。最強のエネルギー補給食、バナナでお腹を満たしたら下山開始です。
ひたすら来た道を戻り、16:30 疲労困憊で駐車場に辿り着きました。お迎えの車でホテルへ戻ると、温泉チームと引き返しチームがロビーでにこやかにお出迎え。無事合流後は、温泉につかって美味しい夕食です。明日は高原歩きなので、思う存分食べて飲んで笑って苗場の夜を過ごします。
3日目も引き続き快晴。9時過ぎのバスで越後湯沢駅へ向かい、ロッカーに荷物を預けたら湯沢高原へ行きましょう。ロープウェイで上がり、ブラブラと高原一周しようと思いましたが、途中で居心地の良さそうなソファーが置いてある木陰のテラスが目に入ります。まだ30分ぐらいしか歩いてませんが、ここでちょっと休憩しましょう。あら、イイ具合に隣にジェラートショップがありますよ。せっかくだから甘いジェラートを頂きましょう・・という内に根が生えてしまいました。
時間は既に11:30。駅でお昼を食べる予定なので、ここらで腰を上げましょう。一面に咲くニッコウキスゲを愛でながらロープウェイ駅まで戻り、湯沢高原を後にします。越後湯沢駅内にあるお寿司屋さんで新潟の海の幸を堪能して、今回の夏の山旅は終了です。灼熱の尾根道歩き、どちら様もお疲れ様でした。
平標山のお時間
登山口駐車場 8:10 - 8:30 登山口 -11:00 松手山 -12:00 山頂手前 13:00 -16:30 登山口駐車場
本日のお風呂 苗場プリンスH 「苗場の湯」
泉質: 中性低張性温泉
効能: 筋肉痛、関節痛、疲労回復