丹波富士
白髪岳

今日は概ねお天気という予報にもかかわらず、8時過ぎてもにび色の空を見上げながら、篠山口に集合です。車窓から眺める山の表面がうっすらと白く見えるのですが、いわゆる雪をかぶっている状態でもなく、今ごろ白い花が咲く樹でもあるのかしら・・と不思議に思っていたのですが、この正体は後ほど判明致します。駅前に4台しかないタクシーを貸し切り状態で文保寺へ。途中道端にキラリと白いものが見え、運転手さんに聞くと昨日少し雪がチラついたとか。

文保寺文保寺の境内に入って、小さな橋を渡った所で車を降り、ここから左右に寺院を見ながら舗装された道を上がって行くと、白髪岳への登山口が現れます。9:20 「白髪岳へ90分」の道標の脇を通って、山道に入ります。5分もしないうちに、「白髪岳へ85分」の道標が・・。えっ、もしかしてここは5分おきに標識が出てくるの!?右手に所要時間が書き込まれてない道標と共に、ロープが下がった小さな道が現れますが、このまま直進します。朝からいきなりロープはご勘弁ください。

行く手に又もや道標が現れ、どうやら90度以上のカーブがある場合、間違って直進しないよう柵代わりに置かれているようにも見えます。次の道標には誰が書いたのか、「ガンバレ、中高年?」の文字が書かれています。はい、中高年です。?マークは要りません。

休憩の一声を待ちつつ、「肩越えの辻もう少し行けば尾根に出ます」の先頭のお言葉に従って進むと、又もや道標。今度は「山女には美女が多い??」だから〜、?マークは要らないっちゅうの、しかも2つも!矢印に沿ってしばらく行くと、10:00 肩越えの辻に到着し休憩します。ここが又松尾山へ行く道、味間へ下る道などを説明した道標が大小8つもあり、ある意味圧巻です。よーっく見ないと気付かないような所にぶら下がってたりしていますので、おヒマでしたら数えてみましょう。道標を探せ!


10:10 四ツ辻を通過する白髪岳辺りから、あせびの群生が現れ、春から夏にかけてはトンネルになっているだろう小径の向こうに、目的の白髪岳の山容が見えてきます。山頂はまだまだ高く見えるのに、なぜか道は下っていくのです、あ〜、もったいない。

林道に沿ってしばらくは平坦な道を歩き、登り返して10:40 尾根の見晴らしの良い所で休憩です。正面には六甲山が連綿と連なり、最高峰のアンテナやその下の人工スキー場なども、ウッスラとですが肉眼でも確認できます。もう少し下に下がった辺りに、ピカリと光る物体が見えるのですが、あれはなんだったのでしょう六甲山を望む・・?六甲に詳しい人も思い当たらないようで、う〜む、気になる・・・。

高度が上がるにつれ、昨日の名残雪も多くなり、今度こそ正統派初冬の山、落ち葉の上に雪がフンワリと乗っています。踏み跡がないところを見ると、どうやらこのコースは私たちが一番乗りのようです。

笹の葉の上にこんもり雪がかぶり、ちょっと重たそうに揺れています。そう、これが電車の窓から見えた白いものの正体だったんですね。遠くから見ると、雪が浮いているように見えるんです。午後になって日が射してきたら雪も融けて、白い花が咲いているような光景も見えなくなってしまうのでしょう。

雪を踏んで登る枯葉の茶色と雪の白がダンダラ模様になっている道を、メンバーが遭遇した楽しい話を聞いて、大笑いしながら登って行く内に、なにやらキツイ坂が出てきます。ロープは下がるわ、岩登り状態になるわで笑っている場合ではありません。急に無口になって奮闘していると、ポンと山頂に踊り出ます。

11:10 白髪岳山頂に到着です。先ほど踊り出た所にある岩の上に立った方が、実際の山頂より展望は良さそうですが、ここはひとまず山頂の標識にご挨拶。そしてお昼にします。今日はコンソメスープの日(といっても、お味噌汁の日、中華スープの日があるわけではありませんが)。熱いコンソメをいただきながら、六甲、篠山の市街から多紀連山と見える景色を、ぐるりと堪能です。それにしても、いつものフランス正宗が今日は出ないなぁ〜、でもこれには深〜いワケが・・・。

白髪岳山頂さすがにお昼時ともなると、次々と登山者が上がって来られ、場所も手狭になってきましたので、我々は記念写真をとって、そろそろ出発いたしましょう。約1ヶ月ぶりの旗登場です、お久しぶりぃ!

12:00 下山開始直後、手強い露岩が行く手に立ちふさがります。(後で住山の案内板を見ると、しっかり岩峰と書かれていました) 岩のすぐ横には大きな松の枝がかぶさり、ザックや帽子が引っ掛けられ、クサリに頼るものの足が届かない!ここでリーダーのあんまりありがたくない一言「これはどないしろっちゅうねん!」 ウチらが聞きたい・・・。

クサリにすがり、ロープに助けられ格闘すること30分、何とか平らな場所に辿りホッとして一杯着きほっと一息。ここでフランス正宗、またの名をボジョレーヌーボーの登場です。この下りがある為に、あえて山頂で出さなかったというリーダー達の遠謀深慮。お陰でケガなく無事降りてこられた事を祝して、乾杯です。

一仕事終えた後にグイっと一杯飲み干し、空を見上げて人は何を想ふ、、、。

さっ、感傷にふけるのもほどほどにして、先に進みましょう。この辺りは松が多く、枯れ松葉の独特の香りが漂う中、なだらかな道を下っていきます。30分ほどで住山の集落に出てきます。ここから古市の駅までは車道歩きが40分ほど続きます。途中お茶畑をよく見かけますが、登り口だった文保寺のある味間が兵庫県下では第一のお茶の産地だそうですから、反対側の住山も丹波茶のお茶所なのでしょう。

今日は奇しくも赤穂浪士の討ち入りの日。古市は浪士の一人、不破数ェ右門ゆかりの地だそうで、ちょうど子供達がそれぞれ浪士に扮して義士行列をしています。そうそう、やはり地元では浪士ではなく義士と呼んでいるんですね。中にはバギーに乗っている小さな義士も行列に参加しています。ゆかりのお寺では甘酒、いか焼き、お蕎麦を無料で配られ、ちょっとおこぼれを頂戴して、本日の山行きは終了です。

さぁ、あとは総会に忘年会、♪酒が飲める、飲める、飲めるぞ♪と、足取り軽く駅に向かいます。





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