
ここの所、すっかりお馴染みのバスハイクです。いつものJR茨木駅に7:20集合。ここから名神に入りやすい為、同じくバス待ちのザックを背負った方達が、このバスかな?といった表情で覗き込みながら、万博通り沿いをウロウロ。大阪駅の中央郵便局前も、土曜の朝となると、バスツアーの集合場所としてザック姿の方達が大勢集まってきますが、茨木駅も格好のバス待ちポイントなのでしょう。予定より少し遅れて7:50 出発。名神・北陸道を乗り継ぎ、途中マイカーで菩提寺PAまで来られたメンバーを拾います。京都辺りを除けば(これはもう欠陥品ですね)車はスムースに流れ、長浜ICから国道を通って、鳥越峠へ向かいます。
鳥越林道の入り口、高山キャンプ場でトイレをお借りしてと思いますが、キャンプ場が閉まっていてトイレも使えません。道路脇で草刈りをしていた方に尋ねると、この手前川沿いに小さな公衆トイレがあるとか。そう云えばそんな建物があったな〜と引き返して覗いてみると、まぁ、クモの巣だらけだわ、虫の死骸やゴミが散乱するわ、凄まじい状況ですが戸が閉まるだけでも良しとして、使わせて頂きます。鳥越林道を進むと、日陰には雪が残り、上るにつれ残雪の量は多くなっていきます。鳥越峠まで林道を行こうとしますが、途中から轍も消えすっかり雪道になっているので、引き返し手前の登山口から入る事にします。
10:40 念のためアイゼンをザックに入れて出発です。しばらくは日陰部分に残雪を見る程度ですが、次第に雪の残り具合が多くなり、シャーベット状に
なった雪を踏んで歩きます。11:15 小朝ノ頭(1123m)で休憩です。向こうに目的の金糞岳がド〜ンと聳え立っているのが見えます。右の写真、山に向かって並んで立ち○○ではありませんので、ご安心下さい。ここからは一旦下りになりますが、日陰になる為雪が締り、というより凍っている状態で、慎重に足を運びます。
鞍部からはまたダラダラと上りが続きますが、ここまで来ると周囲の眺めも登山道も、すっかり雪景色です。ブナの林の中は、新雪の上に枯葉が舞い落ち、道は雪と枯葉のレイヤードとなっています。ポカポカと暖かい陽気の中、その上を歩くのは何とも気持ちの良いものです。枯葉の上に雪が降るのはよく
ある初冬の風景ですが、雪の上に枯葉というのは、なかなかお目にかかれません。今年はそれだけ雪が早かったということですね。
時折視界が開けると、金糞岳は段々と近づき、遠くに目を向ければ山頂に雪を抱いた峰々が見渡せます。この辺りから、雪山の景色に足を止める人あり、雪道に足を取られないようゆっくりと歩く人あり、わ〜い、雪だ雪だとばかり、足取り軽く歩く人あり、、とそれぞれのペースで先に進んでいきます。
しばらく行くと、木にくくりつけてある「頂上まであと20分」と書かれた標識が見えてきます。近づいてよ〜く読むと、その下に「〜ではムリ。30分かかる」と小さく誰かさんの手で
書いてあります。まぁ、ここまで来たら20分も30分もあまり変わらないと思うんですけどねぇ。
離れてしまった後ろ組を待つ為に、ここで少し時間調整。全員揃った所で、とにかく、とりあえずは短い方の時間を励みに進みましょう。山道のお決まりとして、山頂に近づくと道の傾斜が厳しくなってきます。雪はますます深くなり、晩秋の陽ざしにキラキラと輝き、サングラスがほしいくらいです。帽子を目深
にかぶって少しでも眩しさを防ぎます。お肌と同じく、眼も焼けますからね。
「休憩〜!」という声も上がりますが、この向こうはもう頂上だから、、という先頭の一声で休みなし。12:20 ようやく山頂(1317M)に到着です。確かに20分ではムリでしたが、頂上からの眺めは10分や20分の違いなんて、どーでもいいや、と思える絶景です。
雲ひとつない群青の空の下、360度さえぎるものなく四方の山々が見渡せます。単独でどっしりと裾を広げているのは、御岳。その左後方にあるのが乗鞍岳、その横に連なる白い嶺々は穂高でしょうか。望遠鏡で覗けば槍の穂先も遠く霞んで見えます。
北側には白山。ここでリーダーのありがたく、もっともな一言。「白山はやっぱり、白い山なんやな〜」はいはい、雪の時期だけね。伊吹山はもちろん、竹生島が浮かぶ琵琶湖を隔てた対岸、比良の山々もスッキリとその稜線を見せています。雄大な展望を楽しみながら、ボジョレーヌーボーと長野のお酒「真澄」で乾杯です。今日は下山後、深山料理を味わうので、昼食はなし。30分ほどして写真も撮ったことだし、そろそろ帰り支度を、、と思っていると先ほどの急登が上りきれず、下で待っていると言っていた1人がようやく上がって来ました。「エライ!よう上がって来た!」と、皆さんでお出迎え。もう一度記念写真の取り直しです。
13:00 いよいよこの展望ともお別れです。360度の眺めは下に写真でご紹介
しますので、穂高と同じくボタンをクリックしてお楽しみ下さい。頂上から10分ほど下った所で、また1人、待機組の方が上がって来られました。その意気込みを称えつつも、残念ですが今日の所はここで一緒に下山します。
陽も高くなって雪が大分軟らかくなって来ています。それでもツルッといったり、スッテンとしながら休憩1回を挟んで、14:00 小朝ノ頭を通過し、14:25 登山口に到着です。
登山口からバスを飛ばして、かなり遅くなりましたが、昼食を予約している、木之本町の「長○庵」へ向かいます。お店のチラシにも「内緒にして下さい」とあるので、詳しくはナイショですが、山菜料理の数々、鹿肉のお刺身、手打ちのおそばに最後は茶粥と、満足のフルコース。お箸袋には若女将手作りの押し花が、添えられています。今日はこの為に参加したというリーダーのゲスト、戦後初の海外遠征隊(インドヒマラヤ)に参加された最初の女性であるMさんは、このお料理が楽しみで朝の5時半から今までバナナ1本とパン少しで我慢されていたとか。さすが先輩(ご本人風に言えば、少しお姉さん)は心構えが違います。ビール、熱燗と飲んで食べて、帰りのバスは移動居酒屋廃業、移動簡易ベッドとなった、本日の山行きでした。
写真は伊吹山⇒湖東方面⇒御岳⇒白山⇒琵琶湖⇒穂高の順番です。(右ボタンクリックの場合)
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