“キトラ”の山
岩湧山

南海線沿線駅集合の場合は、大抵なんば駅でメンバーのほとんどが顔を会わせるのですが今日は5人しか見当たりません。他のメンバーは次の電車で来るものと思い、途中合流の2名と一緒に河内長野駅へ。既に到着済みの1人とリーダー1人を加えて、9名となった時点で、本日の参加者はこれで打ち止め。MUSUBU始まって以来の最小参加者記録樹立!となりました。本人達としては、精鋭メンバーが揃ったと思っているのですが、さぁ、どうなるでしょう

8:45発滝畑ダム行きのバスに乗って出発です。バスを降りる頃から、雨が強くなって来ます。雨具を着るにも屋根のある所を探すのに一苦労。ようやく作業場のような所の軒をお借りして着替えをします。雨具に身を固めて登山口のほうへ移動。ダイヤモンドトレイル(通称ダイトレ)の説明板がある駐車場には、紙まで置いてある広くてきれいなトイレがあります。9:40 トイレ脇の岩湧山登山口から山に入ります

雨の中休憩傾斜はあるものの、道幅も広く段差も無いダラダラ坂なので、傘をさしながらでもゆっくり歩けます。10:20 小止みにはなりましたが雨の中、最初の休憩です。いつも斬新な手作りのおやつやお漬物を持参されるメンバーの、今回の作品は「煮りんごゆず風味」。バターとお砂糖で煮たリンゴに、細かく刻んだゆずがまぶしてあるのですが、これが美味。軽い一品をお腹に入れて先に進みます。この頃から、バスの中でも元気で賑やかだった女性グループと前後して歩くようになります

雑木林やうす暗い杉林を抜け、尾根道に出ればお向かいには、フンワリと舞い上がる雨霧に縁取られた、紅葉の山が現れます。キリリと晴れ霧と紅葉上がった空に映える紅葉も見事ですが、雨の日の紅葉もしっとりとして、別の味わいがあります

少し陽がさして来て、雨具が暑く感じてきます。先ほどの女性グループが山を眺めながら休んでいる所を追い越して、この先で雨具を脱ぐことにしましょう。それにしてもこのグループ、何が楽しいのか常におしゃべりをしては朗らかな笑い声をたてています。ベンチがあって雨具を脱ぐのにちょうどいい場所で11:15 雨具脱ぎ(?)休憩です

暑くて雨具を脱ぐとそこに、後ろから聞き覚えのある笑い声が・・・。しかもこちらも休憩のようです。真似せんでエエっちゅうに、、と思いながらも逃げ切れなかった我がMUSUBU

サウナ状態から開放されて、すっとした所で出発しようと思うと、あのグループも出発のようで、ここは先に行って頂きましょう。おしゃべりしな紅葉の中を登るがらも意外と足は速く、ほんの僅かの時間差でしたが歩き出すともう姿が見えなくなっています。雨も上がり、又もや暗い樹林帯に入ったり展望のきく場所に出たりを繰り返して、山頂を目指します

鞍部に出ると、ススキとカヤ野原の中に一本の階段が現れます。こういう状況になれば頂上はすぐそこ、、と思ったのが大間違い階段が続くこと、続くこと。もう終わりかと上を見れば、はるか先に道標が見え、という事はその先山頂下のススキ野原にも道があるということで、一段の高さがあまり無いのがせめてもの救いです

この辺りまで来ると、いつ降ったのか雪の名残が道端や木の葉に見られます途中で件の女性グループを追い抜き、11:40 階段を上り切って岩湧山山頂に到着です。周囲は雲が低くたれこめてあまり見晴らしは良くありません。時折冷たい風が吹き抜けますが、風をよける場所も無くここで昼食です。雲が切れると、大阪はもとより大阪湾を隔てて対岸の神戸も一大阪湾を望む瞬、見え隠れしますが、ちょっと目を離すとすぐ雲に遮られてしまいます

あとから到着の例の女性グループ、相変わらず口と一緒に行動はす早く、あっという間にシートを敷いて、靴を脱いで座るや否やカップラーメンをハフハフとすすっています。すぐお隣でもコンロでお湯を沸かしている単独行の男性、風除けに立てている雑誌はその名も「パチスロ」!皆さん、山に色々なものを持って上がるんですね

山頂の気温、4度。せっかく温かいラーメンを寒い〜食べてもすぐ身体が冷えてしまいそうです。後片付けをしていても風がピューッと吹き抜ければサムイ〜!と凍える「マッチ売りの(元)少年少女」状態の、自称精鋭メンバーであります。

ベンチの上、うっすらと白く見えるのは雪。この岩湧山の山頂はカヤの大群生地になっていて、その品質の良さから全国重要文化財に指定されている建造物の屋根葺きに利用されているとか。お天気ならポカポカとした陽射しの中、カヤ越しに雄大な展望を楽しめるのですが、今日は温泉に早く飛び込岩湧山山頂みたくて、記念写真を撮ったらさっさと撤収。12:40 温泉目指して下山です。

しばらく階段が続いた後は、かなり急坂の山道です。温泉に引き寄せられるように走るがごとく下りて、約30分で五ツ辻に到着。ここで先頭交代、ゆっくり行きましょうと言いつつも、傾斜に背中を押されるのかスピードは緩まず、根古峰を通過して、三合目の分岐まで一気に下りて来てしまいます。ここで紀見峠駅への道標に従って右に折れます。

急坂を下山根古谷に入って渓流沿いは少しなだらかになりますが、しばらく行くと道は再び急坂になり、しかもコンクリなので負担が膝にかかってきます。スピードダウンしたくても足が勝手に回転している様で、誰か止めて〜と言いたいくらい。こういう時人は膝も笑いますが、顔も笑ってしまうものなんですねぇ。

山頂から約2時間で紀見峠駅の真上に到着です。飛ばしましたねぇ。駅まで下りず国民宿舎紀伊見荘へ曲がり、紀伊見温泉で膝の痛みを和らげましょう。冷えた身体にはあったか〜いお風呂が一番。鼻先に温泉というニンジンをブラ下げられ、必死に歩いた精鋭メンバーの山行きです。


      






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