
前日のドシャ降りで、ほとんどの人が一瞬は「明日はどうなるのだろう・・・」と思ったのでしょうが、よほどの大雨予報でない限り中止は有り得ないこの会のこと、みなさん、しっかり翌日の準備をしていたようです。8:50 近鉄富田林駅に集合した後、タクシー4台に分乗して水越峠に上がります。「奈良県」の標識があり、前の方より順番に奈良県へ入って頂いた所で、登山口到着です。
幸い雨も降り止み、それでも雨具や傘を取り出し易いように身支度を整えながら、フト見上げると、目の前は石畳のかなり急な坂。あら〜、見なければ良かった、、と思ってももう遅い。先ずはここから始めなくてはいけません。9:25 前夜の雨のせいで滑り易くなっている石畳を、慎重に踏みながら進みヤレヤレ、ようやく無くなったと思うと今度は丸太の階段と続きます。20分ほど歩いて休憩した地点辺りから登山道脇にツツジがちらほら見え出します。石も丸太も滑りやすいため、足元ばかりに気を取られ、後で気付くと途中にある奈良盆地・飛鳥や大和三山が一望できるポイントも見過ごしていた様です。
しかし、この必死(?)の上りのお陰で、予定よりかなり早く葛城山つつじ園の入り口に到着。真白な雨霧の中に、色鮮やかなツツジがボーっと浮かび上がります。
最初は今いる場所の周りしか視界に入って来ませんでしたが、段々と目が慣れてくるとお〜っ、遥か彼方までツツジではありませんか。さすが、《ひと目百万本》とはよく言ったものです。そして更に霧の中を進むと、ツツジの合間には、しっかりとお弁当を広げている人たちも見えてきました。
とりあえずは頂上を極めようと、ツツジ鑑賞は後にして先に進みます。やはり今年は暖かいのか、既に盛りを過ぎて茶色に変わっているのもありますが、それでもまだまだ鮮やかさは残っています。
葛城高原ロッジを過ぎて三角点のある山頂に向います。何となく広い所に出てここが山頂かと思っていると、以前来た事のあるメンバーが、山頂には丸太で出来た看板があるハズと思いだし、さてこの真白の中、山頂はどの方角かちょっと迷います。地吹雪で周囲がまったく見えなくなり方角が分からなくなる事を、「ホワイトアウト」と呼ぶそうですが、本日は霧のホワイトアウト状態です。
こっちでしょうと見当をつけて歩くと、一瞬霧が切れ先に頂上の看板が!11:00 大和葛城山山頂に到着です。記念写真を撮ってつつじ園に戻り昼食です。毎度お馴染み、フランス正宗(別名ワイン)とカップラーメンで身体を暖めつつ、霧が晴れるのを待ちますが、なかなか晴れ間が見えてきません。最初は12:30まで待ってみようとゆっくり構えていたのですが、どうもそう急には晴れそうにないと判断し、12:00 下リ始めることにします。
婿洗いの池の看板を「ムコさんも大変やわぁ」と横目で見ながら、階段を降りていきます。時々橋が架けられている箇所があり、その橋板が少しづつ間隔を空けて並んでるので、隙間から下がよく見えます。「これって重量制限あるんやろか」という声にリーダーのありがた〜い一言集第1弾!「重量制限はないけど、年齢制限があります」。思わず足を止める人、、
いませんでした。
約1時間ほどで行者の滝に到着。昨日来の雨で水量があり、夏ならとても気持ち良い休憩ポイントです。下の方はちょっと晴れてきたのか緑が瑞々しく映え、しばし階段の連続で疲れた足を休めます。折角なので、ここでも記念写真を一枚。
本日2回目の旗とネパール帽のお出ましです。上から下から登山者が現れるので、あまり長居も出来ず滝を後にして約30分、ロープウェイ登山口駅に到着です。下に向えば向うほど晴れてくるのですが、「晴れてきましたねぇ」の問いかけに、リーダーのありがたくも短い一言集第2弾!「晴れてへん!」
見上げれば確かに山頂にはまだどんよりとした灰色の雲がかかり、まんざら負け惜しみとは言えません。霧の白い薄絹に包まれたツツジもまた一興です。最後にこの悪条件の中、乳白色に縁取られ、微妙な陰影をかもし出すツツジの姿を見事に写し撮った、カメラマン渾身の作品をご覧下さい。新機種デビュー作品です。
