カルスト地形に広がる
360度の大展望 霊仙山

本日はバスハイク。バスの中に色々持ち込めるので、食糧満載でバスは定刻8:00に、茨木駅前を出発。しばらくしてアレ!Tさんは・・・?食糧満載で同じ重量の人を置き忘れてたことに、実の(仮が居られるワケではありません)夫人も気付かず、買いこんだ飲み物を手に追っかけて来たTさんを無事拾って、バスは名神に入ります。

谷山谷名神は順調に流れ、上丹生の登山口Pに10:00到着。谷山谷に入ると、屏風岩、丸岩、こうもり岩などを左右に見ながら一の谷、二の谷と涸れ沢を登って行きます。リーダーいわく「横尾の本谷を小さくした」ような登山道です。日陰の所々にまだ雪が残っていて、下界ではすっかり春から初夏の雰囲気ですが、山にはまだ冬の名残りがあるんですね。殆どが涸れ沢ですが、時折水が流れる所もあり、盛んにさえずる鳥の声をバックに、架かる丸太漆が滝橋を渡ったり石伝いに渡渉したりと、なかなか気持ちの良い登りです。1時間半ほどで漆が滝を望む広場に到着。ホッと一息入れて、これからの登りに備えます。

漆が滝を後にして、最後の水場を過ぎるあたりから沢はますます狭く急になり、なにやら岩登りの様相を呈して来ます。稜線に出るまで約1時間ほどが、今回の勝負所!しかし山の方もムチばイチリンソウかりではなくアメもちゃんと用意してくれてました。新緑はもちろんですが、なにしろお花がいっぱい。山の花は小さく可憐なものが多いですが、気付いたものを挙げると、イチリンソウ・ニリンソウ・ネコメグサ・ラショウモンカズラ・花ワサビ・山吹・ヒトリシズカ(優雅な名前ですね)などなど。今にも咲きそうなのが山芍薬、コバイケソウも水際のそこかしこに、新しい葉を巻いています。その他にもハコベ・カタバミ・しょうじょうバカマと、この山はこんなにもお花の宝庫だったかしら・・と思えるほどです。それにしてもこれだけのお花の名前を覚えている人も、エライ!夫は置き忘れてもお花の名前は忘れないもんなんですね、大変勉強になりました!

経塚山眼は楽しいものの、手足がそろそろ限界に近付いて来た頃、四丁横崖の鞍部に到着。既に12:30を過ぎてましたが、避難小屋あたりで食事ということで、稜線のササ道をあともう30分ガンバリます。避難小屋はすっかり崩れ落ちていましたが、お天気が良いのでそのもう少し先でお昼です。ちょっと風が強かったか、せっかくのカップ麺や淹れたてコーヒーをひっくり返したり、被害者続出。40分ほどで切り上げて先ずは経塚山に向います。

経塚から霊仙経塚山から霊仙山へはいったん鞍部に下り、また20分程登り直します。このあたりからササもなくなり白いカレンフェルトが点在する草原の風景になってきました。それでも窪みにはまだ、名残り雪が見られます。上り口にザックをデポして身軽に上ろうとしたのですが、楽しようとすると後でツケが回って来るのがこの世の常。もうすぐ頂上という所でリーダーの(ありがたくない)一言「しもた、旗忘れた!」

霊仙山頂かくして頂上の記念写真は、前回に引き続き会の旗とネパール帽はご欠席でございます。ここには三角点があり、最高峰は実はお隣なんですが、今日の所は三角点まででオワリです。

お虎が池下山は経塚山に戻って左のササ道に入ります。しばらくすると大きな水溜りといった感じの、お虎が池が現れます。鳥居がかかりいにしえには地元の人が雨乞いの儀式を行ったという謂れがあるほどで、ホントは「水溜り」といっては大変失礼なんですが。でもねぇ、やっぱりどう見ても・・・・。写真では良く分かりませんが、どうも琵琶湖の形らしいです。

お虎が池を過ぎて、約40分見晴らし台まで一気に下りて来ます。見晴らし台とはいえ、伸び放題の枝や倒木に阻まれあまり見晴らしは良くありません。ちょっと休憩して榑ヶ畑に向って更に下ります。急坂をなおも40分位下ると、眼の前に一合目カナヤという山小屋が現れます。沢水で冷やされたビールの誘惑を振り切り、トイレをちょっと借りてスギ林の中、かつての榑ヶ畑村を通り抜けます。廃屋も朽ち果て、人が住んでた名残は唯一、苔むした石垣だけになりました。林道に出た所でバスが待機。これだからバスハイクはやめられまへん。晴雨に関わらず足元が汚れると言われ、滑りやすいと脅された霊仙山ですが、思いがけず色々なお花に迎えられ、余計に得した気分を味わった山行きでした。




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