
高見山はこれで3回目。慣れた足取りで12名が9:10、近鉄榛原駅に集合。登山口行きのバス「霧氷号」はお客さん
がいるだけ臨時を出してくれるので、場所取りに並ぶ必要がなく助かります。奈良交通、エライ!9:20発の「霧氷号」に乗り杉谷登山口到着。この場の話し合いで今回は大峠回りで上がるルートに変更。予定どおり10:00に歩き出し、15分ほどで古市跡を通過。大峠までの道は旧伊勢南街道(別名紀州街道)と呼ばれ、ここで紀州・大和・伊勢から持ち寄られた米・塩・魚の市が立ったそうです。こんな山の中で市なんて、売る方も買う方も健脚ですねぇ。途中から遥かかなたに高見山の山頂が見え隠れして来ました。以前はこの辺りからアイゼンを着けましたが、今年は山頂ですらあまり雪がないように見えます。
古市跡近くで一呼吸おいた後、10:55小峠に到着。同じ2月に来た一昨年の小峠は積雪多く、その時の写真を見ると皆さん既にヘロヘロ状態でしたが、今年はここに来てもまったく雪の気配なし。全員まだまだ元気です。
小峠で小休止の後、更に続く旧伊勢南街道を大峠に向って進みます。小峠から2〜3分の所で左手に上がって行くのが旧伊勢南街道。うっかりするとそのまま林道を行ってしまうので、注意。昔の石畳を復元した所あったり、苔むした由緒正しそうな岩があったり、そう苦労する間もなく(雪がないからでしょうか)11:30、大峠到着です。フト下を見るとなんと駐車場が・・。トイレがあるのは助かりますが、もう少し見えないような工夫をしてもらえないでしょうかねぇ、せっせと歩いてきた価値が減ってしまいそうです。ここで第1回目の昼食タイムを取ります。お湯は沸かさずちょっとお腹の足し程度・・・。
15分ほどで大峠を出発。下から見上げるとまだまだ山頂は遠いですが、ここで旧伊勢南街道と別れ、左の急坂を一気に登ります。「疲れたら思いきって休んでくださいよぉ」のリーダーの声に、階段を歩き出して10段も行かない内に「ちょっと休んで良いですか?」それほどで出しからキツかったんですねぇ。途中、国見山を望めるベンチがあったものの山頂まで休憩なし。45分ほどで山頂到着です。山頂近くになってようやく日影にぬかるみ状態の雪があったものの、結局アイゼンは着けずじまい。
何となく物足りない思いで山頂に臨んでビックリ。いきなりの雪景色。エーッ、今までの道はこの驚きのための前フリやったん?だとしたらなんとも心憎い演出。頂上より向こう側北斜面には、高見山名物ブナの霧氷、霧氷、霧氷…。ようやく冬山気分満喫です。左右の写真、とても同じ日の同じ山とは思えません。ここで念願の?アイゼンを装着して記念撮影。皆さんの顔もうれしそうでしょ。ここで第2回目の昼食タイムといきたかったのですが、山頂はお昼時とあってラッシュアワー状態。避難小屋の中は人息れでボーッと霞むほど。お腹空いたぁ〜と言いながら、場所を探して先に進みます。

途中、15分続いた霧氷のトンネルは、空腹も忘れさせてくれるほどの美しさ。やはり、高見はこれでなくっちゃね。トンネルが切れる笛吹岩あたりで、ポカポカと風のあたらない、眺めの良い絶好の場所をサブリーダーがゲット。
いつもの赤ワインと通称「フランス正宗」のカップ酒が食前酒に振舞われ、お湯もシュンシュンと沸いたところで、各自持参のカップ麺のオンパレード。やはり冬はカップ麺に限るわぁ、チュルチュル。冷た〜くなってしまうオニギリに比べれば、やはり身体が温まります。
そんなこんなでゆっくりランチタイムを取り、13:30笛吹岩を出て下山開始です。
さすがに北側のルートには、そこここに雪が残りアイゼンが大活躍。約20分で小峠へ降りる道と平野へ降りる道との分岐に到着。ここで早くもアイゼンとはお別れ・・バイバイ。しかし、落ち葉や泥にまみれたアイゼンとの別れには、皆さん悪戦苦闘。あまりにも早い別れに未練を残しつつ、ここから先は平野道を通って下りて行きます。それでも日影では泥の下で雪が凍っている所もあり、油断するとツルッといきます。ここでリーダーのありがた〜い一言集!「きれいな所は歩かんと、汚い所を歩く」
ところどころ置かれた丸太階段を下りたり、ゆるやかな坂を下るにつれ水音が聴こえ、小川が見え隠れする内に2:15樹齢700年の高見杉を通過。杉と桧の植林を右に左に、花粉症の人にとっては「やめてくれ〜」気分の中を20分ほど行って振り返れば、既に山頂は遥か彼方から私達を見下ろしています。
2:50、平野登山口到着。平野川に架かる丹ノ浦橋の手前、民家の先に山の水がパイプからちょろちょろと流れ、靴やストックの泥を流すのに便利。橋を渡って高見平野バス停に行く途中には、たかすみ温泉という真新しい施設があり、ここの駐車場のトイレもきれいそう。バス停に並んでフト見れば、高見のゴマ塩頭がちょこんと覗いていました。