山の一品

しそジュース

今年の山行きもあと3回で終わり。この1年も、山では色々な人や物に出会いました。

へぇ〜っと感心したこと、じ〜んと感慨深かったこと、ちょっとな〜と思ったこと。
山行き記には書けなかったこぼれ話など、折々に感じたことを、綴ってみましょう・・・

今日のお題はしそジュース。(ちょっと季節はずれですが・・・)

去年あたりからブームになっているしそジュースは、例会でもちょくちょくお目にかかります。サッパリとしたあとくちは、特に夏山にはピッタリの飲み物です。

紫蘇には様々な薬効があるようですが、特にしそジュースの材料となる赤紫蘇のエキスには、ポリフェノールの一種であるロズマリン酸が含まれ、これがアレルギーや花粉症の炎症を抑える強い作用があると言われています。

更に、この赤紫蘇エキスを「酢」と一緒に摂取すると相乗効果が高いとか。というのも、ポリフェノールは水に溶け出しにくいのですが、酢にはよく溶けるので、効率よく吸収出来るという訳です。

山に花粉はつきもの。春先の登山は、花粉症の人にとっては、まるで敵地に乗り込むようなこと。何が悲しいのか、涙ながらに歩いている人もいましたっけ。

即効性があるものではありませんが、花粉症に悩まされながらも、山歩きは止められない、、という方は、赤紫蘇が出回る頃、一度試してみてはいかがでしょうか。

作り方は色々あるようですが、家にあるものだけで簡単に作れる方法を、ご紹介しましょう。(日経新聞・生活組曲より)


用意するもの  赤紫蘇の葉一束(葉だけで120〜130c)
           酢 500_g 砂糖 500c
           (出来上がり量はカップ約2と1/2です)
赤紫蘇の葉をつみとって洗い、水気をとります。
鍋に酢を入れ、プツプツする程度まで温め、赤紫蘇を入れ、煮立たないように弱火で約1分、煮出します。
ざるにペーバータオルを敷いて、熱いうちに汁をこします。
鍋にもう一度入れて、砂糖を加えて弱火にかけ、溶かします。
保存用のビンに移します。

このままでは濃いので、水や炭酸水で好みに薄めます。冷蔵庫に入れておけば、1年ほどは保存ができるというすぐれもの。1回作っておけば、春夏秋冬、いつでも山行きのお供に連れて行けますね。


いきなりお酢で煮出すのに抵抗がある方は、水で煮出して後からクエン酸と砂糖と加えるという方法もあります。クエン酸は薬局で手に入ります。

いずれにしても、そのきれいなルビー色が山の緑に映え、見て楽しい、飲んで美味しい、しそジュースです。

画:kozue


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