蘇武岳

本日のバスハイクは、中国道に乗り易いようにと、宝塚集合。中国道から播但連絡路に入って市川PAでちょっと休憩し、9号線に入って金山峠へと向かいます。途中道路工事蘇武岳登山口の為通行止めの看板があり、行きつ戻りつで少々時間をロス。10:50 ようやく金山峠に到着です。金山峠には何やらいくつもの道標や案内板があるのですが、この手前には金山の金の字もなく、通行止めならそれなりに案内板を出してくれても、罰は当らないと思うのですけどね。

さて、ここから蘇武岳へは阿瀬渓谷経由の道と、直接上がる道があり、今日は直通の道を歩きます。登山口には「蘇武岳登山口 但:熟知者に限る」というお達し付きの道標が置かれ、道の真中には小さなお地蔵さんが陣取っています。ここで久々登場!リーダーのありがた〜い一言・・「そこ通ると、『あきません』とハネられる人おるんちゃうか〜」 びくびくしながらお地蔵さんの側を通り過ぎますが、幸いハネられる人もなく、これも日頃の精進のお陰か、はたまた指導のたまものか・・?とにもかくにも、11:00 予定より50分遅れで出発です。

尾根筋で休憩取り付きからいきなり尾根への一直線の登りです。もう少し愛想の良い登山道作りをしてもらっても良かったのに・・と恨めしく思いながら、一気に上って行きます。斜度40度くらいはあるんじゃないかい?と思う道は、道というより壁!休みたくても休む場所もありません。ようやく尾根筋に踊り出た所で、11:35 やれやれの休憩です。

ここからは緩いアップダウンを繰り返し、道脇のリンドウやすすきに秋を感じながらの快適な尾根歩き。通り過ぎる風も爽やかです。そうこうする内に、12:00 麓から聞こえるお昼のチャイムの音を聞きながら「蘇道」と書かれた記念碑のある展望台に出て来ます。鉢伏高原を挟んで向こうにスキー場を抱えた鉢伏山、その奥に氷ノ山の山なみが眺望できる広々とした休山頂から氷ノ山憩所では、きれいに舗装された林道をバイクで来られたらしいお二人が昼食中。これだけ見晴らしの良い場所でのお弁当は、さぞかし美味しい事でしょう。まだまだお預け状態の我々は、ここからひたすら山頂直下の林道を歩いて、頂上へと向かいます。

20分ほど歩くと道は段々と下り気味になり、えっ?下るの?と訝しく思ってると右手に再び「蘇武岳→」の道標が現れ、そこからちょっと上がった所の道を右手に取ると、正面に山頂がどっしりとそびえます。少し崩れかかった丸太の階段をすきっ腹にむち打って、ヨイショ・ヨイショと登り、12:30 蘇武岳山頂に到着です。

蘇武岳山頂1074mの山頂は芝生のようなフカフカした草の広場です。少々風が強いですが360度の眺めで、神鍋方面から氷ノ山、但馬空港から遠くは大江山と東西南北全ての景色が見渡せます。それぞれ好きな方向を向いて、お弁当タイムと致しましょう。

先ほどの記念碑から今回は林道を歩いて来ましたが、山頂に着いてみるとどうやら古い登山道が残っている様子。道なりに記念碑に出る小さな橋へと左に折れてしまいましたが、まっすぐ続く道はなかったので、恐らくもっと手前に山頂へ向かう道があったのでしょう。その分岐を確認してみたいところですが、今から戻るわけにもいかず、また次回のお楽しみに取っておきましょう。

山頂からの下り13:15 記念写真を撮って出発です。さっき登ってきた急な階段を慎重に下り、林道からの上がり口を通り過ごして直進します。振り返れば少〜し色づき始めた草原が見送ってくれてます。この時期紅葉は、日当たりの場所によって進み具合に差があるようで、先ほどの林道歩きでもあるカーブを曲がると、いきなり色づいた樹々がお出迎えで、びっくりするやら嬉しいやら・・。

鮮やかな紅葉の条件は、日当たりと適度な冷え込みと湿気なんだそうで、渓谷に紅葉の名所が多いのも頷けます。

しばらく歩くと、道は明るくて気持ちの良いブナ林の中を段々と傾斜を増して下って行きます。強い風が上の方でブナの枝をブナ林ザワザワと揺らしていますが、さしもの強風も大小の枝でふるいにかけられ、頭上から心地よい風となって舞い降りてきます。

林道歩きでちょっと退屈だった往きに比べ、帰りのこの道は多いに気に入り、今度は新緑の頃にも来たいわね〜などとご機嫌に話しながら、ブナの森を進みます。足元には相変わらずリンドウの花が咲き乱れ、その他にも秋らしく紫色の花があちらこちらに見られます。ゆっくり鑑賞しながら歩きたいのですが、ブナ林その2道も段々と急になり、足元に注意をして下りましょう。

最後に転げ落ちた方が早いんじゃないか・・というような坂を下りて13:50 ちょっと休憩です。禁煙中でなかなか一服休憩をしないリーダーの目の前に、愛煙家のメンバーがホ〜ラとばかりに1本差し出し、見事休憩時間を勝ち取ります。まぁ、我慢我慢でストレスが溜まるよりは、無理しないでゴチになった方が精神的にも良いですよ!

蘇武岳は地元出身の植村直己さんが始めて登った山だそうです。今はマッキンリーの氷の下でその時間を止められていますが、このブナ林は数十年経た今も、植村さんが最初に登った時の姿をそのまま留めているように、ゆったりとした時の流れを感じさせてくれます。

休憩地点から5分も歩けば林道出合登山口です。ここからは舗装されていない林道を下りて行きます。途中備前山へ行く道との分岐に出ますが、備前山はパラグライダーの場所となっているようなのでパスし、そのまま林道を歩くこと10分、お迎えのバスが待つゲートに到着です。




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