
雪のシーズンに向けての点検で、予定していたびわ湖アルプスゴンドラが運休のため、急遽集合場所を堅田駅に変更。それに伴いコースも大幅に変更されるという連絡が、2日前の夕方飛び込みます。当日は朝が早いため、連絡が行き渡る時間はほぼ1日のみとなりますが、無事全員に行き渡り、堅田駅8:33に到着の新快速に全員が乗車して無事集合完了です。
ゴンドラ乗車であれば打見山経由で夫婦滝へ下り白滝山ヘ寄ってから、後は伊藤新道を通って坊村へ下るという、ほぼ下りばかりのルートでしたが、今回は坊村から入り、牛コバ経由で夫婦滝から白滝山までしっかり上り、その後は当初の予定と同じルートを辿ることになります。堅田駅からバスで坊村へ。朝の仕込み中なのか、比良山荘からは、イカ焼きから始まり、おでんの香りがしたかと思うと、椎茸でダシをとっている良〜い匂いが漂ってきます。2〜3年前に設置されたトイレを利用して、準備万端整ったら、9:45 おダシの香りに送られて出発です。
地主神社と明王院の間を抜けて緩い坂道の林道をひたすら歩きます。最初は舗装道路ですが途中から砂利道となり、歩き始めて20分程の所に小さな休憩所があります。文字の消えかかった説明板によると、ここは行者の護摩堂でここで護摩を焚き行場に入る前に煩悩を焼き捨てる場所なんだそうな。10:05
護摩は焚きませんが、我々もここで煩悩を捨てていく事にしましょう。まっ、つまりは休憩です。
護摩堂から先も林道は続き、次第に先行グループとの差が開き始めてきます。だって、砂利と言っても神社のような玉砂利ではなく、もう一回り大きい小石の道なんだから、あ〜、疲れる!歩きにくい砂利道を更に進むと、10:30 奥ノ深谷との分岐点である牛コバに到着。ここでようやく林道とお別れです。でもここからが、白滝谷の本コースとなるので気を取り直して進みましょう。
白滝谷は以前(2001年8月)にも歩いた事がありますが、その時沢に架かって
いたのは丸太2本だけのまさに丸太橋で、渡るのに緊張しまししたが、今やその丸太に枕木の様に横板が打ち付けられ、とても歩き易くなっています。
そんな橋を2回渡ると道は段々と沢を離れて行きます。しばらく山腹の細い道を登って行き、前方に木が倒れかかり歩きにくそうな場所に来ると下の沢から若い男の子が、「こっち、こっち」と新しく作られたような道を指差して教えてくれます。見れば、護摩堂でも見かけた大きなザックを背負った学生達のグループが道端で休んでいます。護摩堂のグループとは別の様ですが同じように地図とコンパスを片手に、熱心に位置を確認しては書き込んでいるご様子。ん〜、何してるの〜??
度重なる台風の襲来で、従来の道が崩れたのか、この先も新しく付けられたと思しき道が出て来ます。学生さんの脇をすり抜けて進み、11:15 苔むした石垣のある池の跡のよう場所でちょっと休憩です。
さっきの学生さん達に追いつき追い越されたら、こちらも先に進みましょう。沢の流れを遠くに近くにして歩いて行くと、11:35 滑滝の流れがきれいな「スベリ石」が見えます。真夏にここで滑り台風に遊んだら気持ち良いでしょうねぇ。
この辺りから両脇に石楠花の木が多く見られるようになります。お花の季節には石楠花のトンネルになりそうな、大きく成長した木もあり、その華やかな風景を想像しながら進みます。12:00 夫婦滝の入口に到着です。屋根だけの休憩小屋、夫婦滝の標識、案
内地図、そしてトイレ小屋があるのですが、入口に木が打ちつけてあり今は利用できません。
夫婦滝はここから5分程下った所にあります。見事に2本寄り添うようにして水が落ちていますが、片方の滝壷に台風で落ちてきたのか大きな丸太が、まるで滝に打たれている様に立っています。
時間も丁度ですし、さっきの小屋でお昼にしましょう。小屋には不動明王泰安所が置かれ、その前をお借りしてお湯を沸かします。歩いているとあまり感じませんでしたが、じっとしているとシンシンと寒さが身にしみて来ます。かなり気温が低くなってるのでしょう。
最後に熱い紅茶を頂いたら、12:55 白滝山へ向けて出発です。紅葉も殆ど終わり、葉を落とした樹々の間の道を30分ほど歩くと、13:25 音羽池に到着です。流れ込む川も無く、静かにポッカリと丸く浮いているようです。最初はここから長池に向い20分程かけて1周する予定でしたが、雨もポツリポツリと顔に当って来ました。今日は早めに山頂を踏んで引き上げましょう。
この分岐から山頂へは15分程。13:40 白滝山山頂に到着です。周囲は樹木に囲まれ、枝の隙間からすこ〜ぅし眺めが見える程度。山頂を示すプレートもなく、写真を撮ってもどこの山か分からないやんと思っていると、ファインダーを覗いていたカメラマンが、標識あるよと指差すのは、枝の上の方。おや、確かに小さいプレートがかかっています。
一応その下で記念写真ですが、果たして分かりますでしょうか。あ〜、ちょっと切れてしまいましたね、残念。
さて、これから下山ですが堅田行きの最終バスが坊村発15:46ということで、ギリギリ間に合うかどうか。帰りは朝、お出汁の良い匂いを漂わせていた比良山荘の伊藤さんが開かれたという、伊藤新道を下りますが、沢沿いの道がけっこう急なようです。バスに間に合わなくても良いから焦らずに下りましょうと思ってたらもう一つ、緊急なご用が・・。
やはり気温が低いのか自然からの呼び声がいつもより頻繁で・・・はい。夫婦滝のトイレが無情にも閉められていたのも、心理的に逼迫感をもたらしたのでしょうか。いつのまにか足早になっています。
途中、最近崩れたのか大きくえぐれた部分の上に巻くように付けられた迂回路を通ったり、大きな石が不規則にゴロゴロしている急坂を下ったりして、14:15 ちょっと休憩。そろそろ終わりになる黄葉に名残を惜しみます。沢にはいく筋か水が流れ落ちていましたが、その内の大きな流れがワサビ大滝だったのでしょうか。知らない内に行き過ぎて、杉林の中を抜けると朝歩いてきたあの長い林道に出て来ます。
朝は退屈だの、砂利道が疲れるだのとブツブツ言っていた道を跳ぶように歩き、15:30 当初の予定通り坊村に到着。バスは間に合わなくても良いけれど、トイレに御用があるのよ・・というモチベーションはかくも高いのか!とあらためて感心する次第です。お陰でバスにもしっかり間に合い、駅では本日の反省会を行う店に予約を入れるほどの余裕、余裕。
本日は、この手があったのか!と新たな発見を見出した山行きでした。
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今日のお時間
坊村 9:45−(休憩1回)−10:30 牛コバ−(休憩1回)−12:00 夫婦滝 12:55−13:25 音羽池
−13:40 白滝山 13:50−(休憩1回)−15:30 坊村
今日のお風呂
なし。
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