酉年最初は 白鷺山

今年は酉年。関西圏でトリの名が付くのは湖南アルプスの鶏冠山が有名ですが、この時期積雪があったり凍ったりして、以前大変苦労した記憶があるのであっさりと除外。そこで浮上したのが、たつの市にある白鷺山・鶏籠山です。もう鷺と鶏の豪華2本立てですから、酉年最初の山にこれ程相応しい山行きもありません。

粒坐天照神社10:20 山歩きの前に、麓の粒坐天照神社で例年通り1年の安全を祈願します。宮司さんが「若い頃は雪山も岩もしておりました」という筋金入りの山屋さんで、結婚や子供が出来るたびに一つ一つ止めざるを得ず、「今は稜線歩きだけです」とサラっと言われますが、稜線といってもきっと槍や穂高の峰辺りなのでしょうね。

年の初めから山にご縁のある方に安全祈願をして頂き、今年はさぞかしご利益のある1年になりそうです。ご祈祷中外は雪が舞っていましたが、終わる頃には陽射しも出てきました。白鷺山はこの神社の裏山で、白鷺山公園として整備されています。

童謡の小径境内を通り抜け、11:00 童謡の小径と書かれたアーチをくぐって散策路を上がって行きます。たつの市は「赤とんぼ」の詞を書いた三木露風の出身地ですが、それに因み有名な童謡の歌碑が散策路沿いに建っています。歌碑に近づくと童謡が流れる仕組みで、懐かしみながら歌碑を20分ほど辿って行くと三角点がありました。ここが白鷺山の山頂でしょうか。

白鷺山からの眺め国民宿舎へ通じる道と分かれ、次の的場山へ向かいます。標識に従って下りて行くと道は畑の中に入って行きます。え~と、ここあぜ道のようなんですが、入って良いのでしょうか。正面はこんもりとしたヤブが道を塞いでいます。が、よく見るとヤブに沿って通り道があるようです。道なりに行くと車道に出ました。ここを渡って更に進むと、左手にそうめん茶屋が・・やなくて、的場山の登山口と思しき入口が見えますが、今回は時間の関係で飛ばすことにして、鶏籠山へ向かいましょう。

龍野城龍野城址を目指して城下町の風情が残る街中を歩いて行くと、11:45 桜の木に囲まれた白い城壁が目の前に現れます。城壁のすぐ下は龍野小学校の「水練場」です。お城側から覗くと普通のプールなのですが、「水練場」と書かれた古めかしい木製の看板といい、その看板が掲げられている冠木門といい、明治時代の学校という雰囲気です。

庭園にあるトイレをちょっとお借りして、12:00 ←龍野城址登り口の標識に従って山へ入ると、いきなり急な登りとなります。龍野城は戦国時代はこの鶏籠山上に築かれた山城なので、まぁ、山城のお鶏籠山登山道約束として道は狭く険しいのは仕方ありません。楽に登れたら簡単に攻められてしまいますものね。それでも建物跡が見えると平坦になり、二の丸跡や本丸跡などを通過して、12:40 山頂に到着です。

普通ならここでお昼ですが、龍野城前で視界に入ったそうめん茶屋さんが気になり、下りたら寄ってみようという事で、お昼ご飯は簡単に済ませます。山頂から両見峠へ下って行き、13:00 大きな石灯籠のある三叉路に出たら紅葉谷・龍野公園方面へ下ります。遊歩道のような階段を下り続けると、龍野神社前に出てきました。ここから龍野城方面へ戻り三木露風生家の前を過ぎると、ハイ、お疲れ様でした、お目当てのお茶屋さんです。

今日はこの後新年会も予定しているのですが、先ずは冷たいビールと温かいにゅう麺で、今年の幕開けお祝いの第一弾です。

 今日のお時間
10:50 粒坐天照神社 -11:00 童謡の小径 -11:20 白鷺山 -11:45 龍野城址 12:00 -12:40 鶏籠山 -13:00 両見峠 -13:20 龍野城址
 

 今日のお風呂    神戸クアハウス  980円
      泉質: 重曹泉・硼酸泉
      効能: 美肌効果、疲労回復、疾病予防

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