干支の山
信貴山

今年最初の山は恒例干支の山・・という事で寅年の今年は、信貴山です。寅にご縁があるという朝護孫子寺でこれ又恒例の安全祈願を行います。8:30 信貴山駅に集合し、歩いて山へ向かう登山者を横目にバス停へ。お寺へ行くなら信貴山バス停よりもう一つ先の信信貴山の虎貴大橋で降りた方が近いという、有り難い情報を小耳にはさみ、お正月から楽をします。

9:00 朝護孫子寺の駐車場に到着。向こうの山腹に見える本堂まで上がりましょう。仁王門からの参道脇にはそれぞれ謂れのある護堂や銅像や解説板が並び、それを見ながら上がって行くと、あのポスターで有名な張子のトラが鎮座しています。お腹の辺りにお立ち台が置かれ、トラをバックに写真が撮れるようになっているのですが、大勢の人がおトラ様を撮っている中で、1人その前でピース!をするのはかなり勇気が要ります。

本堂で安全祈願の申し込みをして参内の横に座りますが、まぁ、詰め込む詰め込む。一度座ってしまうと身動きが取れません。そうして始まったご祈祷は先ずは般若心経から始まります。若い僧が打つ太鼓のリズムは、お経というよりロックミュー本堂で安全祈願ジックに近いノリ。シャウトする般若心経が終わると、別のお経が始まり合間にご祈祷を申し込んだ善男善女の名前が読み上げられます。商売繁盛のご利益があるのか今日はお好み焼きやさんとか焼肉やさんとか、遠く東京は羽田空港のレストラン街からもお参りに来ているようです。

厚い経本を高く掲げて一気にパラパラと繰りながらお経を唱える「転読」がまた、ハデ。1冊が終わるとそれを経机にバンバンと叩きつけ、次の教本に移ります。これを5人の僧がするので、それは賑やかな事。このパラパラとする時に起こる風に当たると、1年無病息災とかで、皆さん、全力で転読されています。

ただ、左から2番目のお坊さんだけ口は動いてないし、パラパラも適当で、もうちぃと気ぃ入れてやってほしいわぁ。このヤル気の無いお坊さんを除けば、熱心なご祈祷で名前を3回も読み上げてもらい、今年は怪我も無く安朝護孫子寺本堂全に山を歩けそうです。

11:00 ご祈祷終了後、ごった返す本堂を早々に抜け出し、記念の写真を撮ったら奥の院へ向かいましょう。11:15 4丁の石碑の側で漸くゆっくり新年のご挨拶を交わし、更に進みます。多宝塔から赤い鳥居を通り抜け、空鉢護法堂へ向かえば信貴山山頂ですが、鳥居手前で折れて、平群町との分岐から高安山へ向かいます。

明るい杉林の中を歩いて、11:45 ベンチを見つけて休憩です。12:00 生駒スカイラインを横断して一歩きすると舗装された立派な林道に出ます。脇に高安山駅と、十三峠・久安寺を示す近畿自然歩道の道標、信貴山方面を示す矢印はあるものの、肝心の高安山の入口を示すものがありません。前を歩く登山者2名もウロウロしています。

十三峠方面へ行きかけてフト振り返ると、前のお二人が目の前の小高い丘へ上が高安山られています。えっ、これ?と近付いてみると、傍の電柱に細々と「高安山へ」と書かれ、その上にヒヨコの小さなお人形が吊り下がっていました。どうもこれが目印のようです。ヒヨコじゃ分からないっちゅうの。

12:10 林道から5分もせずに高安山山頂に到着です。山頂は狭いし展望も良くないので、お昼は先程の分岐の脇にある、陽当りの良い場所でいただきます。後からもう1グループが来てやはり昼食のようです。お隣が先に出発されるのを待って、13:00 こちらも出発です。

13:10 生駒スカイラインの下をくぐり向こう側へ出て、もう一度スカイラインを横断し、立石越ハイキング道の道標から服部川駅方面へ下ります。13:25 ベンチと東屋がある展望台でちょっと休憩。眼下に広がる大阪平野の街並みを暫し楽しみますしょう。

道は更に下ります。敷き詰めら大阪平野をのぞむれた落ち葉の下には、実は岩がゴロゴロしていて油断できません。それに、そこそこ急じゃあ〜りませんか。落ち葉に隠れた浮石を踏まないよう、それなりに緊張して下ります。

13:50 駐車場風の不動院地蔵尊に出てきたら道は舗装道路になり、意外と(失礼!)立派な住宅街の中を抜けて、14:10 服部川駅に到着です。さて、それでは新年会会場へ急ぎましょう。そう言えば、下山後宴会はこれで連続3回目。でも、お正月だから、まっ、いっか。

  


 今日のお時間
9:40 信貴大橋BS − 9:50 朝護孫子寺(安全祈願) 11:00 −11:30 多宝塔 −12:10 高安山 −12:15 高安山分岐 13:00
− 13:25 展望台 −13:50 不動院地蔵尊 −14:10 服部川駅

 今日のお風呂   湯処 あべの橋(銭湯)   410円
        泉質: H2O
        効能: 色々なお風呂でリラックス

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