
本日は折りしも大河ドラマ「功名が辻」で放送されたばかり、賤ヶ岳の合戦の舞台を歩きます。米原でJR北陸線に乗換えますが、カメラ小僧と言うよりは少々トウがたったカメラおじさんがやたら車内や駅に出没中。集合場所である余呉駅に着くと、ホームの先端には三脚を立てたアマチュア・カメラマンがこぼれ落ちんばかりに群がっています。カメラを構えていたお1人に聞けば、米原−敦賀間が直流電化され、10月21日から新快速が敦賀まで延長される代わりに、消えていく車両もあり、今日は特別にその古い車両が10時40分頃ここを通過するのだとか。
そう言えば、米原から乗った北陸線も、天井付近を見るとアララ、折り畳みの寝台があるじゃありませんか。むか〜しのA寝台を改造した電車のようです。懐かしいですねぇ。仕事を終えて登山服に着替え、夜行列車で、それも節約して三段のB寝台か、座席車両の床に新聞紙敷いて寝ながら山へ向った想い出のある人、多いんじゃありませんか?昔の電車も見てみたい気もしますが、ちょっと時間が合わないので予定通り出発しましょう。
10:00 駅を出て「賤ヶ岳登山口」の案内に従って、余呉湖へと向います。指示標通りに行くとやがて道は湖畔の観光センターへ。ん?でも、登山口がないし登山口の標識もプッツリと途切れてしまいました。しばし湖畔をウロウロした後、観光センターの裏にあ
る舗装路を左手に廻り込むようにして進むと、ありました、「賤ヶ岳登山口」と書かれた看板が道路脇に置いてあります。
10:20 予定より15分程ロスしてしまいましたが、ようやく登山口を出発です。20分程歩くと、観音堂経由余呉駅←+→余呉湖経由余呉駅 のある分岐を通過します。なんや、登山口は2つあるんやぁ。さっき湖畔でウロウロしたけれど、結局観音堂経由の道を探し当てた訳やね。最初に見た「賤ヶ岳登山口」の案内で湖方面に右折せず、そのまま真っ直ぐ車道を行けば観音堂登山口も簡単に見つかったかも知れません。それにしても、余呉湖からの登山口はどこにあったんやろ〜。この道標に従って降りてみたいものです。
雑木林の中、遊歩道のような広い道を歩きます。10:50 一息入れましょう。道の片側は人の手が入っていない雑木林、反対側は杉の植林帯になっています。日本の藩主制度は世襲制の為、子孫に山を残すという観念から、例えば大普請等で木を伐採したら必ず将来の為に植林する風習があり、そのお陰でこれだけ緑の多い山が残っているというリーダーの講義を聴きながらの休憩です。
眩しいほどの秋の光が木々の葉を通して柔らかい木漏陽となり、頬をなでる風も爽やかで、おまけに急な坂も無くゆったりとした道で、ほんとに気持ちの良い山歩きです。樹々の緑はまるで新緑の頃の様に輝いています。
11:00 左手に中川清秀の墓の道標があるので上がってみましょう。途中には大岩山の標識も置いてあります。秀吉側の武将であった茨木藩主中川清秀は、天正11年(1583年)4月、柴田勝家方の佐久間盛政の急襲に遭い、ここで善戦空しく討死。その後100回忌に建立されたお墓がこれです。大垣にいた秀吉が取って返し、世に言う「賤ヶ岳の戦い」の火ぶたが切って落とされます。
この先、道脇には古戦場跡がいくつかあり説明板も設置されています。猿が馬場と名付けられた場所は、当初秀吉がここで采配を振るったと書かれていますが、こんなに木が繁ってたら何にも見えないやん!きっと当時はもっと木の背丈が低かったのでしょうね。首洗いの池などという、こわ〜い場所もあります。
11:30 山頂まで1.1kmとある道標でちょっと休憩です。このまま気持ち良い道が続けばいいのですが、そうは問屋がおろさねぇ!とばかり、急な登りになってきます。まぁ、山頂直下はなぜか急になるのが山道の常らしいので、これもそろそろゴールが近いというお知らせみたいなもの。案の定、しばらく登ると上の方から賑やかな声が聞こえ、12:00 人で一杯の賤ヶ岳山頂に到着です。
広い山頂は社会科見学?の高校生さま団体と、渡りの鳥を観察に来ている野鳥の会?ご一行様がワイワイとお食事中で、今までの道の静寂さがウソの様です。とにかく、食事の場所を探さないと。上がって来た所からは余呉湖が見下ろせますが、琵琶湖が眺められる方まで来てようやく場所が見つかりました。さぁ、ち
ょっと陽が当りますが、お昼にしましょう。
食後は地元のガイドさんでしょうか、高校生さま相手に合戦の歴史や様子を説明しているのを、盗み聞き・・。いや、コレが結構面白くてふむ、ふむと聞き入ってしまいます。
片や、野鳥の会?の方には、これから南へと長い旅に出る渡り鳥(トンビに似てたけど、サシバという鳥らしいです)を教えて頂きます。今しも上空の気流に乗るべく、円を描きながら見る間に遠く小さくなっていく姿に、驚いたり感心したり。
いや〜、なかなかアカデミックな時間を過ごさせて頂きました。渡り鳥も見えなくなった事ですし、そろそろ降りましょうか。先ずは
伊吹山をバックに写真を撮り、次に場所を変えて「七本槍の戦闘」の碑の前でも記念に1枚。へぇ、加藤清正ってこんな所でも活躍していたんですねぇ。
13:00 色々お勉強になった山頂を後に、リフト方面へと下ります。5分程でリフト乗り場に来たら、すぐ手前にある山道に入りましょう。リフトの下を2回程くぐりながら、ジグザグの道を軽快に歩きます。13:15 下のリフト乗り場に着きました。これでリフト代400円の節約です。乗り場前には地元で取れたお豆類や野菜が並べられ、下りて来た勢いで買ってしまいそうな雰囲気です。う〜ん、なかなか商売上手♪
駐車場を過ぎてしばらく車道を行くと、賤ヶ岳登山口バス停が見えて来ます。木ノ本駅まで歩くつもりでしたが丁度14時にバスが来るので、ここでバス待ち。乗ってみれば駅まで結構あるので、乗って正解でした。駅前のいつもの天然石風呂で汗を流し、ビールで喉を潤したら、大阪まで再びなが〜い電車の旅に出発です。
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本日のお時間
観音堂登山口 10:20−11:00 大岩山 −12:00 賤ヶ岳 13:00 − 13:15 大音(リフト乗り場)
本日のお風呂 奥びわ湖天然石温泉 「鈴乃や 清泉閣」 700円
泉質: 弱アルカリ性ミネラル温泉
効能: 腰痛、神経痛、肩こり、リュウマチ 他