今日の山は標高384m、ガイドブックによれば歩行時間3時間半、チャッチャと歩いてなんばに戻り、お風呂に入って、冷えたビールをグビっとする気満々で、10:00 南海・孝子駅に集合です。
日陰のない炎天下、踏切を渡って畑の中を歩き、登山口のある孝子観音(高仙寺)を目指します。孝子観音の標識に従って、畑の奥にある古い橋を渡ると、高仙寺の山門に続く階段です。これまた古い石段を登りますが、段差の高い所には中間段?のブロックが置かれ、歩きやすくなっています。お寺さんの心遣い、ありがたや〜。
ようやく山門に着いてヤレヤレと思ったら、その先本堂まで更に階段が続きます。10:20 ヨロヨロと本堂に到着。既に体力をかなり消耗しています。歩き出してまだ20分もしてませんが、ちょっと休憩。水分を補給したら、本堂の後ろの登山口から先ずは裏山の高野山へ向かいましょう。ウメバガシの森の中、一気に尾根へ伸びる急登の道です。樹林帯の中で風もなく、蒸し暑さだけが残る道で、この蒸し暑さが後々エライ事に!な〜んて事は、この時点では誰も知る由もありません。
眺望のない坂道を黙々と登り、10:45 高野山に到着。標高285mなのに、既に疲労困憊。11:10 反射板を通過。その先の木陰でちょっと休憩です。次の目標は札立山分岐です。高野山は高仙寺からこの分岐までの行程の大体3分の1位の所、木々の合間から見える飯盛山はまだまだ先です。尾根道とはいえ細かなアップダウンを繰り返します。けっこう、キツイやん。誰や、標高が低くて楽勝言うたのは!
11:35 藤戸山を通過。これで二山越えました。札立山の分岐に着けば、15分ほどで飯盛山です。孝子駅から前後して歩いているグループの一部が間に入ってしまい、先行班と後続班の二手に分かれてしまいました。休憩もとりにくく、結局ダラダラと札立山分岐まで歩いてしまったのが良くなかったのか、ここでの水分補給不足が後に影響してしまいます。
12:10 待望の札立山分岐に到着。右に札立山を分けて左の飯盛山方面へ行くと、鉄塔を過ぎてちょっとした広場が出てきます。ヤレヤレ着いたかと思ったら、山頂はもうちょっと先。え〜、まだあるのぉ〜?と文句を言いつつ歩くこと3分。12:25 飯盛山山頂に着きました。眺めは良いのですが、遮るものが何もなく、ここでお昼はイヤヤァという事で、先程の広場に戻ります。
唯一ある木陰の下に都合良くというか、木陰だからわざわざ置いたと思われるブロックに座ってお昼にしましょう。ただ、木陰といっても全員が隠れるほど広くなく、背中や半身が陽に当たる人や、最初から入れない人も居るので、早々に切り上げて出発です。もう一度山頂に戻り、記念写真を撮ったら13:20 みさき公園へと下りて行きます。下り口には何の表示もありませんが、上がってきた道の他にはこれ一つしか道がないので、間違いはないでしょう。
こちらも急な坂で、しかも地面が緑かかっていて苔でも生えていそうな感じです。滑らないように注意して下りて行きましょう。小さなアップダウンを繰り返していると、今度は六甲のような花崗岩のザレ道となります。途中振り返ると、さっきまで居た山頂がずいぶん遠くに見えます。急な道だけあって一気に下って来たようです。
と、ここら辺りからスピードダウンするメンバーがちらほら。蒸し暑さの中での登りに水分不足、滑りやすい急坂の下り道と悪条件が重なり、かなり足にきているようです。段々と列が伸び、先行組・後続組に加え、中間組もできて3つに分かれてしまいました。あまりバラついてもいけないので、14:45 風通りの良い所で休憩して、先行組とゆっくり組の2つに分けます。
提灯講山を過ぎて、15:00 あじさい展望台に出ると眼下に海が広がります。横にはベンチとテーブルが置かれ、登りで前後していたあのグループが休憩しています。えっ、あれっ、何で?登ってる時は確かにこちら先行していたし、山頂でお昼を食べている時も通過したのは見てないし、どこで追い抜かれたのでしょう?? 不思議に思ったまま先を行きます。
展望台からはあじさいロードと名付けられた道を下ります。名前の通り道の両脇にあじさいが植えられていますが、まだ根付けの途中というものが多く、手入れ用の道具もたくさん並んでいます。あじさいは根付くまでが手がかかるらしいですが、この数が全部根付いたらさぞかし見応えのあるあじさいロードになる事でしょう。
15:10 先行組が登山口に到着。しばらく待ってるとゆっくり組の1人が追いついてきて、足が攣っている人が居るのでかなり遅れるかもしれないと伝えてきます。あらら、それは大変。少し休めば歩けるようですが、大事をとって登山口までタクシーに来てもらう事にします。そうとなれば、先行組は早速駅へと向かいます。
15:30 みさき公園駅に先行組が着き、タクシー乗り場に書かれている番号へ電話です。ところが、飯盛山登山口といってもさっぱり分からない様子。住所を聞かれたってねぇ、そりゃ、分かりまへんがな。そうこうしている内にゆっくり組よりもう登山口まで下りてきたと連絡が入ります。思ったより早く回復したようです。そのまま歩けるという事でタクシーは却下。無事駅で合流してなんば行き特急に乗車します。早く、お風呂に入りたい!
車中では「低い山と思ってたけど、甘かった」と反省しきりです。低山とは言え、舐めたらあきまへんなぁ。ガイドブックをもう一度読み直すと、しっかり書いてありました。「標高が低いので、暑い夏は避けたい」・・・。ハハァ〜、仰るとおりでございまする。
本日のお時間
孝子駅 10:00 − 高仙寺 10:20 −10:45 高野山 −11:35 藤戸山 −12:10 札立山分岐 −12:25 飯盛山 13:20
− 14:10 飯盛山展望地 −15:00 あじさい展望台 −15:10 登山口 −15:30 みさき公園駅
本日のお風呂 なんば・なんば温泉 410円
泉質: オール軟水
効能: お肌つるつる髪さらさら