
今日はこの3年で実に4回目となる、人気の五月山です。なぜに人気かと言えば、その手軽さとお馴染み、駅前の居酒屋さんの存在。もちろん、今回も下山後の反省会を予定しております。過去3回は、公園事務所と山の家を交互に出発点としていて、順番から行くと4回目の今日は山の家側の登山口から入ることになります。以前山の家側から入った時は、真面目に駅から歩いて行きましたが、今日はバスで最寄りのバス停から登山口へ向かいます。
10時 池田駅に集合。バスに乗り五月台バス停で下車します。住宅街に入ってちょっと左を見れば、10:25 見慣れた「五月平を経て日の丸展望台へ」の道標がある坂道です。登山口までは車道を上がりますが、既に道沿いには満開
の桜が咲いています。計画したころは3月下旬だと桜にはまだ早いかなぁと思ってましたが、ここの所の暖かさで一気に咲き始めたようです。桜のトンネルの中を歩くこと5分、「山の広場」の標識がある五月平高原コースの登山口に到着です。
衣服を調整して、10:45 目の前に続く階段を上がって行きましょう。段差は低いですが、ずっと階段が続きます。10:57 大文字焼きの火床との分岐に到着です。えっ、大文字焼き?とお思いのアナタ、そうなんです、池田の五月山にも大文字焼きの行事があるんですね。しかも、同じ日に2回行われます。それぞれ別の神社の行事で火床も2か所、一つは秀峰台の下、そしてもう一ヶ所がこの分岐からすぐの斜面になります。正確には、こちらの斜面が大文字焼き、秀峰台の方は大一文字焼きといって、大の字の下に一が追加されているのですが、なぜ「大一」なのかは謎のようです。
分岐のそばに咲くウグイスカグラを愛でつつ、ちょっと休憩。その間に火床の方へ見に行ったメンバーによると、非常に眺めが良いらしい。ここから相変わらず階段を上がること約5分、五月平の展望台に着きました。五月山は夜景も有名で、デートコースとして人気だそうですが、特にこの展望台はデートスポットして名高いようです。昼間は昼間で、伊丹空港を発着する飛行機の撮影場所としても、その筋の方たちには有名どころとか。今日は霞んでて飛行機はあまり見えませんねぇ、残念。
展望台から少し行った広場にも、桜が満開。しばらくお花見をしたら日の丸展望台へ向かいましょう。車道を渡って、霊園の中の急な坂を上がれば11:40 日の丸展望台に到着です。展望台の足元にもいくつかベンチはありますが、グループで座るなら駐車場脇の東屋が便利。丸テー
ブルを囲むように椅子があるので、ここでお昼にします。
昨日まで雨模様の天気予報でしたが、一転して朝からお天気の良い土曜日、桜を求めて上がってきたハイカーがお弁当を広げています。更にここは目の前が霊園でもあるので法事のご一行様も行き交い、展望台の広場は賑やかです。あまり長い間東屋を占拠していたら申し訳ないので、12:10 食事が終わったら出発しましょう。
帰りはいつもの「自然とのふれあいコース」を通って、公園事務所まで戻ります。最初は車道沿いですが、段々と谷側
に下りてくると車の音も聞こえなくなり、静かな山道となってきます。谷の斜面を見下ろすと大きな桜が枝を広げ、萌黄色の樹々の中にピンクの色が浮かび上がってまるで桃源郷に居るようです。そんな景色を堪能しながら歩くこと15分、13:05 見慣れた吊り橋に出て来ます。横に普通の道があるのに、なぜかいつも渡るんですよねぇ。ワイワイ言いながら吊り橋を渡って更に進みます。
13:40 五月台展望台に到着。そう、2年前の6月にウィスキーを派手に撒いたあのベンチで休憩です。この話、きっとここを通るたびに毎回話題に上がる事でしょう。この展望台の広場の桜も、まぁ、見事に咲きそろっていますねぇ。ここでもお花見にちょっと時間を取ります。五月台展望台を出たら、後
は秀峰台を通って 14:20 ゴールの公園事務所に到着です。事務所周辺の桜も満開で、今日は終始お花見気分の山歩きでした。
居酒屋さんに入るにはまだちょっと早いので、いつもは割愛していた池田城跡公園へ寄ってみましょう。室町時代から戦国時代に池田市一帯を支配していた豪族池田氏の居城跡という事ですが、ここの枝垂れ桜もまぁ、見事に咲いています。振り返れば、天守閣風な建物(展望台になってるとか)の上空を、伊丹空港から飛び立った飛行機が飛んで行くという、新旧の文明が一度に見られるという瞬間でした。
そろそろお時間も丁度良い頃となって来ました。それでは、お待ちかねの居酒屋さんへ参りましょう!

本日のお時間
10:45 山の家登山口 -11:05 五月平展望台 11:20 -11:40 日の丸展望台 12:10 -13:05 吊り橋 -13:40 五月台展望台 -14:10 秀峰台
-14:20 公園事務所 -14:45 池田城跡公園
本日のお風呂 なし