室生
竜鎮渓谷

早朝から強い雨と風で山行きが危ぶまれましたが、集合場所の近鉄室生口大野駅は雨も上がり、空も明るくなって来てメンバーも「良かった!」。リーダーからの注意事項、「台風の影響で渓谷沿いの道が荒れているということです大野寺磨崖仏。足元に気をつけて歩きましょう。それと、何回か渡渉する箇所があります。増水して川の流れが速くなっているかもしれませんので、注意して下さい」を聞いて、前回と同じく雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケナイ根性チーム、8名で9:10 出発です。

歩き始めて間もなく、大野寺が見えて来ます。「どこかに、弥勒磨崖仏があるって書いてあったよ。あれかな〜?」 川向こうの道路沿いにらしき岩肌が見えます。立て札の説明では、総長8.5b、肩幅3bという巨像です。

あっちの岩になんか仏像らしきものが・・。指差しの方角には、宇陀川を挟んで緑に包まれるように大きな岩があって、仏さまの立ち姿が見えます。後から見つけた岩が、磨崖仏でした。

渓谷への道磨崖仏を左手に眺めながら川沿いの道を進むと、朱色の室生路橋が見えてきます。予定ではこの道をまっすぐに進むのですが、正面に「立ち入り禁止」の看板と道路工事のため、どうも先に行けそうにありません。ここは橋を渡って車道を歩いて、最初の目的地、室生ダムに向かいます。ネムの木がたくさんあって、薄いピンクの花が甘い匂いを漂わせています。

9:45 室生ダムに到着。今年の梅雨は雨が少なく、室生湖の水量もさびしい限り。湖を右に見ながら車道を進むと15分程で朱色と金色に彩色された竜鎮橋に着きます。橋を渡ると左手に小道が延びています。ここが竜鎮渓谷への分岐です。10:00 ここで最初の休憩。雨は止んだもののやはり蒸し暑く、水分補給と衣類調節を済ませて、10:10 出発です。

橋の上で休憩草木に囲まれた道を少し歩くと、渓流の上にしめ縄が張られ、流れの側に小さな社(竜鎮神社)が建っています。「竜の足跡」という立て札もあり、どうやら社の横にある滝壷を指しているようです。流れを縫うように続く道はひんやりとして、気持ちが良い!時々現れる小さい橋を、右に左に渡り、時折吹き抜ける風が蒸し暑さを吹き払ってくれて、渓谷歩きは快調です。

やがて、両側を肩の高さもあろうかという笹に覆われた道が現れ、朝の雨で濡れた笹を払いのけながら進みます。藪漕ぎが終わり、苔むした大小の石の間を流れる渓流の幅がやや広くなった、眺めが良い橋の上で、10:40 2度目の休憩です。

渡渉このまま、雨が降らないと良いな〜などと云いながら、汗をふきふき水分補給をしていると、「どうぞ!」とTさんからスイカの差し入れです。いつもいつも重たいのに果物を持って来てくれるTさんはエライ!よく冷えたスイカを戴き、気分爽快になった所で、10:50 出発です。

やがて道は広いT字路になり、左へ室生寺の道標が立っています。右へ行くと荷坂峠へ続く道。ここは地図で確認の上、左に歩を進めましょう。

広い道を10分くらい歩くと、竜鎮渓谷分岐で一つ目の渡渉です。心配していた水量も多くなく、それでも大きい石から小さい石へと、慎重に飛び移りながら渡ります。「ここで、渡渉は終わりです」とリーダーの声がして、5ヶ所の渡渉をメンバー全員無事に渡り終え、ヤレヤレ。今日一番緊張した場面でした。その先に小さな沢をまたぐと、細い山道の登りです。11:20 道を上り詰めた所で休憩です。この頃には、うっすら夏の陽もさして山行き日和となります。この先は川沿いに続く広い林道を歩きます。

舗装されていない、足に優しい林道を30分ばかり歩くと、桜が植えられた整備された一画に出ます。川を眺められる場所にきれいなあづまやがあり、12:00 ここでお昼にしましょう。

室生寺案内板もうこの辺の川底は小石混じりのコンクリートで固められています。昼食を摂りながら、話題は滝。「林道に出てから二つ目の滝が見えるはずなんだけど、あった?」 皆さんの話を総合すると、川幅いっぱいにすべすべした大きな岩が占めていて、その岩の上を澄んだ水が滑り台を滑る様に美しく流れ落ち、下に深く掘れた滝壷があったのですが、どうやらそこが「上竜鎮の滝」だったようです。ナメ滝だったんですね。落差があまりなかったため、滝とは認識できなかったのかな〜?あずまやの少し先にある<右・仏隆寺 左・室生寺>の分岐で集合写真です。

12:40 橋を渡って左の道標、室生寺へ歩を進めます。10分程で、腰折地蔵が祀られている小さなお堂に出ます。ここから舗装道路となり、室生の里へ続く下りとなっていきます。早苗が美しい室生の里の中を通り抜けて、朱塗りの太鼓橋を渡り、女人室生寺高野・室生寺の境内に到着です。

観光客もまばらで、静かな境内を散策。6年前の台風で半壊した五重の塔も修復されて、元の華麗な姿が拝見できます。雨は降っていませんが、ここまで来ると帰りはバスで大野駅となり、東海自然歩道を歩くのは次の機会に・・ということにあいなりました。

14:10 大野駅で解散。榛原で途中下車して温泉組と、そのまま帰宅組に分かれてお疲れ様でした。梅雨の晴れ間に爽やかな渓谷歩きが楽しめました。









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