本日は六甲山。いつもなら上りか下りのどちらかは歩いているのですが、今回はどちらも乗り物利用で楽ちん旅です。更に山上では優雅にホテルランチを楽しみ、下山後は有馬温泉という、盛だくさんプランとなっております。
では、楽ちんの第一弾、六甲ケーブルに乗りましょう。今日の歩きは山上だけなのでゆっくりめの10:30に集合しますが、来てビックリ!今までにない人の多さです。チケット売り場も行列で窓口以外にも臨時でチケットを売っているほど。グループツアーなのかミニバスも2台ほど到着します。中には外人さんグループを引き連れた、これまた外人さんの幹事さんが、流ちょうな日本語で電話で打ち合わせ中。これだけの人が1回で乗れるのかと心配しますが、このケーブルカー、意外と乗車人数が多く最大200人乗せられるのだとか。並んでいる人すべて乗車して、10:40 無事に出発です。
山上駅からは殆どの乗客が東側をめぐる山上バスへ向かう中、我々は西側、摩耶山方面へ向かうスカイシャトルバスに乗車します。先ほどの外人さんグループは待っていたマイクロバスに乗車中。日本語ペラペラの幹事さんは運転手さんと再び打ち合わせです。幹事さんは大変ですね。さて、こちらのシャトルバスは11:05に出発しますが、乗車時間わずか5分程の丁子ヶ辻で下車します。
丁子ヶ辻からはノースロードに入り、シュラインロードの分岐からホテルへと回り込む道を歩きます。丁子ヶ辻のバス停から別荘地を5分程歩くとノースロードの入口です。この辺り、古くからの別荘地ですがドライブウェイ沿いに新しいホテルやら保養所やらが建てられていて、一時期空き別荘ばかりで暗い雰囲気でしたが、少なくとも道路沿いは賑やかになって来ました。
六甲山上は色々なルートがありますが、標識がしっかりしているので分かりやすいですね。11:40 シュラインロードとの分岐に出て来ます。シュラインロードは六甲の裏側に通じる道で、文政年間(1820年代)に今の様に石仏が並べられたそうですが、六甲越えの道としてはそのもっと前からあったという由緒ある道。恐らく今まで歩いたことはないので、いつか歩いてみたいですね。
そんなシュラインロードとの分岐から約10分、右手に小さな池が見えて来ました。阪急池です。旧六甲山ホテルの裏庭にあり、その経営が阪急だったから阪急池。何というか身もふたもないネーミングです。現在のホテルの経営者はホテル棟建築に併せこの庭一帯も整備するようなので、もう少しお洒落な名前を付けてあげてください。阪急池を回ってホテルに出て来ました。出てきたところに掛けてあるポスターには「へび注意」の文字が。今さらそんなこと言うたって、な~んも気にせず歩いてきてしまいましたがな。でも、大分寒くなって来ているので、へびさんもあまり活動してないのか幸い遭遇もせず。あ~、良かった。
それでは、ホテルランチへ参りましょう。暖炉には薪がくべられ、ゆらゆらと炎が揺れています。山上はすっかり秋深しですね。地元産のきのこや栗、魚介類を使ったランチをワインと共に味わい、至福の時を過ごします。コーヒーまでゆっくり頂いたら、13:20 そろそろ出発しましょう。
次の目的地は六甲高山植物園。去年天狗岩からホテルまで歩いた道を逆に歩きます。六甲小学校前を通り過ぎたら左に折れ、ゴルフ場を右に見ながらヴォリーズ六甲山荘を過ぎるとブナの小道に入ります。10分ほどでオルゴールミュージアムの駐車場に出て来ました。ここと高山植物園のセット券を買うと車道を歩かず通り抜け出来たと思うのですが、今日はオルゴールミュージアムは寄らないので、一旦車道に出ます。再び10分弱で六甲高山植物園に到着です。
高山植物のお花はさすがにもう咲いてませんが、その代わり色づき始めた樹々がお出迎えです。今年は10月になっても夏日があったりして、なかなか紅葉にならないようです。シクラメンの原種が可憐にピンクの花を咲かせているのを見学したりして、14:45 植物園を出ます。再び車道に出てみよし観音まで来たらガーデンテラスへの近道へと入ります。ここまでほぼ平らな道だったのに、ここに来て急な階段が・・。聞いてないよ~と言いながらヨイショヨイショと階段を上がり、15:05 ガーデンテラスに到着です。
レストランや庭園などの施設にわき目もふらず、一番奥まで行くと突き当り右手はお気に入りのベルビューロードの入口、左手は有馬ロープウェイへの近道入口です。ここは左に折れてロープウェイ駅へ。駅に着いてみるとここでも人が一杯です。ほんまに今日はどないしたんやろ?そう言えば現在六甲山では「Rokko
meets Arts」というイベントをしているようですが、それでお客さんが多いのでしょうか。通常は20分間隔の運行ですが、今日は臨時便も出ているようです。42人乗りの新しいゴンドラで、六甲で一番深いと言われる湯檜曾谷を見下ろしながら有馬まで空中散歩です。
有馬のロープウェイ駅に着けば、ここでも数人がお待ちの行列。話している言葉を聞いていると、殆ど外人さんのようです。恐るべし六甲・・。温泉街に下りる道を探していると、中国系の観光客から道を聞かれます。一緒に駐車場辺りをウロウロしていたら、管理のおじさんに抜け道を教えていただきます。はぁはぁ、こっちやねと歩き出すと先ほどの観光客さん、サッサと前を歩いて温泉街方面と消えて行きました。たくましぃ~!
後を追うように我々も温泉街へと下り、前回と同じく銀の湯に入ったあとは目の前のお店で、ビールとフライドポテトで反省会です。ぷはぁ~、ウマイ。やっぱりビールにはポテトやね。乗り物で山に上がり、優雅なホテルランチを頂き、またまた乗り物で下山した後は、お風呂に入ってピールで〆るという、六甲山の楽しみ方の王道を満喫した休日です。
本日のお時間
10:30 六甲ケーブル下 -11:00 ケーブル山上 -(バス)-11:15 丁子ヶ辻 ~ノースロード~ 12:00 サイレンスリゾート(昼食) 13:20 -14:10 高山植物園 14:45
-15:05 ガーデンテラス -15:15 有馬ロープウェイ山頂駅 -15:45 有馬温泉
本日のお風呂 有馬温泉 「銀の湯」
泉質: 炭酸泉、ラジウム泉
効能: 神経痛、筋肉痛、疲労回復、切り傷 etc