
今年の初山は、恒例干支の山。ただ、牛(丑)のつく山はあまりなく、安全祈願やら新年会とのセットを考えて牛尾観音のある、音羽山を歩くことにします。電車が大阪を出て高槻に近付く頃から、遠くの山々が白く見えてきます。あれぇ〜、雪山?と思っているうちに京都を過ぎて山科に向かう頃には、平地にも雪の名残が。さすが、京都は違います。
9:00 京阪追分駅を出発。国道を渡りしばらく名神の真横を歩きます。名神から離れ集落の中に入ると、「牛尾山ハイキングコース」の新しい道標と並び、「左 音羽山 右
だいご」と書かれた古い石の道標が所々に立っています。左に京飴の店と工場があり寄ってみたい気もしますが、まだ出発したばかり。ぐっと押さえて先に進みます。音羽川ぞいの道になったら、9:40 鎌研ぎ橋に到着です。
横を流れる音羽川には、蛙岩があるはずですが、どれや? 大小の岩がゴロゴロと横たわり分かりません。「蛙岩 ココ↓」と表示してくれると良いのにと言いながら探します。コレやない?と見つけたのは思ったより大きい岩。確かに上から見るとガマの座り姿に似ています。
橋を少し過ぎた所に丁度良い休憩所があります。ここでちょっと休みましょう。駅を出発する時は寒くて厚着のままでしたが、ここまで歩くとそれなりに暑くなって来ました。汗をかいたままで歩くと後で冷えるので注意しましょう・・という事で1枚脱いで衣服調整です。
10分ほど過ごして、先へ進みます。川沿いの道は夏は気持ち良さそうですが、1月は水音を聞くだけでも何やら寒そう。夫婦滝や音羽の滝を過ぎて、10:20 桜ノ馬場に到着です。ここにはトイレがありますが、床が少々斜めな上になんか頼りなく、踏み抜きそうな感じです。身体を浮かせるように恐々使いますが、それでもあるだけ有り難いものです、トイレだけは。
桜ノ馬場からは130段!の階段を上がって牛尾観音に向かいましょう。130段といっても段差は低く、一段が広いのでそれ程大変ではありません。上がっていくに連れ上の方で賑やかな声がします。10:40 上りきって境内に入ると、「お汁粉、いかがですかぁ?」の声がかかります。地元の山岳会の方たちでしょうか、毎年新年第1回は干支の山でお汁粉会をして、居合わせた人たちにも振舞うのだとか。とりあえず、観音様にお参りしたらお汁粉をご馳走になります。寒い日に樹氷を眺めながらの熱いお汁粉は何より。リーダーと思しき方が「来年は、寅年だからとらす山かなぁ」とにこやかに言われます。とらす山? ハイ、調べました。国見岳の北隣の虎子山ですね。それでは、来年虎子山でお会いしましょう。
そろそろ片付け準備に入ったお汁粉隊の「お気をつけて」の声を後にして、音羽山への登山道に入ります。この辺りは京阪電鉄が整備を行っているのか、道標には必ず「京阪○○駅」が入ります。まぁ、それはそれで便利ですが、出てくる道標に必ず書かれていると、電鉄会社も何かと大変やねぇ〜と感心するばかり。
登山道はそれ程でもないですが、周囲の木々は真っ白な雪化粧。一瞬陽がさすとキラキラ輝いてとてもきれいです。「あらぁ、きれいやわ〜!」と賞賛の声を上げるメンバーの前を、リーダーの身体が飛びます。えっ?今、飛んだ?! 丸太の階段を支えるワイアーが切れて飛び出している所に足を引っ掛け、前のめりに階段を飛び越したようです。しかし、そこは敏捷なリーダーのこと、傘を片手に持ってたにもかかわらず、見事にソフトランディング。ふ〜む、これは回数をこなしてないと出来ない技ですなぁ。
11:30 パノラマ台分岐を通過。まだらに残る雪道を10分ほど行くと、11:40 三叉路広場に着きました。山頂はもうすぐですが、ここで休憩です。いつもなら、山頂手前と知らずに休憩して、な〜んだ、すぐ近くだったんだ・・という流れですが、山頂手前の休憩がお約束となった今、HP構成上の為にもあえてここで休まんと。
と、理屈をつけていたら、後ろから来たメンバーに、「何してますの、すぐそこですやんか」と怒られます。へ、すんまへん。5分も歩かない内に 11:45 音羽山山頂に到着です。眺めは良いのですが、山頂の半分を占めている高圧鉄塔から、ブ〜ンという響きや、バチバチという音が聞こえ、電磁波出しまくりのようなので、写真を撮ったら早々に退散して先ほどの三叉路広場で食事にします。
歩いている内はさほど感じないものの、じっとしていると寒さがしんしんと身に沁みます。そろそろ出発しようと思っている所に、牛尾観音のお汁粉隊がやって来ました。今日は石山寺方面へ下りられるとかで、来年の再会を約して 12:30 三叉路広場を後にします。
大谷駅に下りる道は、雪で濡れた落ち葉の下にはゴロゴロした石、上にはまだ新しそうな丸太がこれも艶々と濡れて光っています。これで滑るなという方が難しい。時たまツルっとしながらしばらく歩いていると、後ろから「匂う!」という一言が。向かっている大谷には知る人ぞ知る鰻やさんがあり、先ほどのお汁粉隊の方たちも、「大谷へ下ります」と言えば、すかさず「鰻ですか?」と返すくらい有名なお店です。まだまだ店までは距離もあるはずですが、この時点で香ばしい鰻の匂いがするとは、すばらしく嗅覚の優れたメンバーです。
13:35 逢坂山陸橋の手前でちょっと休憩。北野天満宮で合流するメンバーに現在位置の一報を入れます。携帯で話しているメンバーから離れ、陸橋方面を見ると、あら〜ん、見たことがあるウェア姿が立っています。手を振れば振り返すじゃありませんか。北野天満宮で話しているはずの
合流メンバーがここまでお出迎えです。13:40 無事合流して大谷駅に着きました。電車とタクシーを乗り継いで、北野天満宮へ。お受験祈願の学生さんに混ざって、安全祈願です。その後、西陣病院近くのこじんまりとした銭湯に団体で寄り、番台のオバサンを驚かせたら、新年会場へ向かいましょう。
明治初年に建てられたというお茶屋をそのまま使っている上七軒のお店で、豆腐懐石を美味しくいただきながら、今年の山の幕開けを存分に楽しみます。経費節約の為、お花はつけず自前でよろしゅうおたの申します。

本日のお時間
9:00 京阪追分駅 −9:40 鎌研ぎ橋 9:50 −10:20 桜ノ馬場 −10:40 牛尾観音 11:00 −11:30 パノラマ台分岐 −11:40 三叉路広場 −11:45 音羽山山頂 −三叉路広場 12:30 −13:40 京阪大谷駅
本日のお風呂 西陣 「さくら湯」 410円
泉質: H2O
効能: 普段は2−3人しか居ない時間帯に大勢で行くと、オバサンはパニクります。