小塩山

善峰寺下馬口9:20 阪急東向日駅発小塩行きのバスはさながらハイキングバス。我が会の外にも、ザックを背負ったグループが今日のコースを楽しげに練り直しています。ふむふむ、ほんとはここに戻ってくる予定だったけど、お天気が良いから長岡天神の方へ下りるのね。じゃぁ、帰りのバスは私達だけかな〜などと思いながら、段々と近付く山を眺めます。バスの本数が少ないと、歩くスピードは違えど往きのバスで御一緒だった方は、帰りも同じバスになることが多いんですよね。

3月2日から善峰寺までバスが上がるそうですが、2日手前の今日は小塩止まり。ここから東海自然歩道の入口がある善峰寺まで歩きましょう。9:45 靴の紐を締め直して車道を辿ります。しばらくは平坦な道ですが、善峰寺敷地内に入るとだらだらと坂が続きます。退屈や〜、飽きたわ〜と文句の一つも出る頃、10:10 善峰寺の下馬口に到着です。ここでちょっと休憩して更に車道を奥に進みます。駐車場入口を過ぎてカ金蔵寺手前ーブして行く道を上がると、ようやく東海自然歩道の道標が現れます。といっても、まだまだ車道は続くよ〜、どこまでも〜。

10:50 ポンポン山への分岐でまた一休み。バスで御一緒だったグループはここでポンポン山へ向かわれる様です。この場所は分岐ということもあり、行き来をする登山者が置いていくのか、使い易そうな自然木の杖が道標に何本か立てかけてあります。その内の枝振りの良いのを1本手に取り、そのままヒョイと肩に担いでポケットに手を入れて歩くリーダーの後姿は、まごうことなきお山のワンパク大将!

11:30 金蔵寺入口の標識から入ってようやく、山道らしい道になってきます。10分程で山門前に到着です。着いたは良いものの、小塩山への登山口は目の前に立ち塞がる階段を上金蔵寺階段がった先にある、愛宕権現の横。前回の長命寺の808段の階段を思えば、軽いもんですがそれにしても、再び階段かぁ・・・。

10段ほど上がった右手にトイレがあるので、そこでちょっと休憩?して、さて上がりますか。この金蔵寺は知る人ぞ知る紅葉の名所だとか。今は何もない石の階段ですが、秋にはこの石段に降り積もった散り紅葉の風情が格別らしい。奈良時代初期に開かれたということなので、歴史もある由緒正しいお寺です。秋にもう一度訪れても良いですね。

登りきって、さぁ、登山口はどこ?愛宕権現の左右に道があり、山門にあった案内板や地図には左に行くように書かれていますが、右手の古い石段の下にも小塩山への小さな標識が。既愛宕権現からの登りに左手に回っている人も居ますが、とりあえずこの石段を上がっていくと、なんの事はない、左からの道と合流しています。こちらの方が階段がない分、上がり易そうです。

ここで丁度正午となりました。金蔵寺で鳴らされるお昼の鐘の音を背にしながら、急な坂を上がって行きます。金蔵寺が標高360mで、目的の小塩山が642mですから標高差約300mある内15分程で120mを突破。いかに急な坂だかお分かりでしょう。12:15 ここでちょっと息を整えます。見上げれば目印のパラボラアンテナ塔がまだまだ先。

尚も山道を行くとポンと車道に出て来ます。これを渡ってまた山道へ入り、アンテナ塔がだいぶ近くに見え出したと思ったらまた車道。これまた横切って目の前の山道に入ると間もなく、小塩山山頂再び車道に出て小塩山無線中継所の建物が現れます。建物の左側から上がれば、ハイ、お疲れ様でした。12:30 小塩山山頂に到着です。

山頂は殆どの面積を中継所に取られ、僅かな部分は木立に阻まれて眺望はありません。ただよく見ると、この木立は桜の木が多いようで、春には桜吹雪の下でお弁当を広げれば、眺めの悪さもそんなに気にならないですね。今日は桜花はないけれど、ここでお昼に致しましょう。「いつもいつもありがとうございます」のワインを食前酒に、熱いカップラーメンをハフハフと、そして最後はこれまた熱いコーヒーを頂き、あ〜、山のお弁当は美味しいな♪

花の寺への下り陽射しは温かいけれど、そこは冬、長居をしてると身体もだんだん冷えてきます。13:20 写真を撮ったら出発です。車道に出たら花の寺への小さな道標を目印に、山道を下りて行きます。道は狭くなったり広くなったり、たっぷりと落ち葉が積もったフワフワの道を歩きますが、実は葉の下に石がごろごろとしていて、うっかりすると、見えない浮石に足を乗せてズルっとなるので、要注意です。時折木の間から見え隠れするのは、洛西の街並みでしょうか。その向こうに京都盆地が広がります。

左手にある小さな橋を渡って、花の寺へと向かいましょう。周囲の景色も雑木林から竹林へと変化してきます。時折吹く風に、隣り合った竹が擦れてギィギィという音が聞こえます。山道を抜けて畑の中に出てきました。花の寺ももうすぐ先、今来た道を何気なく振り返って見ると、手書きの小さな看板に「ハンターの大原野神社方へのお願い」という文字が。ありゃ、この辺りの山はハンターが入るのでしょうか。イノシシに間違われなくて良かった!

畑を抜けて車道を下り、標識に従って細い道を行くと、14:30 花の寺(勝持寺)に到着です。丁度お寺から出て来た方に「何かお花がありましたか?」と伺うと、やはりこの季節特に咲いてるお花はないということなので、トイレをお借りして(使用料100円)次の大原野神社へ向かいます。

15分程離れた大原野神社は、春日大社の分霊を祭ったのが起こりというだけあって、境内には鹿の置物がそこここに設置されています。本殿から真っ直ぐに伸びる石畳の両脇に、桜や楓の庭園、奈良の猿沢池を模したという鯉沢池がすっきりと並び、清々しい風情のある境内です。

最寄のバス停は南春日町ですがバス便が少ないので、のんびり灰方まで歩いてここからバスに乗り、東向日駅に戻ります。予報では明日から又強い寒気団が下りてくるそうで、つかの間の冬の陽だまりハイクを楽しんだ1日でした。




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