梅の香漂う
岡本梅林

昨夜からの雨で、中止の電話をまだかまだか(?)と待っていたメンバーにはお気の毒ですが、今日は雨でも決行しまっせ・・という世話役さんの強い意志の下、岡本駅に続々とメンバーが集まります。午後から晴れるとの予報ですが、朝はまだ強い降り。駅集合の時点で当初の六甲越えの予定は早々に却下され、A〜Dコースと次々に楽ぅ〜な方向へルート案が提出されます。とりあえず歩き出して天気と相談しながら決めていきましょう。

8:40 駅を出発して岡本梅林を目指します。天上川沿いの道を「梅林まつり」のピンクの旗に誘導されながら上がって行きます。8:50 瀟洒な住宅街の中にある岡本公園に到着です。ここは神戸市が昭和57年に整備して復興させた、まだ新しい梅林です。見頃にはちょっと遅かったようで、花を残している木はチラホラ。あら、残念。それでも、ここで合流するメンバーを待ちつつ、梅の木に掛けられた名札を見ながら、梅の木鑑賞会です。

雨の保久良梅林メンバーが揃ったら、高台の休憩所で再度今日のコースを検討します。六甲越えはなくなり、この雨ではロックガーデンもちょっと危ない。さりとてまだ帰るには時間が早い。地図をグルグルと回しながらあれこれ相談した結果、梅尽くしで保久良梅林へ行き、金鳥山を往復したら、一気に海側に下りて酒蔵めぐりをするコースに決定!めでたし、めでたし。9:10 では、先ずは保久良神社へ向かいましょう。

岡本神社の前を梅林住宅とは反対方向に進み、保久良山へと上がります。9:20 保久良山に到着。山頂は「ゆめ広場」と名付けられた小さな公園があり、業者の人たちが何やら整備中です。ここから伸びる道は2本。表示や道標はありませんが、1本は南側に下っているので岡本に戻ってしまいそうです。ならば、保久良神社はもう1本の道やろ・・と見当をつけて山へと入って行きます。

多分、金鳥山道なりに行くと、「ハイキングコースはこちら」の道標の先に、見事に花を付けた梅の木が見えます。9:40 かの有名な保久良梅林に着きました。直ぐ右手が保久良神社できれいなトイレもあります。少し休憩したら、金鳥山へ上がってみましょう。

10:00 梅林を抜けて整備された道を進みます。左右はまだ植林されたばかりの若い苗木が並んでいますが、これが延々と続きかなり広い範囲で植林されているようです。周囲が伐採されているお陰で見通しが良く、海側の眺めは非常にグゥ〜。でも風当たりも強くあまりゆっくり眺めても居られません。金鳥山山頂はルートから外れているので、入口を探しながら歩きます。

10:30 六甲グリーンベルトの説明板がある広場でちょっと休憩。探索に行ったメンバーが戻って来て、この先に山頂(多分)への道があるとの事で、そちらへ移動します。その道を辿ると、小さな広場にベンチが3つ。これが山頂でしょうか?10:50 何の表示もありませんが行き止まりのようなので、とりあえず山頂とみなして、記念写真です。

保久良梅林で昼食さて、これで今日の山はおしまい。後はお弁当を食べて、酒蔵めぐりです。下るうちに雨も上がって来ました。11:20 保久良梅林に戻って昼食です。満開の梅に埋もれ、馥郁たる香りに包まれてのランチタイムはなんてゼータク。空もどんどん晴れてきて陽も射して来ました。

陽気に誘われてもう一つの岡本名物、イノシシも登場です。梅の根元にある注意書きには、「人には慣れていますが、時折、野生のキバをむきます」とあります。確かに人間様が動いても逃げも隠れもしませんが、慣れているというよりまったく無視の状態。いつものお散歩コースなのでしょうか、アチコチを嗅ぎ回っていますが、その内カラスに追われて山の中に入って行きました。カラスは強し。

12:20 保久良神社にお参りをしたら、阪急・JRを越え阪神にぶつかるまでとにかくま〜っすぐ坂を下っていきます。青木駅に着いたら駅にある「灘の酒蔵探訪」のパンフレットを握りしめ、お隣の魚崎駅から、お待ちかね新酒利き酒ツアーの開始です。まだ鼻の奥に残るさっきまでの甘い梅の匂いに、新酒の香りが重なって気分は春爛漫。馥郁たる香りに包まれた梅めぐりの山歩きでした。

 今日のお時間
8:40 岡本駅 −8:50 岡本梅林公園 9:10 − 9:20 保久良山 −9:40 保久良梅林 10:00 −10:50 金鳥山 −11:20 保久良神社

 今日のお風呂  なし


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