本日は毎年恒例ススキ野原を歩こう!企画。去年の曽爾高原に続き、今年は生石高原を選んでみましたが、これがまた大当たり!それでは、出発です。
神戸で1人乗せるも、いつもの「やまゆ会のアイドル」ドライバーが急遽欠席で代わりのドライバーになった為、待ち合わせ場所が分からず時間をロスしてしまい、「大阪は何時でしたっけ。7時半?やべ、間に合わね・・」と焦ったのが、7時20分の尼崎地点。ガラ空きの阪神高速をぶっ飛ばして約20分遅れで大阪着。大急ぎで残りのメンバーを乗せて、一路生石高原へと向かいます。
途中寄った紀ノ川SAは焼きたてパンや絞りたてジュースなど充実した品揃いのSAで、ここでブランチを確保するメンバーもいます。海南東ICで下りて登山口のある大観寺を目指しますが、段々と道は細くなるばかり。何度かハイカーを乗せた事のあるドライバーさんが、「いつもはこの辺で皆さん、降りられますよ」という地点に差し掛かりますが、「行ける所まで行く」をモットーとするやまゆ会は停めることを許しません。「どうしても行きたいんですね」と根負けしたドライバーさんとバスのお尻を叩いて、10:10 ようやく大観寺に到着。ここから生石高原まで山道を歩きます。
10:20 大観寺を出発。しばらくは車道を歩きます。途中、弘法大師が道を塞ぐ大岩を押し上げたという謂れのある、押上岩が右手にありました。う〜ん、どこにでも、時には同時に出没する弘法大師。瞬間移動でもしてるんか!?広い車道(県道らしい)を横切って更に進み、右手に樹齢350年以上と言われるシラカシの大木が見えたら、ここから山道に入ります。この辺りからサワガニがとにかく地面をウロウロしていて、うっかりすると踏み潰しそうになるので歩くのにも気を使います。
10:55 また林道に出て横断した所が、竜王水。「竜王水」という割には、これといった水場もなく、側溝らしき所に水が流れているだけ。これが竜王水?そしてもう一つ、不思議なこと。林道に出る手前の標識には、「おいし山 0・3K」とあり、あぁ、やれやれと思ったのに、林道を渡った登山道の入口には、「生石山頂 1.2K」とあるのは、これいかに?? なんだか分からないままに、先に進みます。
樹林帯の道はゴロゴロした石が不規則に並ぶ歩きにくい道で、ちょっと北八ヶ岳風。相変わらずサワガニ様ご一行がひっきりなしに横断し、カニや石をよけながら、急な坂を上がって行きます。
11:30 またもや車道とぶつかります。左手には別荘風のバンガロー2棟が見え、これが閉鎖中の国民宿舎でしょうか。それなら帰りはここでバスと合流です。休憩がてらバンガローを偵察に行きますが、これと言って国民宿舎の看板もありません。個人の別荘かも・・と疑いつつ先に進む事約5分。左手にこれぞ正真正銘、「国民宿舎 生石山荘」の剥げかかった看板のある建物が出て来ました。どうやらさっきのバンガローも、国民宿舎の施設のようです。
道の先を見れば、木々の向こうに建物の屋根が見えます。あそこが生石高原かな?相変わらず800mの距離差で、「おいし山」と「生石山頂」という2種類の道標が立っています。平仮名と漢字の違いでなんで800mも違うねん?? とにもかくにも、この2種類の道標に導かれ、散策路のような道を歩いてまたもや立派な車道に出れば、その向こうにススキが波打つ生石高原が広がっています。
11:50 車道から階段を上がり駐車場の上にある東屋でちょっと休憩。お向かいには「山の家 おいし」があります。ふ〜む、「おいし山」ってもしかしてこの辺りのことでしょうか? で、このススキ野原を突っ切って20分ほど先にある生石ヶ峰が生石山頂? だったらそう書けばええやん・・と思いつつ、東屋にザックを置いて、その生石山頂へ向かいます。
先ずは、「山の家 おいし」の直ぐ上にある笠石を見学。またもや、登場!弘法大師が笠を忘れて取りに戻ったら大岩になっていたという謂れがあるそうです。上に立つと眺めが良いようですが、ここは先に進みましょう。ススキの大草原の中を歩きますが、よく見るとススキに混ざって秋の七草が花盛り。ススキの海を抜けて5分ほど登れば、12:20 一等三角点がある生石ヶ峰山頂に到着です。
360度の大展望のはずですが、今日はちょっと雲が多く遠くも霞んで、スッキリ秋の空でないのが残念です。記念写真を撮ったら、さっきの東屋まで戻って昼食にしましょう。
往きとは違う道を辿り、展望台に寄って眺めれば、曽爾高原より広大なススキ野原に「絶対こっちの方がイイ!」という意見が多数。バスのドライバーさんには「まだ、早いとちゃいますか?」と言われましたが、どうしてどうして、ちょうどいい具合に揺れています。
12:50 東屋に戻る頃には風がちょっと出て来ました。また、ここがやたら風通しの良い所なので、風が来ない場所に移動したいけれどどこにしよか・・と見回す先に、「山の家 おいし」が目に入ります。実は着いた時から、看板に書かれてる「卵かけご飯ランチ」が頭から離れなかったんですね。でもお弁当も持って来てるしと、半ば諦めていたのですが、勇気あるメンバーが聞きに行くと、おうどんかお蕎麦を頼めば持ち込みOKという事で、お昼はここで頂きます。
卵は近くの生石牧場で、飼料に拘って育てられた地鶏の庭先たまごだそう。持参のお弁当があるので、今回は卵かけご飯ではなく、月見うどん・そばでその美味しい卵を味わいます。う〜ん、満足、満足。昔懐かしいだるまストーブの周りで(もちろん、まだ火は入ってませんが)、ゆっくり昼食を終えたら、13:50 先ほどの国民宿舎のバンガローまで戻って、バスと合流です。14:30頃と言っていたので、ドライバーさんはバスの中で爆睡中。せっかくのお昼寝の最中ですが、この後はドライバーさんお薦めの温泉へと向かって頂きましょう。
曽爾高原をしのぐ(と思っている)ススキの大草原に、勢揃いの秋の花々、思いがけず味わった美味しい卵、こんな所に温泉が!?の穴場(と思っている)と、色々収穫満載の生石高原です。
本日のお時間
大観寺 10:20 − 10:55 竜王水 −11:30 旧国民宿舎 −11:50 山の家 おいし −12:20 生石ヶ峰 12:30 −12:50 山の家 おいし 13:40 − 13:50 旧国民宿舎
本日のお風呂 美里温泉 「かじか荘」 550円
泉質 : 単純硫黄泉
効能 : 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじきetc