集合場所の大原戸寺バス停で降りると、まだ木の香りがする販売所(地産)が出来ていて、まずは、お買い物です。朝採りの新鮮野菜に、瓶詰め紫蘇ジュース、搗き立ての大福餅に草餅、温かいおにぎり、柴漬け等々、いろいろ品定めをしてザックに詰め込み、ご挨拶のあとようやく9:30 出発です。店の横、標識No.24から少し下り高野川に掛かる橋を渡ります。
右折して10分ほど歩いた頃、右手に鶏舎が現れ、見覚えのある料理屋の名前が書いてあります。メンバーの皆さんと食した美味しい料理の数々が頭に浮かびます。「産みたての卵で、卵かけご飯を食べたいな」等と言いながら、井出町の集落を通り、標識No.27〜28を経て、No.29 金比羅山登山口の標識を見つつ、江文峠へ続く鬱蒼とした山道に入ります。
朝から心配していた雨はどうやら上がったものの、蒸し暑い。10:00 標識No.30の江文峠の頂上でひとまずは休憩タイム。峠を下りて、No.32からは秋の気配漂う黄金色の稲田を右手に見つつ、車道を歩きます。No.34で右折して静原の集落へ入ります。
10:40 No.35-2、静原神社に隣接した静原児童公園で休憩です。鎮守の森の風が爽やかに吹き抜け、汗も引いていきます。ここで、よく冷えた梨の差し入れが・・、いつもご馳走様です。神社の由来が書かれた立て札を呼んだり、大きな御神木の奥にある神社にお参りして、さぁもうひと頑張り。
標識No.36 お地蔵さんを正面に見て右折。白萩の咲く静原の里を抜けて、道端に落ちているイガグリを剥いて、艶々の栗の実 3-4個をザックのポッケに忍ばせ先を急ぎます。やがてNo.38から右の谷に入り、No.39を左折し、鞍馬に抜ける薬王坂にかかる急坂を過ぎて、11:40 赤松の大木の下にある「弥陀二尊坂碑」で、女性メンバーはしばし休憩です。
標識No.40は峠の頂上。11:50 天ヶ岳の方向へ少し上がった所で昼食です。薬王坂で集合写真を撮り終えて、坂を下り 12:40 鞍馬寺山門に着きます。「そういえば、大雨の中を貴船神社から木の根道を歩いて、鞍馬寺へ登ったわね〜」と、懐かしい山歩きの思い出話をしながら鞍馬駅へ向かいます。叡山電車に乗ったので、リポーターは今日はこれで出町柳まで帰るのだ・・と、借りていた筆記具を総務に返しに行くと、斜め向かいに座っているKさんの咎めるような視線が。
あのーあのー、もしかして、夜泣峠へ行くの?
「これからが、今日のハイライトよ!」というわけで、標識No.46、二ノ瀬で下車して夜泣峠へ。昼食後の身体には、峠に続く坂道のきついこと。脚が重い、前に出マヘン。最後尾を歩く人からは、「夜泣峠じゃなく、男泣きですよー」の一言。とにもかくにも、元気印の女性メンバーの気迫に引っ張ってもらい、13:40 何とか夜泣峠に辿り着きます。多勢の声が「あ〜あ、しんどかった」 途中の標識を見る余裕がなかったけど、ここはNo.50です。風が通り抜ける峠で休憩して英気を養います。
登ってきた方角に少し戻り、向山への山道に入ります。ゆるいアップの後、No.50-3辺りから松林の中に続く気持ちのいい道を歩きます。やがて、14:10 標識No.51-3の山頂に到着。山頂には先客が1人、蚊取り線香の煙をクユラセながら、、、2畳くらいのシートに端座、コーヒーを点てて静かに初秋の山のひとときを楽しまれておりました。そこにどやどや「やまゆ会」のメンバー10人がお邪魔いたしまして、「思ったより早く着いたね」「歩きやすいルートだった」等と賑やかに雑談。静かな山頂の空気を変えてしまいました。スンマヘン。早々に退散いたしましょう。
向山からの下りでは、原油高騰のあおりでやっぱり魚屋さんの魚が少ない(量・種類ともに)、旬の秋刀魚を買い求めたら1尾 \500もしたとか、家計を預かる主婦の共通の話題で盛り上がります。そのうち急坂になり話どころではなくなります。くたびれた足を引きずり、膝を騙し騙しひたすら下ります。
ベンチのある標識No.52-2で休憩。下山後のタクシーの手配、銭湯の場所の確認を終えて、ますます急な坂道を、足元に気をつけて下ります。木の間越しに車道が見えて、車の音も聞こえますがなかなか麓に出ません。小さい川と急な流れの関電水路を渡り終えると、パッと視界が開けて標識aD54-1 関西電力洛北発電所の横に出ます。
14:50 山幸橋のバス停にタクシーが来るまでの間木陰に入り、ワインで乾杯! 疲れた身体に染み渡る美味しさでした。今日はリーダーは静養日でお休みでしたが、メンバーみんなで励ましあって?全員無事に下山出来ましたです、バンザ〜イ!!
今日のお時間
大原戸寺 9:30 −10:00 江文峠 −10:40 静原神社 −11:50 薬王坂(昼食) −12:40 鞍馬寺
−(電車)−二ノ瀬 −13:40 夜泣峠 −14:10 向山 −14:50 山幸橋バス停
今日のお風呂 北大路橋 東南詰 「鴨川湯」
泉質: H2O
効能: 地元のおばちゃん達の憩いの場