前回は朝から雨模様で、集合時点からテンション落ちっぱなしでしたが、今回はお天気も良くリベンジ日和。宝塚→茨木→山科と順調にピックアップも完了し、一路敦賀へ向け北陸道を北上します。敦賀ICで下りて、登山口のある野坂山いこいの森に入ると、見慣れた駐車場や建物が見えて来ました。確か前回はタクシーで「行ける所まで・・」とお願いして、一番上の駐車場まで行ったはず。道なりにどんどんと坂を上がって行きます。こんなに上がったかいな〜と記憶があやふやになる頃、見覚えのある駐車場と登山口に着きます。
駐車場奥のトイレを順番に利用したら、10:40 予定よりちょっと遅れて出発です。一見散策路風ですが、実は大きな石がゴロゴロした歩き難い急な坂道を上がって行きます。沢沿いの道の脇にはトリカブトが紫の花をつけています。
植林帯の端に付けられた道をジグザグに歩いて30分、栃ノ木地蔵がある水場でちょっと休憩です。ものすご〜く冷たい！という程ではありませんが、「敦賀の名水」と書かれているだけあって、口当たりの柔らかい美味しいお水です。
水場から20分ほどで行者岩への分岐に着きました。既に前回断念した「あと2km」の標識を通過しています。「行者岩に行ってみたい人？」とのリーダーのお誘いに手を上げたのは全て女性。やっぱりオンナは強い。またまたハーレム状態の行者岩行き隊です。
ロープのかかる急な岩の道を一直線に上がると、行者岩のテッペン。分岐から見上げた時はけっこう遠くに見えましたが、実際は10分弱でここまで来れます。下の分岐で休む面々に手を振ってご挨拶すると、こちらに向かって弱々しく手を振る待機組。きれいに整備されている道なので見た目あまり感じられませんが、基本的に野坂岳の道は山頂までずうぅぅ〜〜っと上り坂。けっこう体力を使います。下りの事を考えると、油断は出来ません。
12:05 分岐を出発して、12:10 一の岳、12:35 二の岳、12:50 三の岳と順調に通過していきます。一の岳にはベンチが置かれ、敦賀市内から日本海方面を遠望出来ますが、さっき休憩したばかりなのでサッサと通過します。
ジグザグな道が続くので、我慢できない人がショートカットの
道を作ったらしく、時々平行してもう1本道が現れますが、ここは素直に本来の登山道を上がって行きましょう。二の岳からはブナ林が広がり、もう少し経てば光り輝く黄葉が楽しめそうです。三の岳を過ぎると少し広い道になりますが、だからといって坂が緩やかになったワケではありません。最後の急登を上り切って、13:05 山頂手前の避難小屋に到着です。
避難小屋にザックを置いて、50m程先の山頂へと向かいます。山頂は360度ぐるりと展望が広がり、方位盤を見ながら周囲の山々を確認してみましょう。若狭湾沿いには何年か前の特別例会で行った常神半島があり、民宿での「イカの踊り食い」を思い出します。
南には
三国山・赤坂山の表示があり、その先にはうっすらと琵琶湖まで見晴らせます。日本海が近いのは分かりますが、琵琶湖がこんなに近く見えてビックリ。琵琶湖の北端ってずいぶんと日本海に近いんですねぇ。湖北が豪雪地帯というのも、納得です。山頂は眺めも良く広々としててイイのですが、如何せん日陰がない！避難小屋に戻ってランチにしましょう。小屋の中には野坂権現が安置され、その前でお弁当を広げるのもちょっと憚られます。地面に僅かに延びる小屋の影に何とか半身を入れて、陽射しを除ける涙ぐましい努力をしながらのランチタイムです。
14:10 予定よりちょっと遅れましたが、元来た道を辿って下山です。後はお風呂タイムが待つのみ。軽快な足取りで下り、14:40 あっという間に一の岳に到着です。せっかくのベンチ、上りで休憩しなかったのでここで一息入れましょう。
一の岳を出ると、15:10 直ぐに次の休憩ポイント、栃ノ木地蔵の水場に着いてしまいます。一口飲んで喉を潤したり、家へのお土産代わりにペットボトルに詰めたら一気に登山口へ。15:30 お風呂行きのバスが待つ駐車場に戻って来ました。今回は迷走もなく、無事に終了〜！と思ったら、ナントお風呂探しで迷走。前回タクシーに連れて行ってもらった入浴施設がトンネル温泉と思っていたのですが、本来のトンネル温泉は今はホテルが１軒しかなく、前回来たお風呂は少し離れた所にありました。やれやれ、やっと着いた。それでは、リベンジ成功を祝ってお風呂上りのビールを一杯。プハァ〜、うまい！
今日のお時間
10:40 登山口（いこいの森）−11:10 栃ノ木地蔵 −11:45 行者岩分岐（⇔行者岩） 12:05−12:10 一の岳− 12:35 二の岳− 12:50 三の岳 −13:05 野坂岳（避難小屋） 14:10 −14:40 一の岳 −15:10 栃ノ木地蔵 −15:30 登山口
今日のお風呂 敦賀きらめき温泉 「リラ・ポート」 1,000円
泉質： （高温）アルカリ性単純温泉／（中温）ナトリウム炭酸水素温泉
効能： 神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、疲労回復 etc
