
今日はお天気も良い、雪もない、しかも近い!という好条件なのに、参加者はたったの8名。ハイキングコースという謳い文句に恐れをなしたのでしょうか・・最近よくダマされるしなぁ。今日こそダマされへんで!と決意を新たにした精鋭8名が、9:30 瓢箪山駅に集合です。駅前の稲荷神社を通りぬけ、「なるかわ谷 らくらく登山コース」の標識に従って住宅街の中を行きます。
この辺りはその昔、大阪のお金持ちの方々が別荘地にしていたそうで、門構えの立派な邸宅が並んでいます。30分程坂道を歩いてかなり山の懐に入りますが、周囲には民家が続き、今はベッドタウンとしても開発されているのでしょうか。
坂道歩きで暑くなってきました。10:05 「らくらく登山コース ↑
トイレ経由 ←近道」の標識がある所で、衣服調整の休憩です。休憩中も上から下りて来られる方、登られる方が行き交いますが、どちら様もと〜っても身軽。「こんなザックなんか担いで歩くのが恥ずかしい所ちゃうか〜?」とか、「あんな荷物背負ってアホやがな思われてるかも〜」とか言いながら、先に進みます。トイレ経由とあるすぐ上の道は車道なので、近道とある方を歩きましょう。
しばらくすると「らくらく登山コース」は左に折れ、「鳴川峠」の標識に従って真っ直ぐの道を取るのですが、「なるかわ谷は落石のため通行禁止」の注意書きが下がっていますねぇ。10:30 問題のなるかわ谷と石だたみの道の分岐である、水車小屋跡に
到着。ここで一息入れましょう。
ここには「なるかわ谷通行禁止」の注意書きはなく、谷方面もちょっと見る限りでは落石の痕跡もなさそうですが、今日の所は言われた通り素直に石だたみの道を行くことにします。古道の石畳というと、熊野古道や箱根の苔むした石畳の道が思い描かれますが、この道は石の階段が延々と続き、結局神感寺跡まで、ずぅ〜っと階段。もっとも段差は低く幅も広い階段なので、上がるのもそうタイヘンではないし、まっ、いっか。
落ち葉散り敷く階段を、サクサクと音をたてながら一段一段踏んで行きますが、楽な階段の割にはけっこう息が上がります。誰かがボソっと一言、「今年初めての山歩きは、キツイな〜」 あ
ぁ、そうやったわ〜、確かに前回の犬鳴山はほとんど歩いてなかったんやわ〜。ということは、ちゃんとした山歩きは暮れの高御位山以来1ヶ月ぶりということで、身体は正直なもんです。
11:20 現在の龍王院神感寺で飼われているお犬様3匹に盛大に吠えられながら、その横にある旧神感寺跡に到着です。〈府民の森ぼくらの広場〉の標識に従って上がっていくと、暗峠や元山上口駅へと分かれる分岐に出て来ました。最終的には元山上口駅へ下りるのですが、時間もあることですし予定どおり暗峠に寄ってみましょう。
分岐から急な坂を下って10分程行くと、日本の道百選に選ばれている暗峠(くら
がりとうげ)です。この一画はほんまもんの石畳の道。昔は大和の国から難波へと至る奈良街道の峠越えの道として使われ、かの松尾芭蕉も通ったのだとか。今も峠の茶屋があるようですが、今日は人通りも少なく何やらひっそりとしています。と思ったら、次々と車が・・。狭い道をピュンピュンと通過して行きますが、せっかくの古道、ゆっくり足で歩いて往時の雰囲気を味わいたいものです。
「菊の香に くらがり通る 節句かな」
芭蕉
さっ、写真を撮ったら府民の森へ戻りましょう。えっ、またあの坂を上がるのぉ〜?! はいな、あの坂を登らんとお昼食べられへんでぇ〜!
11:50 やっとの思いで先ほどの分岐に戻って来ました。近くにある休憩小屋でお昼にしましょう。小屋といっても屋根だけの東屋ですが、風除けになるかと思って座ってしまったのが、失敗。まったくの日陰でさ〜む〜いぃぃ〜!!ほんの数メートル先にあるテーブルは、お陽様が当りポカポカととっても暖かそう。既に別のグループが、気持ち良さそうにお弁当を広げています。
12:30 何だか指先が冷たくなって強ばって来ました。歩いている方があ
ったかいかも知れません。さっさと出発しましょう。12:50 鳴川峠を通過。車道下のトンネルをくぐって元山上口駅・千光寺方面へと向います。12:55 〈左 行者みち 右 さいみち〉と書かれている古い石の道標がある所で、ちょっと休憩。せっかくなので今回は行者道を選んで行きましょう。ところで、「さいみち」の「さい」ってナニ??
鉄塔を過ぎ、またもや〈左 元山上千光寺 右 行場〉の分岐です。とーぜん、行場へGO!でもなかなか、行場らしい場所に出てきません。ガイドブックによれば、西の覗きと呼ばれる岩場があるそうですが、どこらへんなのかな〜。
しばらく行くとまたまた分岐です。今度は〈← 西ののぞき ↓つづみ岩 →奥の院〉とあります。あれっ、私たち、西ののぞき方面から来たのに、そんなもんあったっけ?でも今更戻る気もなく、そのま
ま奥の院方面へと進みます。
13:30 〈右下降行場〉の看板が倒れている分岐で、一息入れましょう。確かに真っ直ぐ行く道と谷へ下る道とに分かれていますが、この看板が折れて倒れているのがミソ。しかも下る道は倒木で塞がれています。赤テープはあるものの確認の為に先頭が偵察に下りて行きますが、それっきり帰ってきません。しばらくすると下の方から「オ〜イ、オ〜イ」と微かに声が聞こえてきました。
「どこかで宙吊りになって助けを呼んでるんちゃうか〜?」などと勝手な事を言いながら、倒木を越えて谷へと下りて行きますが、鎖場や岩場が出てきてようやく行場の雰囲気となって来ました。3ヶ所ほど鎖場を過ぎて出た所に大岩があり、その前には「かけのぼる 行場の坂や 奥の院」の札が置かれています。いやぁ、あの鎖場
を駆け登るとは、さすが行者さんです。
最後に足場が取りにくい短い岩場と木梯子を過ぎると、14:00 行方不明だった先頭が下で待ち構えている千光寺に到着です。「この道でエエんかなぁ思うて歩いとったら、下に着いてしもて。オ〜イ言うたのに、だ〜れも返事せんし・・」とは、瞬間行方不明者の弁。ともあれ、合流できて良かった良かった。
千光寺はユースホステルも併設していて、泊まることも出来るようです。ここからは車道を歩いて元山上口駅へと向います。でも、フト川向こうを見ると、車道と平行して山腹につけられた山道を歩いている登山者の姿が。「なんや〜、やっぱり地道があるんや〜」と眺めつつも、橋がなく向こうに渡れません。結局50分近く退屈な車道を歩いて、15:00 元山上口駅に到着です。
この後は、駅から10分程にあるかんぽの宿の、古代檜のお風呂で汗を流して帰りましょう。今年初の山歩きらしい山歩き、最後にちょっと鎖場はありましたが、何とかダマされずに済んだようです。まずは、めでたい!
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今日のお時間
瓢箪山駅 9:35−(休憩1回)−10:30 水車小屋跡−11:30 暗峠 11:40−11:50 府民の森 12:30
−12:50 鳴川峠−(休憩2回)−14:00 千光寺 14:10−15:00 元山上口駅
今日のお風呂 かんぽの宿「大和平群」 510円
泉質: 単純温泉 (低張性、弱アルカリ性)
効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、etc