本日はハモ鍋に続く夏恒例イベント第2弾!ソーメン祭りです。ここの所有馬の瑞宝寺公園が多かったので、今年は2018年以来6年ぶりの武庫川廃線跡で行います。正式には廃線敷と呼ぶようで、兵庫県とか宝塚市といった公共の案内では「廃線敷ハイキングコース」と表記されていますが、一般的には廃線跡の方が馴染みがあるようですね。まぁ、敷でも跡でも歩く方としてはどちらでも良いんですが・・。それでは、出発しましょう。
10:00 JR宝塚線の生瀬駅に集合します。廃線跡は生瀬駅と武田尾駅の間にありますが、本日ソーメン祭りをする予定の親水広場は武田尾側から30分ほどの所。この夏は毎日熱中症警戒アラートが出されている状況で、先日の六甲の次に実は1回例会の予定があったのですが、身の安全のために中止にしたほどです。今日は幾分気温が低いといっても、最高気温は35~6度の予報。大事をとって2名は武田尾側から歩くことになりました。
というワケで、生瀬駅からは3名が出発です。駅から廃線跡の入口までは、確か炎天下の車道歩きが15分ほどあったなぁ~と覚悟をしていたら、何やら道路工事が進み一部トンネルになっているではありませんか! 全長約300m、さすがに冷房完備ではありませんが、この間は少なくとも直射日光を避けられるので助かります。トンネル前後の車道も歩道部分との間に遮音シールドのようなものがあり、車が出す騒音、排気ガスやほこりをまともに浴びることなく歩けて、まぁ、6年も経つと変わるものです。
10:20 車道を外れ案内に従って道なりに下って行くと、車止めのある廃線跡の入口に着きました。下る途中に工事現場などでよく見る仮設トイレがありますが、日陰の全くない場所で、見るからに暑そうです。トイレは少しでも涼しい駅で済ませた方が良さそうですね。そういえば、むか~しむかし、最初にここに来た時は道を下らずそのまま住宅街の中に入り、途中細い私道のような道を下るとこの入口にショートカット出来た記憶があります。もう15年ほど昔のお話ですが、あの道はどうなってるかなぁと思ったら、車止めの先にありました。そうそう、ここやわ~と久しぶりの友達に会ったような懐かしさです。
地面に埋まった枕木が時々顔を出す道を進むと、10:40 最初のトンネル 北山第1トンネルです。ヘッドランプを取り出して歩き出しますが、まだ暗さに目が慣れてないので恐る恐る足を出すという感じです。全長319mということで、遠くに出口の明かりが小さくポツリと見えます。目が慣れてくると何となく周囲もボンヤリと見える‥気がするようなしないような・・。
トンネルを抜けると、しばらくは枕木が並ぶ線路跡を歩きます。時々足を止めて両脇に咲くユリを愛でたり、眼下の武庫川の流れを見たりしながらのんびり歩くこと約15分、次の北山第2トンネルの入口に着きました。こちらのトンネルは全長413mで、第1より100mほど長い分、まさに漆黒と言って良いほどの真っ暗闇です。どんなに目が慣れて来てもうっすらとも見えません。先を行くグループの声だけが響くトンネル内を慎重に歩きます。
第2トンネルを抜けて再び線路跡を歩きますが、何やらポツポツと顔に当ってきましたよ。一応天気予報は午前中はもちそうという事でしたが、今から降られてしまうと東屋のない親水広場ではソーメン祭りが出来ません。どうしようかなぁと思案しつつ、次の短いトンネルを抜けると、雨の中たたずむ廃線跡名物 第2武庫川橋梁 鉄橋が現れます。この頃には雨も本格的に振り出してきました。いよいよ、お昼の場所を考えないといけなくなりましたねぇ。
ただ今時刻は11:25 武田尾組と11時半に親水広場集合としていたので、とりあえず「まだ鉄橋前」の一報を入れておきます。ついでに雨をよける場所を探しておいてもらいましょう。鉄橋を渡ったら直ぐにまたトンネルです。全長306mのけっこう長めのトンネルを抜けると、あら、うれし、そこは青空。水たまりはあるのでこちらも降ってはいたのでしょうが、今は陽が射してその水たまりがキラキラ光っています。
ここからは親水広場まで近いはず・・と歩いていると、向こうで手を振る方が! 武田尾組の1人がお迎えに来てくれていました。すいませ~ん、お待たせしました。5分もしない内に武田尾駅と親水広場との分岐に着き、11:50 予定より20分遅れで親水広場に到着です。聞けば雨はパラパラ程度で、本降りという程ではなかったのだとか。武田尾組に場所を取っておいて頂いていたので、早速ソーメン祭りの準備です。
すると、1人がザックからおもむろにおろし金を取り出して、生姜をスリスリとおろし始めます。せっかくならおろしたての風味ある生姜でおソーメンを頂きたいというこだわりです。さすがです、センパイ。他にねぎやミョウガなどのお薬味、いつもの手作り海老だしのめんつゆ、それにオマケのソーセージなどを並べてソーメン祭りの始まりです。おソーメンも揖保乃糸、三輪そうめん、半田そうめん、どこのものか分からない頂きもの・・と盛りだくさん。気が付けば他のグループも三々五々集まってランチタイムですが、まぁ、ソーメン率の高いこと! 真夏の山歩きにはおソーメンが大人気です。
おソーメンを堪能した後はいつものコーヒータイムとしたいのですが、ここは火気厳禁なのでお湯が沸かせません。武田尾側入口の正面にお茶屋さんがあるので、そちらでコーヒーを頂きましょう。
後片付けをして13:00 武田尾へ向けて出発です。雨上がりのせいかまだうっすらと漂うもやの中。木々の葉を抜けて射し込む陽の光が、とても幻想的です。短いトンネルを2つ越えると武田尾側の出入り口に到着です。それでは目の前のお茶屋さんでコーヒーを・・と店先までくると、「阪神優勝の翌日はビール 50円引き!」の看板が。こう言われたら阪神優勝をお祝いするしかありまへんなぁ。
ということで、コーヒーがビールに化けて小1時間ほど反省会です。楽しく反省したら本日はここでお開きにしましょう。どちら様も暑い中、お疲れさまでした。
本日のお時間
生瀬駅 10:00 -10:20 廃線跡入口 -10:40 第一トンネル -11:40 第2武庫川橋梁 -11:50 親水広場 13:00 -13:15 廃線跡出口
本日の反省会 畑熊商店 (武田尾)