
お天気も何とか持ちこたえそうで、榛原駅は電車が着くと、しっかり雪山装備をした登山者達がドッと降りて来ます。スパッツだけでなく、既に全身を雨具に包み、これでアイゼンをしたら、改札を出て直ぐに雪道でもOKな出で立ちの人も居ます。これから登山口までは1時間ほどのバスの旅があるのに、汗をかかないのかな〜と余計なお世話ながら、ちょっと心配です。
10:20 運転手さんが道を間違え、ちょっと遅れてみつえ旅行村に到着。トイレに行き身支度を整えたら、10:30 出発です。予定のルートを変えて本日は登り尾コースを往復することにします。今来た道を戻り、川を越えて進むと「大タイ・不動滝コース」と「登り尾コース」との分岐があり、木橋を渡って登り尾コースへ。杉の植林帯の中をジグザグと登って行きます。まだアイゼンを着ける程ではありませんが、所々凍っていてツルンと滑るので気を付けましょう。
11:00 暑くなって来たので衣服調整の休憩です。杉林に遮られ風が全然ないので、ちょっと歩くと暑いのなんの。おまけに坂がキツクて更に暑いのなんの。元々は丸太階段のようですが、雪が被っているお陰で段差があまり無いのが助かります。ここから5分程歩くと、車道にぶつかり角にトイレ設備のある広い休憩小屋が建っています。小屋の中は小さな焚き火がチョロチョロと炎を揺らし、あったか〜い!冷
えた指先を温めて、ここでアイゼンを装着しましょう。金剛山に参加したメンバーは手際良く装着しますが、今日が1年ぶりというメンバーは久し振りのアイゼンに悪戦苦闘。片足に1人ずつお手伝いを侍らせて、王様の一丁出来あがり!
アイゼンを着けたら先に進みましょう。車道を横断し木の階段を登って再び杉林の中に入ります。思ったより雪がなく、地面のゴロゴロした形状がそのまま凍って足に響き、ちょっと歩きにくい道です。かといってアイゼン無しだと滑りそうだし、う〜ん、難しい・・。道脇でアイゼンを着けようかといういう人の前を通り過ぎようとした、まさにその時、「すみませ〜ん、このアイゼン、どうやって着けるんですか〜?」 話には聞いていましたが、ほんとに居るんですねぇ。4本の軽アイゼンですが締めベルトの一部分が固定され、それが前の部分か後ろの部分か悩まれていた御様子。「その輪の所につま先を入れるんやない?」「あっ、そうか、こうやね。ありがとう」の会話を残して通過します。
12:10 「あと1600m」の標識の前でちょっと休憩です。殆ど登りですが時々平坦な道になるとホッとします。
12:30 大タイコースとの合流点で、アイゼンの調子が悪いメンバー(実は今日がアイゼンデビュー!)の調整を兼ねて再び休憩。歩いている内にアイゼンがずれて来た為、靴擦れも起こしているのでその応急処置もと、リーダーは奮闘中。→
それにしてもメーカーが違えば当然ですが、同じメーカーの同じ型式でも毎年どこか変わっていて、いざ人の装着を手伝おうとしても、ありゃ、これはどうするんだ??状態。本日デビューのアイゼンも新しいタイプで、長いベルトの締め方にあ〜だこ〜だと20分程かけて、鳩首協議です。慣れればとても簡単で便利そうで、そこはさすがニューモデルだけあります。その間に靴擦
れの処置も済み、12:50 山頂に向けて最後の登りに出発です。
13:00 急な坂を上がって「あと450m」の標識がある三峰峠の分岐を過ぎると間なしに、山頂と八丁平への分かれ道に出ます。今日は先に山頂へと向いますが、この辺りから山頂まではずっと霧氷のトンネルの中をくぐって歩きます。う〜ん、イイ感じ♪
13:10 どこから来たのかと不思議なほど人の多い山頂に到着です。前回の金剛山と同じく、中学生くらいの団体がプラスチック製の袋を手に持ち、ちょっとした坂を見つけるとお尻に敷いて滑り下りて行きます。
お弁当をゆっくり広げる場所が無いので、山頂標識前で証拠写真を撮ったら八丁平へ行きましょう。10分程で見晴らしの良い八丁平です。あいにくの曇り空で周囲の景色がボンヤリと霞んでいるのがちょっと惜しいですが、広々とした風景は晴れやかな気分になりますね。
適当な場所を見つけてお昼にしましょう。歩いていると暑く感じますが、じっとしていると熱いスープもすぐ冷めてしまうほどの寒さです。カップラーメンの容器だけは、時間が経ってもほんのりと温かく、「やっぱり違うわ〜」と感心しきり。

温かい飲み物も切れてきたので、そろそろ片付けて出発しましょう。13:50 八丁平を出て10分程で、先ほどアイゼン会議をした小屋の前を通過します。雪道とは言え相変わらず下りのスピードは落ちませんねぇ。14:30 すこし開けた場所で軽く休憩。最初にアイゼンを着けた小屋ももうすぐ近くです。
午後になり、この辺まで下ってくると雪も融けて、足下はぬかるみになっています。朝はうっすらと残った雪が凍っていたので滑らない様に慎重に上った階段も、今はグズグズのぬかるみで別な意味で滑らない様に慎重に下りましょう。
10分程で小屋に到着。アイゼンを外します。さ〜て、この泥まみれのアイゼンをどうしてくれよう・・・。小屋に水はないし、吹き溜まりの雪に埋めても大して効果はないようです。仕方なく各自レジ袋に入れて旅行村で洗うことにします。
小屋からは植林帯のジグザグ道を、たまにショートカットして下り、快調に飛ばして15:15 旅行村に戻って来ました。帰りの樹氷バスは16:00発なので余裕と思っていたら、トイレやアイゼンを洗っている間に最初のバスが入って来ます。往きもでしたが、この時期「樹氷バス」はお客さんが並んでいる限り臨時便を何台も出してくれて、助かります。
いわば1号車に乗り、一路榛原駅へ。途中でトンネル工事をしているようで、工事区間は1本下の道を走ります。トンネルが出来れば時間は短縮できますが、この車窓から見る「山の雪景色」がトンネルの壁で見られなくなるのは、ちょっと惜しいかな。三峰山の霧氷のトンネルを思い浮かべながら、今の内に流れ去る田舎の雪景色を楽しみましょう。
今回は思ったほど雪がなく歩きにくい場所もありましたが、次回はあるで〜、た〜っぷりと雪あるで〜を期待して、大阪へと帰ります。

今日のお時間
みつえ青少年旅行村 10:30−(休憩1回)−11:05 アイゼン装着 −(休憩2回)−12:30 造林小屋
12:50−13:00 三峰峠 −13:10 三峰山−13:20 八丁平 13:50 −(休憩2回)−15:15 登山口
今日のお風呂 なし