連日の猛暑の中、来週に迫った谷川岳のトレーニングにと集まった精鋭8名。箕面駅では優雅にモーニングコーヒーをたしなんだり、お昼のパンを買い求めたりと余裕で過ごし、先ずは箕面公園内の一の橋まで移動します。8:45 身支度を整えたら一の橋を出発。今回は滝へは行かないので階段を上がって桜広場へ向かいます。桜広場を抜け、野口英世像方面と道標が指す方向へ進み、小さな橋の手前にある分岐から、「ささゆりコース」へ入ったのが波瀾の幕開けでありました。
植林帯の中、急な坂を上がって9:05 最初の休憩です。前回の養老山と違って風が全然通りません。まるでサウナ状態でとにかく尾根に出るまでと、朝の寝ぼけた体に鞭打って何とか上がって行きます。9:30 待望の尾根に出て来ました。今まで分岐案内といえば「ハート広場」などというほんわかムードの地名しか出てこなかったのですが、ここでようやく「落合橋」という目的地名が出てほっと一安心。尾根で少し休憩したら、落合橋へ向かいます。
ところが道は下る、下る。息も切れ切れに上がってきた分下ってしまう勢いで、「もしやして振り出しに戻るんちゃう〜?」等と冗談を言っていたら、ほんまに戻って来てしまいます。9:45 正確には龍按寺の横に出て来ました。ここは「ささゆりコース」に入らず真っ直ぐ来れば10分程で辿り着ける場所です。要は関係ない山を一山越えてきたって事で、脱力感と共になぜかこういう時人って笑ってしまうものなのねん。
10分ほど休憩したら、あらためて野口英世像を目指して仕切り直しです。ガイドブックに「野口英世像の下で舗装道路に出て・・」とあるので、とりあえず像の真下まで「スズメバチ活動中」の看板もものともせず行ってみます。が、道はココで行き止り。文章と実際の地形を見比べて、どうもこれは野口英世像「入口」下という意味と納得。確かに入口の下に渡るべき舗装道路がありました。これも「舗装道路」とあるので車道かと思いきや、単なる舗装された遊歩道、いわゆる大滝に通じる滝道の事でした。
10:10 この舗装道路脇にある落合トンネルから落合沢へと入ります。ここで来週に備え体力温存の為に下山側の温泉に先回りするメンバーと別れます。トンネルからは整備された階段を上がって、10:40 尾根広場に到着。
日陰のベンチによっこらしょと座って、ちょっと長めの休憩です。一山越えた分予定が遅れ、この辺りから鉢伏山行きに消極的な雰囲気が漂います。ただ、下山後に予定している温泉へ行くにはどうしても鉢伏山を越えないといけないので、この時点でその先の明ヶ田尾山はあっさり切り捨てられます。
尾根広場からはダラダラとしたほぼ平坦な道を歩き続けます。11:20 ようらく台園地に到着。園地と言っても特に広場がある訳でもなく、展望がよい訳でもなく、ただ広くなった道の傍にベンチがいくつか並んでいるだけの場所です。ここでもゆっくり休憩して先に進むと、昼食にはピッタリの大きなあずま屋が現れます。ちょっと早めだけどここでお昼にするか〜と、一瞬足が止まりますが、あと30分ほどでトイレのある展望台に着けるらしいので、ここはグッと我慢して先に進みます。
五月山の道標に従って行くと道はやがてドライブウェイに出ます。ここからしばらくは車道歩き。照り返しがキツイですが、木陰も多く何より風が吹いているので、思ったほど難行苦行ではありません。30分ほど歩くと左手にExpo90 記念の森の入口ゲートが見えてきます。
ふむふむ、ならば右にカーブすると展望台が見えるはず。あれれ?? 右カーブをいくつも過ぎたけど展望台なんて見えんぞ??で、駐車場手前から山道があるって? 行けども行けども駐車場はないぞ?第一、鉢伏山に上がらないといけないのに、この車道はどんどん下ってるぞ?? どないなってんねん? 道間違えてんねん!
ゲート前を通り過ぎて早20分。今更戻る気も失せ、ここで鉢伏山はあえなく断念。12:50 箕面ダム上部まで来ると、自然研究路7号の出口に大きな案内板があるので、それを見ながら今後のルートを確認します。ダムの向かいに自然研究路2号と3号があるようなので、2号を使って大滝まで戻ることにして、とりあえずここでお昼にしましょう。
車止めのクサリを越えた所で食事をしていると、道路から声がします。「猿に気ぃつけて!その辺に隠れてるから・・」 後で聞いた話によると、箕面では猿を山に帰す活動をしているとか。声の主もその関係者のようです。こんなに暑かったら猿もよう出てこんやろぉ〜と言いつつも、早めに切り上げて自然研究路2号へ向かいます。
13:30 ダムを左に見ながら研究路入口へ。えっと、何の標識もないけれどこれは2号で良いのかな?入口から道はすぐ二手に分かれますが、特に表示はありません。方角的に右の道は滝から離れるようなので、左の道を進むとすぐに駐車場とビジターセンターの標識が・・。トイレがあるのは助かりますが、ビジターセンター? さっきの案内図では研究路2号はビジターセンターには行かないはず。で、駐車場でようやくこの道の正体が判明しました。研究路3号です。ほんまにもうヤヤこしい。書くなら入口にも書いてよぉ〜。13:45 ガックリきて早くも休憩。
結局大滝まで再び車道を歩くこと約2km。14:10 大滝上部の駐車場で猿の保護観察員さんのお話を聞きながら一休みです。一度人間の食べ物の味を覚えた猿は、なかなか山へ帰ってくれないそうで、お猿さんたちが野生に戻るのには時間がかかりそうです。
ようやく携帯も通じるようになり、とりあえず下山側温泉に先回りしているメンバーに連絡です。「まだ箕面やねん・・」「ええぇぇっ〜〜!!」 そりゃビックリですわなぁ。
14:20 せっかくですから箕面大滝で記念写真です。山道と同じくらい車道を歩いて疲れきった精鋭7名。しか〜し、まだ箕面駅まで4kmほどの道のりが残っています。あともう一踏ん張り。いわゆる滝道を延々と駅まで戻ります。懐かしの?落合トンネル、野口英世像を通過し、15:00 最後に一の橋に戻って壮大なる箕面周回ツアーが終了しました。あ〜、しんど。
去年の今頃も、多田銀山跡で炎天下死の彷徨に見舞われたやまゆ会。真夏の例会はなんや呪われてるんちゃうやろか。一度お祓いをしてもらった方がいいかも〜。
今日のお時間
8:45 一の橋 −(遠回り・休憩1回)−9:45 龍按寺 −10:10 落合トンネル −10:40 尾根広場 −11:20 ようらく台園地 −(車道歩き+昼食)−13:30 箕面ダム −13:35 ビジターセンター −14:20 箕面大滝 −15:00 一の橋
今日のお風呂 伏尾温泉 「不死王閣」 1500円
泉質: 天然ラジウム泉、炭酸泉
効能: リウマチ、痛風、動脈硬化、神経痛、皮膚病 etc