主な道はほぼ全部歩いたと思っていた六甲山。まだ取りこぼしていた道がありました。それも六甲の山深くかと思いきや、意外と近場の摩耶山。登山口は三宮からバスで20分ほどという、市街にある青谷道を本日は歩きます。9:00 三ノ宮駅に集合し、2系統の青谷バス停で下り、馬頭観音の石柱がある所から山へ上がります。
住宅街の中坂道を上がって行くと妙光院があり、その右手に「摩耶山登山口」と手書きの標識がちょこんと置かれています。ただ、登山口といってもこの先には観光茶園があるので、まだまだ簡易舗装の道が続きます。だらだらと坂道を登ると、道は更に細くなりほんまにお茶園があるんかいなと思ってると、行く手に「新茶」ののぼりがハタハタとはためいているのが見えます。
9:35 思ったより可愛らしいお茶園、静香園に着きました。喫茶店も併設していて、抹茶あんみつの看板が手をこまねいて誘いますが、まだ歩き出したばかり。ここは我慢の子で先に進みます。しばらく行くと、あけぼの茶屋とそのお向かいには地元の登山会の集会所が出てきます。あけぼの茶屋はめったに開いてないそうですが、今日は登山会の方で賑わっているようです。
道を更に進み、大日大聖不動明王の看板のある行者道まで来ると、読経の声が朗々と響きます。不動明王にお参りしている方が唱えているようです。10:15 ここからようやく山道に入ります。
計画書によると、「どこから登ってもシンドイ摩耶山」とあり、特に青谷道は殆どが階段歩きと脅かされていましたが、幅が広く段差もそれほどない階段は、予想していたよりは歩きやすい。かつては旧天上寺の参道だったので、老若男女が歩ける様に作られているのでしょう。
10:55 昭和51年に放火で全焼してしまった中で唯一焼け残った、山門の下に来ました。本来ならこの門をくぐって旧天上寺跡に出るのですが、崩壊がひどく危険なためフェンスで通行止めとなっています。この山門は神戸市と天上寺とで所有権が曖昧になっていて、どちらが修理するか宙に浮いているのだとか。せっかく焼け残った江戸末期の職人技がこのまま朽ちていくのは、惜しい限りです。
迂回路を通って旧天上寺跡へ向かいます。ここからがほんとの階段歩き。コンクリートの階段は今までの昔ながらの石段に比べ、足に堪えます。一説には400段近いと言われている階段を上って、11:10 ようやく旧天上寺史跡公園に到着です。やれやれ。でも目的の摩耶山はまだ先です。
史跡公園で一休みしたらあともうちょっと。階段から解放されて山道を登ること10分。摩耶ロープウェイ山頂駅の脇に出てきました。はぁ、今度こそ摩耶山に到着です。広い菊掬台広場はお弁当を広げるグループでいっぱい。毛虫が多いので木の真下を避けたベンチでお昼にしましょう。
下山は、当初は天狗道から稲妻坂を通り市ケ原経由で新神戸駅に出る予定でしたが、さっきの階段歩きでテンションは下がり気味。気持ちは早やビールに向いているので、途中のハーブ園からロープウェイで下りること決定!そうと決まればビールに向かって一直線です。12:15 菊掬台を出発し、天狗道を通って13:15 学校林道の分岐で一休み。ここから30分ほどでハーブ園に到着です。
ハーブティーやケーキを嗜む観光客に交じり、生ビールとフライドポテトですっかりビアホールムードなやまゆ会。後はお風呂に入ってさっぱりしてもう一杯が待っています。もちろん、歩いて新神戸へ・・という気持ちなどみじんもなく、ロープウェイに乗って一気に下界へ。汗を流した後は、三ノ宮の街へと消えて行きます。お疲れ様でした。
本日のお時間
青谷BS 9:15 -9:35 観光茶園 -10:15 行者堂 -11:10 旧天上寺史跡公園 -11:30 菊掬台 12:15
- 13:15 学校林道分岐 -13:50 布引ハーブ園
本日のお風呂 神戸クアハウス (980円)
泉質: 重層泉、硼酸泉
効能: 美肌効果、冷え性、糖尿病、関節痛、筋肉痛etc